れでぃ×ばと!

uroborosu2010-03-29


公式

Wikipedia



小学生の頃両親が亡くなって叔父の家にひきとられた日野秋晴はある日テレビで見かけた元女子校で超名門お嬢様高校・白麗陵学院へ新設された従育科コースへの編入を決意、試験に合格し入学を果たす。
しかし目つき極悪・左眉傷跡・逆立てた茶髪・とどめに耳には三連ピアス(安全ピン)という絵に描いたようなヤンキー外見で、生徒達(大半はお嬢様)を怖がらせてしまう。
そんな中、小学生の頃の同級生で数々のトラウマを作らせたトラウマメーカーの腹黒娘・彩京朋美に再会する。
またセルニア=伊織=フレイムハートからはその外見から不審者と間違えられ、追われる身になる。
それでも秋晴は少しずつ学校に慣れ、彼を取り巻く人間関係も徐々に変化していく……。

かのこん(Easyモード)みたいな感じ。

あらすじで「絵に描いたようなヤンキー外見」って書かれているけど、別に初回でそんな印象持たなかったな…。

なんというか、単純に女生徒達が全員男性恐怖症の人間なだけじゃないかと思ってた。
これならとらドラの高須の方がよっぽどヤンキーの外見。

本編

なぜかのこんに似ているかというとアニメーション制作会社が同じ(XEBEC)というのもあるのですが、基本的な趣旨やキャラデザがほとんど変わっていない。


本編を見ていない人からすれば、絵を見てかのこんの二期でも始まったんじゃないかと疑うレベル。
なんだなんだこれは。この絵柄をXEBECは定着するつもりなのか。

メインヒロインは幼馴染の彩京 朋美とツンデレのセルニア=伊織=フレイムハート。
この二人に振り回される主人公が色んなヒロインたちといちゃいちゃするお話。
それにしても後者の名前はどうかと思った。
クォーターらしいけどゴーダンナー連想したのは俺だけか。

このヒロインの髪型、アニメのお嬢様キャラにありがちな縦ロール(通称ドリル)なのですが、そのボリュームに度肝を抜かれました。

なんじゃこりゃ。
クロワッサンか。

ドリルブーストナックルか。

※本編ではもう三割程増します。

メインヒロインだけではなく、登場するヒロイン達全員に設定や容姿で突っ込みどころ満載でした。
合法ロリに無口メガネ、ドジっ娘メイドとその天然姉妹、褐色娘とその褐色侍女。
極めつけは島国の第一王女にして、ジャパニーズアニメをこよなく愛する銀髪ツインテールのオタク姫。
あぁ、まようまよう。


日常場面からいきなり場面転換した後にメイドの四季鏡早苗がコケるコケる。
普通に物運ぶときでも、普通に歩いていても本編でこんな展開が何度も繰り広げられていた。

メイド「わっ、わわわっ!」
主人公「お、おいっ、ちょ待て!」
メイド「わああああっっ!!」ガシャーン

次の瞬間に何故か主人公が押し倒している描写が映され、唐突にどこかから出てくるヒロインたち。
「破廉恥です!」とかなんとか言って強引にストーリーが進む事が何回かあったけど、あれは元を辿ればメイドさえいなければ平和なんじゃないかと。
完全に事の元凶だよね。


彩京 朋美は腹黒という設定で終始何を考えているのか分からない。
という立ち位置だったのですが、次第にセルニアが主人公に近づくようになり、朋美はセルニアをライバル視するようになり…。
みたいな流れですね簡潔に言うと。
ストーリーの運び方に新しさを求めるのならこのアニメでは多分無いんじゃないかと。
でも一話使い捨てのヒロインがどんどん出てくるので、基本的にそっち方面で飽きさせることはないでしょう。
ストーリーは投げやりな感じがしますが、かのこんのように無駄な伏線は張っていないので、脚本の潔さはコッチのほうがあるんじゃないかと。
DVD特典の方はミュージッククリップと称しておきながらR-18スレスレ(と言うか多分アウト)の限界まで挑戦してますし、アグネス上等みたいな感じのスタッフ&アニメーションなので、エロ成分は完全保証と言うことで。


まぁ最終的にたどり着いた結論は一番の死神は四季鏡早苗(メイド)ってことで。

脚光を浴びるヒロインと対照的な男ども

それにしても男キャラの扱いが適当にもほどがある。
一応四人+αとして大地薫がいるのだけれど、三家満(男)は女装ショタ属性があり、薫はショタに見せかけた男装というギャップがある。*1
この二人に関しては月と太陽のように相反するジャンル・属性として確立された男キャラだということが分かるのですが、他の男キャラが意味不明過ぎる。

  • その1 主人公

そもそも外見が凶悪で引かれたという印象や、視聴者への刷り込みが全く出来ていない。
Wikipediaに目を通す限り、設定が全くアニメ本編で描写されていない。
故に主人公視点からの感情移入が不可能。*2

  • その2 轟 慎吾

本編を見た人なら分かるのですが、あの似非関西弁のメガネ
男女比のおかしいアニメにありがちな主人公の友達像として一番に取り上げられるのが「悪友」
このキャラもスタンス自体はその「悪友」に属するようなタイプの人間なのですが、何分似非関西弁が目に付く目に付く。
関西圏の人間じゃなくても感じてしまう、尋常じゃない違和感は必要だったのかと。
アニメオリジナル設定じゃないけども、これを擁護する原作信者はいるのだろうか。

  • その3 風祭 灯一朗

マジキチ。
こいつは要所要所で顔だすだけで本当に何がしたいのか最後までわからなかった。
Wikipediaにもナルシストとしか書かれてねーじゃん!


突っ込みどころ満載だった点は面白かったけども、男どもは完全に出オチ。ヒロインも若干使い捨て。
公式見ても主人公以外男の紹介無いし。
考えれば考えるほど泥沼にはまっていくような感覚のアニメだった。


結論:かのこんと同じ要領で見てください。

補記

あれ、アイシェ=ハディムってCV花澤なのかよ。
ヘディエが鬱陶しいけどまた見てくる。

*1:その上CV釘宮だから釘宮病患者にとってもたまらない

*2:ヒロイン達はだいたい設定まで描写されている。ほとんど意味はないが