伊藤彦造のタナトス+エロス

人の軒先

挿絵画家伊藤彦造の作品のホモセクシャルな点について、石子順造(<キッチュ俗悪の思想>)、草森紳一<イラストレーション 地球を刺青する>(1977,5,15すばる書房)等が夙に指摘していたけど、ぼくにはむしろ敵に捕らわれそうになる場面、敵に包囲される場面、そんな危機一髪の、いわば極限的状況にあえて主人公を陥れる、ロマンティシズム、性的に言えばSMっぽさを感じるんですが、如何?
 そしてマニエリスム風の執拗な筆遣い。
以下<少年倶楽部名作選>
加藤謙一
S42,7,17講談社より

 S2,3月号角兵衛獅子(大佛次郎作)

 同5月号
 多分小説ではその危機から脱し、颯爽とヒーローが活躍するんだろうが、挿絵を見ていると死をも予感させる鬼気迫るエロティシズムが漂っている。

キノコ系

先週土曜日か、古本市場(ブックオフみたいな店)に子供と一緒に行ったとき買った文庫>まー単行本まったく期待してなかったけど、実際何も惹かれる本なかった>もち、子供はマンガの立ち読み
<きのこの絵本>
* 作者: 渡辺隆次,
* メーカー/出版社: 筑摩書房
* 発売日: 1990/09
 タイトルは羊頭狗肉、期待しては駄目、でも
水彩画も載ってたんで見るために買ったもの
 ケシロハツ 毛白初 (ベニタケ科)らしい
同書より