原子力潜水艦

 環境サヨクがもっともらしく「自衛隊もCO2の削減を」などと御託を並べていたので、そうじゃないよということを昨年の8月に書いた。
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20080817
 このときに「それほど自衛隊のCO2が気になるのなら潜水艦をみんな原子力にすればいい」と提案しておいた。原子力はCO2を出さないからね。
 コラムニストの勝谷誠彦さんが、最新刊『国防論』(アスコム)の中で、やはり「原潜を建造して日本周辺に配備すること」を言っておられる。
 こちらの記事をご覧くだされ。
http://www.asahi.com/international/update/0416/TKY200904160268.html
 中国が空母の建造を始める。これは中国が外洋に侵出していく意志の顕れと見ていい。冒頭の環境サヨクもCO2削減を叫ぶなら中国にこそ言えばいいものを、必ず奴らは内向きの発言しかしない。卑怯な連中だ。
 そんなことはどうでもいい。問題は、帝国主義に陥っている独裁国から、愛すべき日本をどう守るかである。
 もちろん原子力潜水艦の配備は必須であることは言うまでもない。アメリカの原潜ロサンゼルスクラスで1600億円くらいだ。まぁ2000億円と見積もっても、あの麻生の腐れ金で10隻は配備できた勘定になる。これが実現していればどれほど日本の安全保障に寄与したことか。
 中国という巨大な国家と対抗するためには、周辺の国家が連携することが大切である。日本、韓国、台湾、フィリピン、インドネシアなどによる東アジア海洋国家連合を形作る必要があるだろう。この5カ国だけで5億近い人口を有することになるので、充分、中国に対抗するだけの力を持てるわけだ。これらの国のネットワークは当然海ということになるから、シーレーンを押さえ、併せて、大陸からの脅威を排除するため、一旦潜ったらテコでも顔を出さない神出鬼没の潜水艦が欲しいのである。
 その上で、大国インドやインドシナ諸国と手を結べば、中国まで含んで安定した大アジアを形成することができると思っている。
 大袈裟な話になってしまったので、小ネタを一つ。
 今朝の朝日新聞に「賞味期限切れ」表示して格安に販売している東京亀戸のスーパーの記事が載っていた。「賞味期限切れ」を表示しているので、保健所も文句が言えないそうだ。確かに賞味期限が1〜2日過ぎたって、別にどうということもない。それを廃棄してしまう社会システムのほうがおかしい。このスーパーの社長のような人が本当に環境を考えている人と言えるだろう。声高にCO2削減を叫ぶ環境サヨクとはモノが違う。