飽きないもの

 駅で電車を待っている時、ホームに溢れんばかりにいる人たちのほぼ全員がスマホを使って通信に接続するので回線が極度に混み合うことになり、スピードが遅くて使いものにならないことは毎日のように起こります。そうなると私はネットに接続してニュースや新聞の電子版を読むのを諦めて、スマホにダウンロードしてある電子書籍を読むようにしています。開高健の『珠玉』という随筆を毎日少しずつ読んでいます。『珠玉』は紙の本も持っていて学生時代に読了していますが、その味わい深い文章は何度読んでも飽きません。ただひとつ問題があるとすれば、『珠玉』を読んだ後に他の本を読むと、その本が深みが無くて薄っぺらでカスみたいに思えてしまうことです。

 インスタやYouTubeの動画の中で食い入るように見てしまうのが、メジャーリーグまたは日本のプロ野球のピッチャーが投げる球をキャッチャー目線で撮影したものです。大谷のスライダーも大きく曲がるけれど、ダルビッシュのスライダーのキレは凄くて、何度見ても飽きません。こりゃ打てないだろうなぁ。


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『書いてはいけない』

 森永卓郎氏の書籍は時々ベストセラーになって書店のよく見える場所に大量に平積みされていることがこれまでにも何度かありましたが、1冊も読んだことがありませんでした。しかしこの度、平積みされている森永氏の『書いてはいけない』という新刊を手に取ってみたら、関心があるテーマが取り上げられていたので購入しました。そのテーマとは、1985年に発生した日航123便の墜落事故についてでした。あの事故の表向きの公式見解としては、かつて着陸時に尻もち事故を起こした後のボーイング社による修理が不完全であったために飛行中に圧力隔壁が吹き飛んで操舵不能となって墜落した、となっています。しかし、それをそのまま鵜呑みにする人は多くはないようで、これまでに数多くの陰謀論が出回ってきておりました。そういう陰謀論にも一応目を通したことはありましたが、さすがにいくら何でもそんなことはないだろうと、思っていました。ところが、その「とんでもない陰謀論」が実はこの事故の真相であると森永氏は結論づけておりました。そして、事故そのものだけでなく、その後の日本経済の凋落ぶりを照らし合わせてみると辻褄が合うので、森永氏の見解はあながち間違ってはいないのかもしれないと思うのでした。

書いてはいけない

書いてはいけない

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Mr.&Mrs.スミス

 かつて『Mr.&Mrs.スミス』というハリウッド映画がありました。ブラッド・ピットアンジェリーナ・ジョリーが主演で、2人とも実は凄腕の殺し屋なのだけど、お互いにそれを隠して結婚生活を送っているという設定だったことは覚えているのですが、それ以外はあまり記憶に残っていない薄っぺらいアクションコメディ映画でした。そして最近になって同じタイトルのドラマがアマゾンプライムで配信が開始されました。アクション映画・ドラマが好きな私としては放っておくことができるはずもなく、まずはシーズン1の第1話を視聴。タイトルこそ映画版と同じですが、全く別のストーリーとなっていて、まだ1話しか観ていないこともあって謎が多く、早く次のエピソードを観たくなる仕立てになっており、取り敢えず第2話も観る予定です。ただひとつ不満があるのですが、それは主人公の2人のうちの女性の方がイマイチだということです。敢えてそういうタイプの女性をキャスティングすることに意味があるのかもしれませんが。ちなみに「スミス」というのは英語圏で最もありふれた苗字で、「ジョン・スミス」という名前は日本でいう「山田太郎」みたいなものです。

氷嚢

 先日のGWの最終日にアマゾンプライムで配信されたボクシングの試合を観るつもりが、リアルタイムでは観ることができませんでした。当日は何試合かあったようですが、関心があるのは井上尚弥の試合だけでしたので、後になってからその試合だけを観ました。最初のラウンドでいきなりダウンをくらってしまい、どうなるのかと思ったのですが、その後はしっかりと立て直していき、最後にはダウンを奪って勝ちました。ラウンド間の1分間のインターバルの際、コーナーに座っている井上選手の後頭部から首にかけてセコンドの人が何かを当てていました。よく見るとそれはアイシング用の氷嚢のようでした。調べてみると同じような物がアマゾンで販売されていました。そしてそれと構造がほぼ同じと思われる物が男性用の簡易トイレとして売られていました。価格は何故か簡易トイレの方が高めでした。

 

木曜雑感

 帰宅途中、マックの前を通りかかるとチキンタッタの大きな広告がありました。いつもはただその前を通り過ぎるだけで、その後に何も起こらないのですが、何故か今日はそれを見た後にチキンタッタが食べたくなりました。広告の写真が特に美味しそうに見えたというわけでもないのに、歩きながら私の頭の中でチキンタッタのイメージがどんどんと膨れ上がっていきました。岐阜へ着く頃にはチキンタッタを食べたくてしょうがなくなっていたので、私の足は自動的にマックへと向かったのでした。油淋鶏チーズのチキンタッタのセットを注文。私の妄想の中のチキンタッタはとても美味しそうだったのに、実際に食べてみるとそれほどではありませんでした。イメージの勝手な拡張を差し引いても、チキンタッタはもっと美味しかったはずなのになぁ。

 帰宅して洗濯機に衣類を入れてスイッチを押し、数十分後に終了の音が鳴ったので取り出してみると細かい紙片のようなものが衣類にたくさん付いていました。調べてみると母の服のポケットに何か入っていたようです。こういう時にはどうするのがベストなのかは分かりません。これまでですと、干す時に強くはたくと大部分は除去できたのですが、部屋干しでそれをやると床に紙片が飛び散るので、今回はもう1回洗濯機を回しました。やれやれ。