海外での思い出

今まで、そう多くはないけど少なくもない外国を訪れてきましたが、今日はその中で思い出深い、店員さんその他の言葉を紹介していきたいと思います。

パリのレストランにて「Oui, monsieur.」
「ウィ、ムッシュウ」何のことはない、レストランでボーイさんを呼び止めたときの彼の返事。まぁ、「はい、お客さん?」ってなところだろう。ごくごく普通の台詞ではあるが、「あぁっ、おれは今フランスにおるんや」ともうれつに感動した記憶がある。
ハワイの靴屋にて「わかりました、お待ちください」
Foot Lockerという靴屋さんの店員さんの言葉。「May I help you?」と声をかけてきた彼に対し、当時中2の私は、this is a penレベルの英語力をフル回転して、壁にかかっているTシャツを買おうとしていた。That one please. Yes. White.と。その返事が日本語で返ってきたのである。喋れるんなら最初から喋ってくれ!と疲れ果てた言葉だった。
ミラノの空港にて「あけましておめでとう!」
ヨーロッパ旅行のとき、12月30日夜にミラノの空港からフランクフルトへ飛び、そこから成田→伊丹と帰ってきたのだ、そのミラノ空港での出来事。待合ロビーから搭乗口へ歩いていた我々が現地の方々とすれ違うそのとき、一人の男性がこう叫んだ。「こにちわー」程度ならよく耳にするが、このタイミングで「あけましておめでとう」である。なかなか言う機会のないこの言葉、どこで学んだのだろうか。
ヴェルサイユ宮殿にて「I'm speaking English.」
これは少し恥ずかしいエピソードであるが、披露することにする。案内図を見ながらヴェルサイユを一人散策していると、欧州人の2人組が地図を持ってたたずんでいる。見るからに困っている風情だ。そして私以外には誰もおらず、彼女たちは私に声をかけてきた。Excuse me.げっ、ちょっと待て、見るからにstrangerな私に道を聞くつもりか?っちゅうかわし英語も嫌いやけど、フランス語なんか全くわからんし。何とかして断りたい、心底そう思った。Please tell me how to get to Large Trianon、だか何だか言ってきた彼女に対し、パニクっていた私の返事がは、あろうことかI can't understand French, so please speak English.冒頭の言葉は、これに対する返事である。赤面しつつI'm sorry.…ちなみに道案内自体は地図を見ながら無事にできたので、それで勘弁して頂きたい。

いかがでしたか。好評なら次回、海外での笑えるハプニング集をお届けしようかと思います(深刻なハプニングは未経験)。

車好きとしては興味深いニュース

asahi.comにこんな記事が出ていた。実に興味深い。

日本車がトップ5独占 ドイツ顧客満足度調査

 全ドイツ自動車クラブ(ADAC)が19日発表した2006年の顧客満足度調査で、日本車がトップ5を独占した。それによると、1位がスバル、2位トヨタ、3位ホンダ、4位マツダ、5位ダイハツ。ドイツ勢はポルシェが6位、BMW8位と、2ブランドしかトップテン入りしなかった。

日本の自動車評論家は、日本のメーカーの新車を評価するときに口を揃えてこう言う。「欧州車に近づいてきた」「欧州車にはまだ及ばないが」。そして、欧州ブランドの新車には「さすが○○、という感じだ」「国産車には真似できない」「クルマ文化の歴史が違う」。私も、実家では親父のVWニュービートルを借りて乗る機会があって、母のヴィッツとは全く違うというのはよくわかる。しかし、「違い」と「優劣」は別次元の問題である。「どこがどう違うのか」と、ある人が「どこを重視するのか」を重ねた時にはじめてその人にとっての「優劣」になる。それでもエンジンの馬力などは大きいほうが優れているに決まっている、と思っても、少ない馬力をフルに使うのが好きな人にとっては、強力なエンジンは優れたものとはならないのだ(極端な話だが)。
話が逸れてしまったが、「自動車の本場、欧州で作られたクルマは素晴らしい」と言う日本のクルマ評論家たちは、その自動車の本場に住む人々自身の評価を前に、どう言い訳するのだろうか。所詮、隣の芝生は青いというだけのことなのかもしれない。