自前の辞書で25万項目の漢字変換をカバーするiOSエディタ「iライターズ」

ライト版が出たので、書き心地を試してみました。


iライターズLite - 快適日本語入力 1.0
分類: 仕事効率化
価格: 無料 (LIGHT,WAY.)

有料版が出たとき気にはなったけれど、iTunesCardを買い足してなくてスルーしてました。iOSの使いにくさはボキャブラリーの数ではない。そう思っているのも理由である。iOS自体、トータルな部分で日本語に馴染んでいないように感じます。でも、それは何だろう? このアプリにその答が見えそうに思いました。
http://www.jp-lightway.com/Information.html



漢字を打ち込むたびに、別の変換候補が上段に出てきます。ところが、スペースで選択できるのはiOS標準の部分だけ。しかも上段の変換も難しい言い回しが多くて、そんなに使う場面がありません。どうやら辞書自体は助けにならない印象がします。



むしろUndo/Redoボタンが付いていたり、「選択」でカーソルが使えるほうが便利に思いました。半角変換やカタカナ変換など、日本語ならではの配慮もある。



その上、平仮名で確定した部分でも後から変換可能。辞書を自前で持つ副産物ですね。結局iOSが使いにくいのは、漢字の語彙数ではなく、変換ミスをしたときの修正や文節の切り直しにあるんじゃないだろうか。ここあたり、iOS7で改善するといいけれど。


DraftPad 1.6.2
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Manabu Ueno)

iライターズのURLスキームは「iwriterslt:」。書き込みスキームは不明です。代わりにDraftPadアシストのOptionを「Copy All Text」にしておけば、新規作成時のペースト・ボタンでテキストを持ち込めます。また、iライターズで「閉じる」を押せば、クリップボードに全文がコピーされるので、他のエディタに貼り付けるのも簡単。閉じた状態で終わるのがコツですね。これを知ってるか否かで、アプリの評価が180度変わるくらい重要な点です。

iwriterslt:



iテキスト - 文章作成ツール 1.2
分類: 仕事効率化
価格: 無料 (LIGHT,WAY.)

実は同じ作者のiテキストから呼び出すことができます。文字入力を終えればiテキストにボタン一つで戻れます。隠しスキームがありますね、これは。それが分かれば、どのエディタとも連携できそう。でも、そうでなくても、iライターズとiテキストがタッグを組んだ凄さは、良い世界観を醸し出しています。セットで使ってこその執筆ツール。
  • 小説を書くためのエディタiTextPadに無料体験版が登場しました

  • 追記: 2013/09/04 08:00

    すごい! 転送用のスキームをもう見つけてられる方がいました。

    iwriterslt://?text=<@@>&src=draftpad://insert