平日の記録



ル・パティシエタカギの今年のマンゴーのケーキ「マングー」は、チョコフレークの下に酸っぱめのムース。美味しかった。
イカフェア中の大丸のヴィタメールで買ったのは、マカロン・スイカ。緑の部分は抹茶。すいかってどんなにしたって、ナマにはかなうべくもないと思うけど、見た目が可愛いから手が伸びてしまう。そういう味(笑)
プランタン銀座では、ハワイのマラサダ(揚げパン)を売ってるワゴンに初遭遇。揚げたての販売は20分待ちの行列で、時間がなかったから、地下フロアの出店で普通のとシナモンのを買った。とても食べやすかった。



週明け、前売り買ってもらって楽しみにしてた「モンスターvsエイリアン」を観る。字幕での3D上映はないようなので、仕方なく吹替え版を観賞。昨年の「センター・オブ・ジ・アース」は、ブレンダンの声聴きたさに2D版も観たけど…セス・ローゲンのボブはどんなだっただろ?
かつてジェフ・ゴールドブラムが好きだった私には、(生き物違いだけど)コックローチ博士は嬉しかった(だってエリック・ストルツじゃないし…笑)
ピカデリーのロビーにボブがいたので、写真を一枚。でも、環境美化のキャラクターでコケに覆われてるからって、ビニールシートの上扱いはないだろうと思った。


土曜から、私の実家&富士山へお出掛け。夏休みって感じだ。週末の東京では、毎年行ってる隅田川花火大会を始め、恒例の伊勢丹大沖縄展や神楽坂まつり、それからちょっと興味あるキャンピングカーショー(公式ページ)など色々あるから、ちょこっとだけ惜しい。



(追記…沖縄展には行けた。てだこ亭の海楽サンドと、ブルーシールアイスを屋上で食べた。フォカッチャに若鶏のグリルと生キャベツ、美味しかった。もっと色々買ってゆっくりしたかったな)

湖のほとりで


銀座テアトルシネマにて。平日なのに始め満席で観られず、翌日の予約をして帰った。当日もまた満席だったから、びっくりした。なんでこんなに混んでるんだろう?



北イタリアの小さな村の湖のほとりで、17歳のアンナの死体が見つかった。着任したばかりの刑事サンツィオは、捜査を進める中、村人たちの様々な事情を知ることになる。


何度か遭遇した予告編から「ツイン・ピークス」やバーナビー警部シリーズを連想してたけど、全然違ってた。つつましく、シンプル。生と死、愛情、家族。


小旅行に出掛けると、行った先の土地に人々が(当然ながら)暮らしていることが、不意に胸を打つことがある。この映画の冒頭の雰囲気に、そういう気持ちになった。
アンナの寝顔や死姿、認知症であるサンツィオの妻の様子などこざっぱりと綺麗で、決してリアルというのではない。映像も音楽も、美しく制御されている。


刑事サンツィオの登場に、先月読んだ「ミステリーの人間学」(ここに少し記録)を思い出した。いわく「探偵小説は、他人を追い詰めつつ自らは無傷であることを可能たらしめる、文学上の装置である」。しかしサンツィオも事情を抱えている。だからこの作品は、人々の隠していることを暴いたり、謎を解いたりする面白さを味わうものではない。



「姉は私とは正反対だったわ」
「では(お姉さんは)不美人だった?」


アンナの妹とサンツィオとの会話。彼のキャラクターからして、茶化したとも、妙な誉め方をしたとも思えず、何だかよく分からなかった(笑)