鉄道ジャーナル

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 毎月必ず買っている雑誌のうちの一冊なのですが、毎月掲載されている列車乗車ルポ、昔はわくわくして読んだものですが、悲しいかな最近は、それぞれのルポのテーマが何処にあるかわからず、似たような切り口になる傾向があり、なんだか食傷気味かもしれません。
毎月の特集は、新幹線・ローカル線地域問題・大都市圏通勤路線・私鉄・寝台列車・・・と、毎年同じ題材を扱わざるを得ないのですが、それなりに突っ込み方を変えてきてくれるので、まだいいようです。何年か前までとはキーワードが変わってきており、ちょっと前までは「モータリゼーション」・「夜行バス」・「国鉄民営化」・「新幹線網建設」・「青函トンネル&瀬戸大橋」・「モーダルシフト」などと競争がありながらも割りと威勢の良いような感じのものでしたが、最近は「少子化による人口減少→利用客減少」・「バリアフリー」・「鉄道離れ」・「鉄道各社の経営悪化」・「在来線経営分離」などとそれまでの交通政策のツケが廻ってきたような調子のものが誌面を占めるようになった印象があります。ここらへんは趣味を前面に出した「鉄道ファン」などとは違う面だと思います。ここ何号かで「鉄道趣味」とか「乗換え」とか今までなかったものを特集にしているところを見ると、テーマとしなくてはならないもののマンネリ化をやはり編集サイドも気にしていると言うことでしょうか。
誌面の中で、レギュラーコーナー中、個人的に意外と注目しているのが、情報関係を除くと「地方鉄道レポート」と「鉄道政策ニュースを読む」・「バスコーナー」辺り。
国外の鉄道を取り上げる割合も非常に高いのですが、やはりルポもの中心になるのはやむをえないところでしょうか。(書き手によって、質のばらつきがあるかもとは思います。)