YouTubeにCMを!
僕のよくチェックする好きなブログで、奇しくも同じ様にYouTubeを使ってCMが紹介されていました。
My Life Between Silicon Valley and Japan スーパーボウルのCM
"スーパーボウルのCMは、枠がおそろしく高価なだけあって、各社とも本気でアイデアを競うわけだが、全体にCokeのCMがよかったなと思った。"
Life is beautiful: スーパーボウルの楽しみと言えばコマーシャル
"毎年、スーパーボウルの翌日になると話題になるのは、ゲーム中に放映されるコマーシャル。全米で約9千万人が見るスーパーボウルのコマーシャルは、30秒で$2.6million(約3億円)とも言われるが、私のように「ゲームそのものよりもコマーシャルを楽しみにスーパーボウルを見る視聴者」がたくさんいるので、費用対効果は決して悪くない。特に去年あたりから、Youtube+ブロガーというバイラル・マーケティング効果も期待できるので、スポンサーも「話題になるコマーシャル」を作るのに懸命だ。"
このブログでも何度か取り上げているのですが、CMほどネット配信に適したコンテンツはないと思います。コンテンツとして普通におもしろい。流通して困る人が誰もいない(強いていえば、他の広告媒体は、相対価値が下がるのでいやがるかもしれないですね)。
CMはショートムービーとして完成度が高い上に、トレンド情報としても役に立ちます。しかも宣伝になるので、2次利用がむしろ好ましいという特徴を持ちます。こんなにネット配信に適したコンテンツがあるでしょうか?巷ではCM飛ばしが問題になっていますが、単純におもしろいコンテンツならば、CMだろうが何だろうがユーザは喜んで見るものだと思うんです。
"そして何より、「CMは見られてなんぼ流通してなんぼ」ですから、誰も「CMを他のサイトで勝手に流すな」なんてクレームはつけないからです。当の企業がYouTubeでCMが流れても黙認しているのに(というかむしろ喜んでいるのに)、それに出演している芸能人や音楽家がクレームをつけることはできません。スポンサー企業様様ですから。代理店もTV局もできませんし、出演者への適切な配分が存在意義である著作権管理団体もできません。
例えば、おもしろいCMの例としてこんなものを見つけました。WiiとPS3の比較広告です。MacがWindowsとの比較広告を盛んに宣伝していますが、同様にそれぞれを表す人物がコミカルに特徴をアピールしています。
PS3がギーク風の女性なのに対して、Wiiはなんと金髪美人です。『All you have to do is just touch me. And you have a time of your life! (超訳:触るだけで楽しめるのよ)』という比喩が笑わせてくれます。
今YouTubeの幹部が日本に来てテレビ局と話をしていますが、是非スポンサーや広告代理店も交えてCMから配信していく案を議論してほしいものです。こんな最初の一歩はどうでしょうか。