民主党と新党大地 選挙協力を正式に発表

民主党政治団体新党大地」は24日、札幌市内で記者会見し、来月の衆院選で北海道での選挙協力が合意したと発表した。北海道7区から出馬する大地の鈴木貴子前衆院議員(28)を民主党の公認候補として擁立し、比例代表北海道ブロックでも重複立候補する。
道内で一定の影響力を持つ大地と民主党が手を組み、前回衆院選で圧勝した自民党に対抗する。大地は選挙区、比例代表ともに候補者を立てず、民主党が公認する道内の全候補を推薦する。
大地の鈴木宗男代表は「今回の解散は権力の暴走。上からの押しつけ政治にノーを突きつける流れを北海道から起こしたい」と連携への思いを語った。
民主党玄葉光一郎選対副本部長は「互いに候補者を立てれば自民党を利してしまう。今は流れを変える時だ」と説明。貴子氏の比例名簿順位は「過去の国政選挙での実績を踏まえて判断したい」と述べるにとどめた。
今回の選挙協力で大地の国会議員は当面ゼロになるが、鈴木代表は「灯が消えるわけではない」と今後も政治団体として活動する意向を示した。
北海道7区からは自民党道連会長の伊東良孝衆院議員(66)、共産党の石川明美釧路市議(63)が立候補する見通し。<<