岡本敏子、山下裕二編『岡本太郎が撮った「日本」』

岡本太郎が撮った「日本」

岡本太郎が撮った「日本」

 1950〜60年代に、岡本太郎が秋田から沖縄まで日本の各地を撮った写真集。「芸術新潮」の連載企画「芸術風土記」が中心になっている。岡本太郎の目から見た日本の風景は興味深い。50年前の日本はすでに別世界という感じがする。モノクロで描き出された数々の写真には、映画やテレビでしか知らない「昔の日本」が、現実の姿となって表現されている。特に印象に残ったのは、秋田、青森、沖縄、紀州といった、いわば辺境の地。高野山で休憩をとる、お遍路さんの父子の写真は、どこか映画の「砂の器」を思わせるものがある。しかし、日本は随分、変わってしまったんだなあ。

フェデラーがウィンブルドンを制す

テニスのウィンブルドン選手権最終日は5日、当地のオールイングランド・クラブで男子シングルス決勝を行い、ロジャー・フェデラー(スイス)がフルセットの末、アンディ・ロディック(米国)を降し、2年ぶり6回目の優勝を飾った。フェデラーグランドスラム(4大大会)で通算15勝目とし、ピート・サンプラス(米国)の14勝を抜いて男子の歴代単独最多。ウィンブルドン6勝は歴代3位。

 ナダルとの戦いを見ることが出来なかったのは残念だけど、フェデラー、強し。しかし、サンプラスも強かったんだなあ。