映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2014年のベスト映画10本

今年映画館で観た映画のベストテン

1.「6才のボクが、大人になるまで。」(リチャード・リンクレイター
2.「紙の月」(吉田大八)
3.「グランド・ブダペスト・ホテル」(ウェス・アンダーソン
4.「インターステラー」(クリストファー・ノーラン
5.「ぼくたちの家族」(石井裕也
6.「ゴーン・ガール」(デヴィッド・フィンチャー)
7.「小さいおうち」(山田洋次
8.「ジャージー・ボーイズ」(クリント・イーストウッド
9.「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(ダグ・リーマン
10.「イーダ」(パベウ・パブリコフスキ)

6才のボクが、大人になるまで。」が、ダントツのベスト1。
同じキャストで12年にわたって撮り続けた圧倒的な実在感で家族を見つめてきて、最後に胸が熱くなる。
いや〜驚きました。こんな映画は初めて。
今年のアカデミー賞は、この映画で決まりでしょう。

番外編<今年のテレビドラマ
今年は「半沢直樹」や「ドクターX」など”シリーズもの”が高視聴率だった。
そのなかで、「孤独のグルメ」が一番楽しめた。今年は既に”Season4”の長寿シリーズとなり、松重豊も板について、まるで寅さんのような安定感。毎回違う脇役たちも注目だ。

番外編<WOWOW放送
ウォン・カーウァイ監督作特集で、長くビデオ化されなかった「楽園の瑕(きず)」を再び観れたのが収穫。
また、平成中村座ニューヨーク公演の歌舞伎「怪談乳房榎」(NY版)中継録画は、NYで大絶賛の舞台だっただけに貴重かつ感動の舞台だった。眼の肥えたニューヨーカーも勘九郎の早替わり演技には驚愕したはず。

番外編<DVD・ブルーレイ鑑賞
ビリー・ワイルダー監督作を何本か楽しんだ後に、彼が師と仰ぐエルンスト・ルビッチ監督作を数本観て、改めて二人の職人芸に脱帽。ルビッチ・タッチは「街角 桃色の店」で。

なお、過去8年間(2005年〜2013年)の”ベスト映画10本”は、
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