uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

小樽赤岩雪中トレッキング

要旨

冬季恒例、坂の多い町を歩いてトレーニング。

計画

小樽赤岩自然歩道を歩く。トレースついてるよね…? (←甘かった

行程

08:00 自宅発

うほっ、いい天気。
曇り予報だったが、すっきりと晴れ。ほぼ無風。氷点下を少し割る真冬日で、ここ数日まとまった雪は降ってない。つまり雪崩の心配も少ない。最高のコンディションだ。

09:41 小樽駅


2739M 苫小牧発小樽行 普通 0835札幌→小樽0929
冬季営業中のおたる水族館に入るなら、小樽周辺JRがフリー区間になっておたる水族館への往復バスと入館料が込みの「おたる水族館きっぷ」を使用する一手だが、今回は普通にKitaca(Suicaのコヒ版)で乗る。
後から考えたら、おたる水族館に寄ったほうがよかった。失敗した。計画ではオタモイに抜けるつもりだったから時間がなかったのだが、結果的には途中でエスケープしてしまい、1時間は余裕があった。

10:13 小樽水族館


中央バス 小樽駅前発高島経由おたる水族館行 0950小樽駅前→おたる水族館1009
小樽市内の中央バス路線は210円均一。お安い。均一料金なのに中乗り後払いという不思議なシステム。
冬季営業の目玉であるイルカショーやペンギンお散歩タイムまで時間があるので、水族館には人気は少ない。とりあえず記念に入口を撮影しておく。

10:18 鰊御殿


コースからちょっとはずれて、鰊御殿と日和山灯台の様子を見に行く。冬季閉鎖中で立入禁止。入り口付近が排雪の山で胸くらいの高さがあるので、強行突破断念。この時点でいやな予感がしてくるw

10:29 祝津パノラマ展望台

10:30 高島岬


自然歩道入口付近にある祝津パノラマ展望台へ。高島岬やトド岩が見渡せる。絶景である。


さて、ここから先、リゾートホテルを越えたあたりから自然歩道がはじまっているのだが、詳細を書くことは控えたい。なにせ、ほぼ立入禁止区間しか歩いてないのだw
通行止めトラロープを自己責任でくぐって、鹿の足跡しかついていない雪原をツボ足走破。途中からスノーシューのトレースをみつけ、稜線沿いに赤岩海岸入口へ。トレースが赤岩海岸へ続いているのを確認。夏道は落石危険のためバリケードで閉鎖されている道だが、冬道かつ最高のコンディション、しかもトレースがついている今日なら行ける、というか行く機会は今日しかない!と、ここで体力使い切るのを覚悟して強行。まんまと疲れ切り、赤岩からエスケープして小樽へ戻った次第。雪面クラストしているわけではないので滑落の危険はそうそうないが、落ちればたぶん死ぬ箇所などもあり、精神的にもきつい行程だった。
オタモイは早春にでも逆側からリベンジすることにしよう。

14:00 小樽駅

中央バス おたる水族館発赤岩経由小樽駅前行 1338赤岩2丁目→小樽駅前1356
2時間半の雪中行軍でかなり疲労してエスケープしたため、予定よりかなり早い帰樽である。昼食に行く店は決まっているが、この時間はちょっと微妙だなあ…飲むつもりだから、3時くらいの方がいいのだが…まあいいか。

14:09 藪半


小樽の老舗蕎麦屋。観光客なども訪れる有名店であるが、大きな特色は「飲める」ことだ。酒や酒肴を多く取り揃え、蕎麦屋酒を楽しむことができる。もちろん食事メニューも充実している。
本当はもう少し時間を遅らせたかったところだが、14時を過ぎているのでまあいいだろう、ということにしておいて入店。周囲はほぼ食べ終わりのようなので、予定どおり酒を頼む。

日本酒で行くのが粋なのだろうが、当方焼酎党なのでそば焼酎そば湯割と、つまみとして厚焼きたまご。突き出しに蕎麦味噌がつく。蕎麦湯はとろりとしたタイプ。
飲みながらメニューを読む。メニューというのはただ眺めていても楽しいものだが、ここのメニューは冊子状で、店主のうんちくや店の歴史などが掲載されていたり、東海林さだおのコラムが転載(許可はとっているとのこと)されていたりして非常に読み応えがある。そうこうしているうちに昼食客はほぼ退店して空いてきたので、2合めを飲みつつ、ゆったりした時間をたっぷり楽しんだ。蔵作りを意識したレトロな内装で、非常に落ち着く空間である。雰囲気はかなりよろしい。

いい加減まで飲んだら、締めの蕎麦。ブレンドの並粉と、北海道産100%の地物粉が選べるが、ここはやはり地物粉でせいろを。これがかなりうまい。相当うまい。蕎麦は細切りで、香りがしっかりしている。辛汁はかなり辛く、カツオの風味が強い。この蕎麦つゆが、北海道の蕎麦屋ではなかなかない。北海道の蕎麦屋は、どこへ行こうが辛汁が甘くて閉口するのだ。たまに辛い店があるかと思えば、カツオの風味が効いていなかったりする。その点、この店の味はドンピシャで好みだ。
蕎麦屋酒に力を入れたり、ガツンと辛くてカツオが効いたつゆで提供したりなど、店主は江戸蕎麦切り文化をかなり意識しているのだろう。そこが自分の嗜好にジャストマッチしている。いい店だ。ぜひまた来たい。
ただ、フロアの動きが今ひとつかな、という点はあった。店内が広いのもあるが、蕎麦を頼むのにわざわざ立ち上がって出向かないといけなかった。もう少し客席にめくばせ願いたい。いや、監視されても困るけど。

16:40 札幌着

3950M 小樽発新千歳空港快速エアポート164号 1604小樽→札幌1636
なにが原因か、JRのダイヤが乱れているらしく、小樽駅は人であふれている。こういうときは、Uシートを購入して快速エアポートで帰るに限る。ホームの混雑をよそに、ゆったり座って札幌到着。ほろ酔いだし腹もいっぱいなので、そのままマッハで帰宅。

17:00 自宅着

帰宅後まずは一眠りし、後始末などして、あらためて飲みだす。

「かまぼこにゃ」
小樽といえば、かま栄のかまぼこです。ヒット商品はかまぼこをパンで巻いて揚げたパンロールですが、つまみにするため丸揚げを購入してきました。魚焼きグリルであぶり、しょうが醤油でいただきます。揚げたてとまではいきませんが、かなりのうまさです。

「ぺろり」
あっ、撮影している隙に…!

まとめ

GPSトラック…秘密♥
沿面距離 6.398km
累積標高 567m
所要時間 03:26:30


交通費 (620+210)*2+300
食費 700
酒代 1600+310
飲物等 130+135+357


合計費用 \5,192-

反省点

・本当は自己責任といえど入っちゃいけないのだが…

感想等

・距離と標高差でコースタイム出したら2時間半のところ、3時間半かかってる。
・ツボ足2時間半はキツい。腰にくる。夏道ならたぶん1時間程度のコースだが。
スノーシュー欲しいけどなあ…必要なのは年に1、2回だしなあ…