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相対性理論 presents 「立式 I」1st Stage@Billboard LIVE TOKYO


ゲストに近藤研二とItokenを迎えての相対性理論ライブ。しかもビルボード。いったいどうなるんだろう。
近藤研二。今ではすっかり栗コーダーカルテットの人として有名ですが、世代的にはやっぱりなんといってもハイポジです。名曲いっぱい。観るのすごい久しぶり。
カジュアルエリアで観る。真横で、メンバーがほとんど見えない。
のっけからゲストの2人登場してのライブ。てっきり途中で何曲か演る程度だと思っていたので、ちょっと驚く。
「シンデレラ」からスタート。3曲目で、近藤研二が編曲を担当したやくしまるえつこ名義「ヴィーナスとジーザス」を披露。この曲、聴きたかったのです。
その後も「シンクロニシティーン」の曲を中心に演奏。
アンコールで、「僕の名前は分解くん、、、」と、インテルCMの曲を歌う。あ、これ、やくしまるえつこだったんだ。知らなかった。。。
ラストは「ムーンライト銀河」。長尺のセッションだったんだけど、最後ドラムの2人が叩き終わるまで、緊張感が途切れることがなかった。
約60分ちょっとのステージ。短かったけど、よかった。

相対性理論 presents 「立式 I」2nd Stage@Billboard Live TOKYO


2nd Stageは、DXシート カウンターというところで観る。席予約料を含めたら、一番高価な席。4階正面部分に位置していて、音響はダイレクトに伝わってくる。メンバーを近くで観たければメンバーズシート、音響を楽しみたければ、こっちかなぁ。
カジュアルエリアと従業員のサービスレベルが違う。。。やっぱり格差社会だ。
MC(のようなやくしまるえつこのつぶやき)がほんの少し違う以外、演奏した曲は1st Stageと同じ(多分)。
真正面から観てふと感じたのだけど、多くの曲で、近藤研二がイニシアティブをとっているように見えた。それにつられるかのように、メンバーの演奏にも力が入っている。特に永井聖一、こんな上手かったっけ、というくらい、いいギターだった。後半の演奏で際立っていた。
前回の「解析」ライブでは、鈴木慶一がゲスト参加したというし、有能なゲストミュージシャンを迎えて、主体性を押し殺してまでパフォーマンスするメンバーのストイックさ、いいところを吸収してやろうという貪欲さは、なんだか「LIFE」期から「球体の奏でる音楽」に至る小沢健二に通じるものを少し感じた。
そしてその総てを統率、演出しているかのようなやくしまるえつこの無表情には、言いようのないくらいの戦慄を覚えました。
どんどんすごいことになっていきそうです。相対性理論。「ハイファイ新書」が、「ミュージック・マガジン」誌、ゼロ年代のベスト100の7位に選ばれていましたが、彼らこそ10年代を変えていく力を持ったバンドかもしれない。「シンクロニシティーン」で、持ち曲は消化したみたいだし、これからの方向性が楽しみ。