サブプライム問題の衝撃が欧州に

Stocks dropped sharply as soon as trading opened today after a French bank, BNP Paribas, suspended operations of three of its funds in the wake of turmoil in the American market for home loans and the European Central Bank injected cash into the financial system because of tightening credit markets.

 パリバもサブライム問題の打撃を受ける。株式市場は引き続きサブライム問題に揺れ続けている。信用収縮を防ぐために、欧州中央銀行も動き始めた。

佐伯一麦「石の肺ーーアスベスト禍を追う」

石の肺 アスベスト禍を追う

石の肺 アスベスト禍を追う

 自らも電気工としてアスベスト現場で肺を患った佐伯一麦アスベスト・ルポであり、半生記。アスベストの現場に、日本の二重構造(最近流行の言葉でいえば、格差の世界)が見える。

民主党は何をやりたいの?

参院第一党の民主党の攻勢は「クールビズ」にも−−。民主党西岡武夫参院議院運営委員長は9日の議運理事会で、本会議や委員会の審議中にネクタイ着用を義務づけるよう求めた。各派持ち帰って協議することになったが、西岡氏は「内閣に対する意見にもなる」として、政府が主導するクールビズの廃止論を唱えて牽制(けんせい)している。

 ここまで来ると、何が何だか分からなくなってくる。ネクタイの義務化? ネクタイ業者の意向を受けての話かと思ってしまう。何でもかんでも政府のやることにイチャモンを付けて、困らせるというのでは、昔々の日本に戻ってしまう。ノータイだろうが、着用だろうが、自由でいいんじゃないの。で、どっちかといえば、いまのクールビズのほうが意味があるんじゃないだろうか。自民党勢も、参院選をきっかけに、ばらまきに逆走を始めた気配だし、何だか変な流れになってきてしまったような気がする。安倍か、小沢か、どんどん不毛の選択になっていってしまう。小沢・民主党の戦術は、幕末の「攘夷」と同じで、無理な話を突きつけて政権を崩壊させるという古典的な手なのだろうか。でも、そこでオールド日本に戻ろうとする激流ができてしまったら、今度は流れが止められなくなってしまうのではないだろうか。何だか不安だなあ。サブプライム問題もあるし、ファンドマネジャーの人たちは、夏休みに入る前に「とりあえず、売っておこ」とか思ってしまうんだろうか。不安だなあ。