平日の記録



左上から時計回りに…資生堂パーラーでプリフィクスコースを食べた際のデザート。(写ってないけど)ブルーベリーの粒の下にチョコソース。
神保町での空き時間に、トロワバグでパウンドケーキセット。時期限定というママレード入りで美味。
100%chocolate cafeでは、夏季メニューのフローズンフレッシュチョコレート。バニラアイスとフランボワーズのムースの下に、エコルセを砕いたようなクッキーが敷いてある。
小田急の地下に入ったジョトォでは、日に2回販売されるシュークリームを早速購入。懐かしめの味だった。

最近のお買い物


ナイト・ワーク

ナイト・ワーク


アフロディーテ(エクスペリエンス盤)

アフロディーテ(エクスペリエンス盤)


大好きでずっと待ってたシザーシスターズの新譜。流麗にまとまってて、以前のわけのわからなさが無いのが少し寂しいけど、今はこういうとこに行きついたんだなって感じ。
それから、ちゃんと隣に並んでたカイリーの新譜。これもいい☆



来週にはキリンジの新曲が出るのが楽しみ→特設サイト。やっぱり自分にとっての特別・一番だからね☆

最近観たもの


▼ミッシング〜消された記憶〜


ミッシング~消された記憶~ [DVD]

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ジャケ写(↑無いけど…)から想像されるようなサスペンスものじゃない。主人公は銀行に勤め独り暮らしするジュリア(シガニー・ウィーバー)。街で知り合った若い女性(ケイト・ボスワース)に、16年前、公園で姿を消した娘の面影を見て、自分の家に住まわせ面倒をみる。


ケイト・ボスワースのキャラクターが、この手の話にありがちな「『奔放な魅力』で観る者を惑わす」というんじゃなく、普通の女の子なので観易い。
シガニーの方も、彼女が演じてるからといって「強い女」ではなく、ごく普通の人間。そもそも身内の失踪などといった類の大事件に見舞われたら、その後の人生はどうなるんだろう?息子の結婚パーティでの「二人(息子夫婦)の助けを借りれば、私も変わることができるかも…」というセリフが印象的。そう言ったっていいんだ。


ケイトは部屋を借りた晩から男を連れてくる。その音で目覚めたシガニー、どうするのかと思ったら、自分に気のある同僚の部屋に出向いてさっさとベッドへ、というのがいい。彼の下で思わず笑ってしまうシーンには、ちょっとオゾンの「まぼろし」を思い出した。翌朝のガールズトークも可笑しい(笑)


▼猫が変じて虎になる


先日神保町シアターを訪れた際、これも落語映画と知ったので観に行った。「らくだ」がうまく使われており、言うなれば「タイガー&ドラゴン」の一話みたい。


62年、春原政久監督作。ニコニコ生命保険の営業社員・久六(小沢昭一)が「寿市」に出張するものの、老人たちは銘酒のおかげで皆元気、保険に用はない。おまけに町のボスが依頼した殺し屋(長門裕之)と間違えられ、騒動に巻き込まれる。


冒頭に出てくる東京駅や列車の様子がまず楽しい。着いた先には「秋山渓谷」「五日市」とあるので遠出じゃないけど、当時ならちょっとした旅行だ。訪問先のおやじが畑?を観ながら酒瓶片手にドラム缶の風呂に入ってるのがいい。


村人たちが殺そうと画策するのが、迷惑者の「らくだ」(由利徹)。といっても「長屋住まい」なわけじゃないから落語のそれとは迷惑の種類も違い、他の事情もある。実は長門と「兄弟」だった彼がふぐをたいらげるシーンに、場内は抑えられない笑いの渦。小沢昭一の「猫」から「虎」への豹変ぶりも見事だった。

レポゼッション・メン


公開初日、新宿武蔵野館にて観賞。



人工臓器ビジネスが発達した近未来。高額ローンの返済が滞れば「回収人(レポ・メン)」が体を切り裂き臓器を取り上げる。レミージュード・ロウ)は腕利きのレポ・メンだったが、とある事件により人工心臓を埋め込まれ、追われる身へと転落する。


最高に面白かった!「逆予告編サギ」って感じ。
「大企業の陰謀を暴く」話かな?と思ってたら、もっと個人的なストーリー。ああいう、自分の都合だけで突っ走る主人公って大好き(笑)
予告編にある、ジュードがナイフ二丁構えての大立ち回りも、本編で観ると気持ちが乗りに乗る(このシーンに限らず、音楽も最高)。しかも、そうしたクライマックスのバカっぽいシーンの全てにつき、最後には「なるほど」と納得がいく。


前半は「マッチョな社会では、波に乗ってるうちはいいけど、落ちこぼれるとえらい目に遭う」、後半は「追うプロが追われる身になる」という話。
人工臓器を扱うユニオン社いわく「我が社の人工臓器を移植すれば、これまでのように人が死ぬのを待つ必要はありません」。ポリティカル・コレクトネスを重視する上司。dirty workに携わるレポ・メンは客の前に姿を見せず、高給取りながら倉庫のような控え室から出勤する。ジュード演じるレミーは「仕事は仕事」を信条としていたが、とある事情を経て変わってしまう。しかし周囲は「変化」を許さず、孤立を余儀なくされる。
後半はそんな彼の逃亡&大逆転劇。ちょっとした彩りだったユーモアセンスも影を潜める。潜水艦映画好きとしては、ソナー音を思い出してちょこっとわくわくする場面あり。
同じ「追われる身」だから心が通い合う…というのも単純な話だけど、作中では、人工臓器を持つ者のほうが「人間的」に描かれている。それを持たないレミーの妻が、「サロゲート」(感想)のロザムンド・パイクを思わせるつるつる顔なのに対し、人工臓器を10個持つベス(アリシー・ブラガ)は熱と汗を感じさせる容貌。鼻の穴ふくらませて頑張る姿が頼もしい。また、着のみ着のままで逃げてるんだから当然だけど、後半のジュードは、一瞬ジャン・レノにも見えた(笑)


ジュードの「相棒」フォレスト・ウィテカーの左右大きさの違う目に、不吉な予感を抱きつつ、バディものなのか?そうじゃないのか?やっぱりそうなのか?と心乱される。
ラストは「映像の乱れ」くらいに止めておいたほうがスマートだよなあと思うけど…あれはあれで面白いかな?