モスリン展雑感

神戸ファッション美術館
モスリンと毛斯綸(もすりん) −変貌する渡来布(とらいふ)の物語−を
見に行ってきました
http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/special.html

展示では「かって生産されていたモスリン」の他に
「現在生産されているモスリン」の生産工程が展示されていました
個人的には後者を興味深く拝見しましたので
まずは美術館へ資料提供されていた企業さんを控えます(^^)

モスリン織元】
・宝繊維工業株式会社(静岡県浜松市
モスリン染色】
・伊藤染工株式会社(京都府京都市
http://www3.ocn.ne.jp/%7ekumiai/ito/ito.html
・コマテキスタイル株式会社(京都府京都市

各社の概要は下記サイトでも紹介されています
FACTORYCLUB
http://factoryclub.co.jp/
モスリンの製造・販売
http://factoryclub.co.jp/m-seihan.html


またモスリンの活用の提案として
大学生が作成された「モスリンのシャツ(半袖)」が展示され
試着コーナーもありましたので袖を通してみました 
、、、と言っても着物を脱ぐわけにいかんので(^^;
着物の袖まくりをして文字通り「袖だけ」通して
襦袢のモスリンとシャツのモスリンの着心地の比較をしてみたわけです


ウールと言う素材のイメージと
モスリン長襦袢の着心地から
モスリンは冬向きの素材と言うイメージがありましたが  
展示されていたモスリン生地は体への接触面積が少なく
サラリとした初夏向けの生地のように感じました
半袖シャツに仕立ててある理由もうなずけます
かってセルと言う初夏向けのウール生地があったそうですが 
このような感触だったのかな?と思いをめぐらせます
やっぱり着物に仕立てて着たいですね(^^)ttanabe的には

ダッカモスリン

モスリン
もともとはモスル(イラク)の薄地木綿布で
インドのダッカ木綿で織られヨーロッパに広まったそうです #kimono


モスリン展では
再現されたダッカモスリンを触る事ができました(しなやか〜^^)
大正紡績株式会社
http://www.taishoboseki.co.jp/ #kimono


ダッカ木綿は上向きに開花し
繊維は35mmと長い品種だそうです