nextmaruni Chairs 12 @sake鏡花

udf2005-07-05

「le bain」のギャラリーで開催されている、「nextmaruni Chairs 12 」の展覧会(展示会?)に。参加デザイナーは、
アルベルト・メダhttp://www.albertomeda.com/「hhstyle.com」で⇒http://www.hhstyle.com/cgi-bin/omc?port=33311&req=DIR&code=de0002
※AZUMIhttp://www.azumi.co.uk/以前NHKで放送していた「ヨーロッパデザイン紀行」(ロンドンはジャスパーモリスンが案内していた)で見たことがあるような気がしないでもない?時間のある時にビデオを見直してみたい。
※植木莞爾*1ヒョンなことから知己を得た、「nextmaruni」の方からいただいたパンフレットによると、『垂直と水平の明快さ。なんでもないけれど、美しいもの。日本の意匠の特徴は、垂直と水平の明快な交わり。ただシンプルではなく、単純化してこそ豊かになるデザインは、日本人ならではの奥ゆかしい美意識があるように思われます。・・・。』このコンセプトのとおりメリハリのきいたすっきりした姿の椅子になっている。*22005.07.08追記
内田繁
黒川雅之
ジャスパー・モリソン
ショーン・ユー
妹島和世
ハッリ・コスキネン
深澤直人
ミケーレ・デ・ルッキ
八木保
と言った感じで、不勉強で名前を知らないデザイナーもいるが、特に国内のデザイナーは迫力がある。椅子のメーカーが「木製」の椅子を得意にしているようなので、基本的に「木」ベースの椅子がそろった感じになっている。
それぞれ個性が出ているのだと思うが、中では「内田繁」氏の黒い「カッチッ」とした椅子は、鋭い形が木で表現されているところと、余り「木」を前面に出していないところが、好いと思えた。
「黒川雅之」氏の成形合板を一部に使ったものも、システムとして面白いと思った。成形合板の部分が適当な弾力性があって、座り心地に良い影響を出しているのではないだろうか。脚が直角に折れ曲がる部分のdetailも、「留め」で納めると言うこだわりを見せているあたりは、さすがにプロダクツデザインの第一人者と言った趣きがあるように思う。これには座面がアクリルのバージョンもあって面白い。複雑な形ではないので金型もそれほど高そうではない。
深澤直人」氏のものも、「チョット良い」「ふつう」そのものと言った感じだろうか・・・。
明日の準備の合間のわずかな時間を使って出かけたので、余りゆっくり見ている時間がなかったこともあり、「JasperMorrison」氏や「八木保」氏のものなどをじっくり見てこられなかったが、「sake鏡花」と言う赤坂のお店で展示しているので(7月12日−23日、赤坂5-5-9)、見に行っても良いかも知れない。

*1:nextmaruniレポート(連載になっていて、プロジェクトの様子が分かりとても面白い)⇒http://www.maruni.com/next/report/report10_j.htm、IDEE⇒http://www.idee-online.com/ja/designer/index2.jsp

*2:「垂直と水平の明快な交わり」と言うのは、「日本の美」の本質の一部と言うことになるのだろうと思うのだが。一般的によく言われるように、「桂離宮」と「日光東照宮」のデザインの違いに見られるように、日本人の美意識の一方に、極めて「装飾的」な美意識があることは忘れてはならないことだと思う。「琳派」の装飾的な意匠は現在でも根強い人気がある。ただ、現代の工業化された生産スタイルには合わないため、意識的にせよ無意識にせよ、現代のデザインからは異端的に見られている気配がないでもない。このような美意識の多様性は大切にしていかなければならないと思うのだが・・・。

Acrobat7.0Elements

■le bainの帰りに渋谷で、Acrobat7.0Elementsを購入。HPにudf-school第一弾のアップ準備、と言っても実際はudfのLAN管理人がすべてやってくれるわけだが。それにしても何故か時間が全然足らない・・・。
【KJC】外出のほかは朝の7時半から、明日の準備にかかりきり。
今日はもう時間がないので、明日以降必要に応じて書き足すことにする。
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