東京都知事選、石原・現知事が即「当確」

8日投開票の統一地方選前半戦の東京都知事選は、無所属で現職の石原慎太郎氏(74)が3選を確実とした。作家でもある石原氏は参院議員、運輸相などを経て1999年、都知事に初当選。今回は自民、公明党が実質支援し、2期8年の実績や五輪招致などを訴えた。

 東京都知事選の各テレビ局の当確は早かった。出口調査の結果で明白と言うことなんだろうけど、民放などは、投票時間が終わる午後8時へ向けてカウントダウンをやって、8時と同時に「当確」を打っていた。石原知事のスキャンダルみたいな話もあって、荒れ模様でスタートした選挙戦だったけど、対立候補がなかなか決まらなかっただけのことはあって、石原知事は悠々と勝ってしまった様子。みんな、あのタイプの人が好きなんだろうか。それとも、候補者がひ弱だったのか。対立候補側も力が入っているのかどうか、微妙だったものなあ。そういうイメージができてしまったこと自体が敗北なんだろうな。

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 英国らしい映画。「フル・モンティ」とか、「ブラス」とか、サッチャー以後の英国を舞台にした映画には、この手の映画が多いなあ。映画史的に言うと、サッチャー以前、50年代の英国では、「土曜の夜と日曜の朝」とか、「長距離ランナーの孤独」とか、怒れる若者たちによるフリーシネマが一時代を創ったといわれている。「怒りを込めて振り返れ」なんていう映画もあったけど、今は「笑いを込めて振り返れ」なんだろうか。怒りの時代から、やさしさの時代になったのだろうか。