梅雨前の爽やかな昼下がり

 月変わりの 梅雨入り間近な今日は、眩しい青空と湿度も程々の気持ち良い風に、家の周りの紫陽花も綺麗に色付き、5〜6本切花として、
仏壇の前に飾ると、部屋が一変して、彩やかな雰囲気が漂っています。
 先月からマスコミ報道されている、「加計学園」問題での前川前事務次官の証言の中に、自分の座右の銘が『面従腹背』<うわべは服従する様に見せかけて、内心では従わないこと>大きな組織内で生き残る為の思策だったでしょうが、官僚最高地位に上り詰めた人の、理詰めで冷徹な側面を感じました。育だった環境も大変裕福で東大出のエリートコースに乗った人生が、組織の中で汚名を被って、退職に追いやられた、心の内は誰にも推し量れない挫折感があったのでしょう。そんな立場の彼が、上級官僚の人事権も掌握して、自民党議員も統一した意志決定で服従した国会内、この様な一強独裁体制の今の政権に、物申す人に一変した、これからの彼の人生に拍手を送りたい気持ちです。今日の中国新聞朝刊から『政流・考』に「権力は抑制で、権威は謙虚さで永続する。権力は抑制的に使わなければいけない」。過っての自民党ご意見番的な存在であった伊吹文明衆院議長の口癖。もてはやされた「政治主導」の意味をもう一度かみしめたい。以上心に響く記事でした。