津堅信之のアニメーション研究資料図書室 このページをアンテナに追加

2016-10-05

マチ★アソビ Vol.17

| 10:01 | マチ★アソビ Vol.17を含むブックマーク

 恒例の徳島「マチ★アソビ(Vol.17)」が、今週末の10月8日から3日間、開催されます。私は今回も参加しますが、いつもは2日目で撤収するところ、最終日まで滞在します。

 

 http://www.machiasobi.com/

 

 このマチ★アソビの公式ウェブにはまだ掲載されていないようですが、最終日の午後1時から、東映アニメーション創立60周年を記念して、トークイベントを開催します。東映アニメーションのスタッフのほか、私も登壇します。

 その他、いつものように、物販用のパラソル(ブース)で、自分の著書を販売します。

 徳島へ来訪のみなさま、現地でお会いしましょう。

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2016-08-25

広島フェス 論評記事

| 16:16 | 広島フェス 論評記事を含むブックマーク

 先日終了した、第16回広島国際アニメーションフェスティバルに関して、どちらかというと論評記事になるのだが、「アニメアニメ!」にて発表した。

 

 http://animeanime.jp/article/2016/08/25/30160.html

 

 字数制限もあり、十分書ききれなかった部分もあるが、私がもっとも強調したかったのは、「上映」という手段の位置づけや役割が、ここ数十年を経てずいぶん変わったはずなのに、相変わらず上映を中心に、というか上映ばっかりをやっている点である。

 短編アニメーション作家の地位向上を図り、その手段として広島フェスを活用するのであれば、現在のやり方では実現困難だろうと思う。現状は、作家たちの交流の場にとどまっており、それはそれで良いのだが、少なくとも、バイヤーや配給業者、プロデューサーなど、買い手を引きつけ、フィルムマーケットが形成される場でありたい。

 そのための一手段として、テレビ、劇場、ウェブ、CFなど、商業アニメ界との連携を図る方法を考案するべきではないだろうか。

 それから、これも「アニメアニメ!」の論評記事には書かなかったが、晴れてコンペティションに入った日本人作家8名(7作品)のうち、3名が会場に来ていなかった。栄えあるコンペ上映に、国内開催であるにもかかわらず作者が3人も来ていないというのは、私にとってはちょっとしたショックだった。しかも欠席3人(3作品)のうち1作品は、結果的に受賞している。

 広島フェスが、肝心の国内の短編アニメーション作家にとっても、(本業など)何を置いても優先して参加すべきだと考える場になっていないのではと危惧するのだが、これは的外れ、考えすぎだろうか。

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2016-08-18

広島国際アニメーションフェスティバル開幕

| 14:39 | 広島国際アニメーションフェスティバル開幕を含むブックマーク

 きょうから5日間、広島市で恒例の広島国際アニメーションフェスティバルが開催されている。

 

 http://hiroanim.org/

 

 2年に一度、主にいわゆるアート系の短編アニメーションが集められ、新作を審査しグランプリを競うコンペティションがメインプログラムとなる。

 前回、2014年大会では、日本人作家の新作が1本もコンペに入らず、物議をかもしたのだが、今回は無事(?)7本が入った。今夜から、4日間かけてコンペが行われる。

 私も5日間、全日程参加し、取材する予定だが、コンペ以外のプログラムでは、日本のアニメーションの大規模な特集が組まれていることに注目だ。やはり主に短編アニメーションが集められているのだが、この種のフェスティバルで、過去から現在に至る日本の作品が230本以上、一挙に上映されるというのは空前のことで、また古い作品の中には、めったに見られない作品も混じっている。

 コンペティション部門のグランプリを含む受賞作は、最終日の22日夜に発表される予定。

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2016-08-13

デラシネ −わたくしの昭和史−

| 13:14 | デラシネ −わたくしの昭和史−を含むブックマーク

●「デラシネ −わたくしの昭和史−」

 著 者:栗山 富郎

 出版社:ボイジャー

 刊行年:2009年

 定 価:1,620円

 

 https://www.amazon.co.jp/dp/4862390528/

 

 先に紹介した拙著「ディズニーを目指した男 大川博」を執筆中に参照した文献の中で、感銘を受けたもののひとつ。

 著者の栗山富郎は、1951年に東映入社後、主にプロデュースの道を歩み、後に独立プロを立ち上げ、多くの作品と人物に関わる。その関わった人物として登場するのが、寺山修司大島渚内田吐夢安部公房三島由紀夫など。

 主に東映動画でのアニメ関連のエピソードもいくつか語られており、アニメーター大塚康生が入社を希望する東映動画(正確には東映動画改組前の日動映画)を訪問しようとする際に紹介状を書いたのが、この栗山である。

 文字通り、昭和の映画・アニメなどに絡む裏面史が豊富に盛り込まれた貴重な内容。書式は自由なため、内容を引用する際には裏づけが必要となることもあろうが、証言集として捉えるだけでも、その価値は減じない。

 2009年出版だが、著者の栗山は翌2010年5月10日に他界する。よく書き残してくれたと思う。

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2016-08-10

ディズニーを目指した男 大川博

| 23:54 | ディズニーを目指した男 大川博を含むブックマーク

●「ディズニーを目指した男 大川博 忘れられた創業者」

 著 者:津堅 信之

 出版社:日本評論社

 刊行年:2016年

 定 価:2,376円

 

 https://www.amazon.co.jp/dp/4535586950/

 

 自著の紹介になるが、私の最新刊は、東映動画設立者・大川博の評伝。

 しかし、大川博は倒産寸前の東映の初代社長として経営を立て直した日本映画界の功労者であり、映画界に入る前には鉄道省、そして東急電鉄の役員として鉄道業界を渡り歩き、東映社長就任後は、NET(日本教育テレビ、現・テレビ朝日)を創業・初代会長であり、東映が親会社のプロ野球球団・東映フライヤーズ(現・北海道日本ハムファイターズ)の初代オーナーという多彩な経歴の持ち主である。本書ではそのすべてに触れ、大川博の評伝としてまとめた。

 アニメ分野では、東映動画設立に大川博がどう関わったのか、そして日本初のフルカラー長編アニメ白蛇伝』成立の道筋に絞って執筆した。

 したがって、東映動画というスタジオ史としては物足りない内容と読めるかもしれないが、アニメーターとか監督とか、どうしても実制作者によって語られることが多い東映動画史の空白の一端を埋めることはできたと考えている。

 「ディズニーを目指した男」というタイトルは、単なる「釣り」ではなく、ちゃんと意味をこめており、これはぜひ本書を読んで確かめていただければと思う。

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