来週満四歳になるウチの野郎ッコなんだども。
数字がたくさん並んでいるモノが大好きで、時計やカレンダーについてはホンモノも大好きだし絵を描くのも大好き。
このところ「ちゃんとした格好の数字を書く」ことを教へ込まれてゐるせいか、時計やカレンダーで見かける装飾的な数字ば見ると意識に引っかかるらしく、「何でこの7には短い棒がついてないのか」とか「何でこの2はクルっと巻いてゐるのか」といった質問を発する。
さうした野郎ッコの質問さ、「さういふ書き方(描き方)もあるんだよ」としか答へられねぇでゐる己。
今朝は今朝で、太い明朝体で記された牛乳パックば眺めてゐて「何でここは短いの」と尋ねる野郎ッコさ、「“短い”ぢゃなくて“細い”って言ふんだよ、こっち(縦画)は“太い”で、こっち(横画)は“細い”」と教へ、再度「何でここは細いの」と質問し直す野郎ッコさ、やっぱり「さういふ書き方(描き方)もあるんだよ」としか答へられねぇでゐる己。
帰宅後に野郎ッコの落書きば眺めったっけ、野郎ッコの仕業とは思へねぇほどバランス良く描かれたスクリプト書体系の数字ば見つけてしまったので、本日は野郎ッコが書体に目覚めた記念日だ、と日記さ書いておく。
いつか野郎ッコが書体設計家になることがあったら、三歳の頃からデザイン書体を描いてゐた、と証言してもいいですカ?
