ぼっしぃ/お嬢様はHがお好き 初回限定版

絵:★★★★★、話:■■■■■、愛:♥♥♥♥♡、次回作購入意欲:♪♪♪♪♪

お嬢様はHがお好き 初回限定版 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)

お嬢様はHがお好き 初回限定版 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)

 豪華なBOX(箱の表紙と裏表紙は本の中の描き下ろしカラーイラストと同じ)に特別小冊子がついた初回限定版を買ってきました。こういう小冊子とセットでBOX入った単行本は鬼ノ箱以来かな。色遣いも大変綺麗でしたが通常版*1より300円高くなってます。それでも、ぼっしぃさんはやっぱり水着でしょう、という方には絶対限定版がお奨めなんでしょうね。小冊子は本編の作品2話分を水着化しただけの内容なんですが、本編で真っ裸のおっぱいをただ揉んでいるシーンがこちらでは水着と肌の間に手を忍ばせて揉みしだく絵に変わってます。まあ言うまでもなく後者がエロいわけです。ただ、BOXの絵は限定版のためだけに描き下ろし(といっても単行本の表紙絵の服を変えただけ)たわけではなく快楽天2月号のイラストカードにも使われてたりして、レア感やお得感は薄いかな。デジタル作画なので、構図が同じだと使い回し感が強いんですよね。実際には相当の手間がかかっているのかもしれませんけど。表紙絵はセルフパロディとして敢えてそうしたのだと思いますが、カバー折り返しの絵や目次の絵なんか見てると更にそう感じてしまいました。
 内容は前半はカバー表裏の二人のお嬢様がHしまくりの連作で、後半は読み切りという構成。前作の水着モノの後はお嬢様でしょうということで始められたそうですが、私もお嬢様モノは嫌いじゃないです(w。ただどうしてもツンデレ系になってしまいがちで、実際他の作家の作品まで含めると似た感じのものが山とあるので新鮮で魅力的な個性を出すのは難しいでしょうね。今回も読んでる最中に気になったワケじゃないですが、直に記憶から消えてしまいそうな気がしました。そういう点では、変態スパンキングオヤジに溺愛されてる、みさおさんが登場する作品「これが私の旦那さま」のほうが記憶に残りそうですね。2話あってひとつはメイドさんのオナニー漫画だったので、みさおさんの話でもうちょっと読みたかったくらいです。
 ZUKI樹さんの作品の後だったのでややエロは薄めな印象でしたが、普通なら十分すぎるレベルだと思いました。絵も話も水準以上で最近よく見かけるのも納得ですね。そういえば、ワニマガジン社から来年2月4日創刊される『最先端美少女系完全オリジナルコミック 季刊ゼラチン GELATIN』にも掲載されるようです。ただ、この本、B5サイズで192ページ中160ページがカラーのオリジナル作品ということで1500円と高いのが難点。まあこの作りなら十分リーズナブルな価格と言えなくもないんですが、他の作家*2も1/3強しか知らないので残りの作家次第ですね。

*1:1100円+税

*2:鳴子ハナハル文倉十、KEI、極楽院櫻子、SABE、John Hathway、鈴見敦、たかみち、toi8、huke、放電映像前嶋重機、モタ、森山大輔、ミギーとぼっしぃさんを入れた16名