ハノイの日本人

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劇団・地点『CHITENの近未来語』観て来た。

今月はかなり忙しくなることを覚悟していたんですが、引っ越しが流れたので時間ができそうです。きょうは夕方から図書館に行き、20:00からの地点『CHITENの近未来語』を観て来ました。今回は小松左京の作品からのセリフが半分、きょうの新聞からも半分というものでした。東浩紀さんと木ノ下裕一さんがゲンロンカフェで小松左京を語られたとき、小松左京セレクションは買ってあったんだけど。まだ読めてない。読んでおけばよかったな。そういう本が山積みです。


小松左京セレクション 1---日本 (河出文庫)

小松左京セレクション 1---日本 (河出文庫)


小松左京セレクション 2---未来 (河出文庫)

小松左京セレクション 2---未来 (河出文庫)


◉2017.9.5-12『CHITENの近未来語』
http://chiten.org/next/archives/37
『使用テキスト:今日の新聞(朝日新聞日刊)、小松左京さよならジュピター』、『果しなき流れの果に』、『神への長い道』、『戦争はなかった』、『こちらニッポン...』★特別上演:2016年8月9日版:その日の新聞の内容によって、毎ステージ異なる上演となる本作。このほど、通常版に加えて「2016年8月9日版」を上演することにしました。いわゆる「お気持ち会見」があったのが2016年8月8日。その翌日、くしくも地点はこの作品の公演を行っていたのですが、新聞の紙面は会見に関する報道で埋め尽くされていました。使い捨てることを前提に、情報として流れ去っていく言葉をあえて舞台に引っ張り上げてきたこの作品で、特定の日の新聞を使って繰り返し上演をする実験です。「アクチュアリティとは演劇そのものである。演劇が現実なのである。そして演劇は本番がすべてである。だから、恐いけど再演しなければならない」。(三浦基 雑誌『舞台芸術』掲載「アクチュアリティとは何か?」より)』


前回は『桜の園』だったので、ストーリーがよくわかって楽しめたんです。でもきょうはどう受け止めていいのかわかりませんでした。役者さんたちが新聞を読まれてる感じはおもしろかったんですよ。今回は身体よりも頭に負荷がかかっているような。でも小松左京の部分がよくわからなかったんです。後で三浦基さんの説明を聞いてやっとそういうことなのかと。わかるまで何度でも観ればいいと言われました。「2016年8月9日版」でリベンジですね。通常は当日の朝刊を使われてるんですけど、9日からは昨年8月9日の朝刊を使い、昨年のを再現されるわけです。これは楽しみ。


きょうの終演後トークは家成俊勝(建築家・dot architects)さんでした。家成さんは「KYOTO ART HOSTEL kumagusuku」を設計された方だそうです。9月16日からは「パープルームの林間学校」が開催されますね。初日はイベントがあるようですが、その日は行けないな。残念です。


◉パープルームの林間学校(KYOTO ART HOSTEL kumagusuku)
https://kumagusuku.info/453
『これまで関東(および中部)地方を中心に、精力的に活動を展開してきた梅津氏とパープルーム予備校ですが、本イベント「パープルームの林間学校」は、第一に同校の、関西における「校外学習」と位置付けられます。さらに、開催地が緑深い京都のkumagusukuであることから、「林間学校」と命名いたしました。ここで、kumagusuku(クマグスク)の名前の由来についても簡単に説明しておきますと、「クマグス」と「グスク」の二語の合成で、前者は言わずもがな、明治期を代表する粘菌学者で民俗学者でもある南方熊楠より、後者は「城」ないし「建築物」を意味する沖縄の方言からとられました。「パープルームの林間学校」は、前後編の二部構成です。前編では、講師である梅津庸一氏に、パープルーム予備校の活動の詳細とその意義、さらに、ご自身の絵画論に関して存分に語っていただく予定です。続く後編では、同じく美術家でkumagusuku 代表の矢津吉隆氏にも登壇いただき、主に日本の美術をめぐる梅津氏の歴史観と言語観、それらとパープルーム予備校の理念・戦略の関係性について、もう少し広い視野から議論できればと考えています』