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馬上行動 山田冬樹の部屋

2009-08-20

プライメックスキャピタル 旧キャスコ

16:39

キャスコという会社

 株式会社キャスコは、09年2月1日に、株式会社プライメックスキャピタルに社名を変更している。過払金を請求しても、2割に減額するよう言ってくるし、判決をとられても支払をしようとしない。

裁判所で70万円支払う内容で和解したのに、支払期日になると21万円にまけてくれ、と平気で言ってくる。そんな会社だ。

キャスコの親会社は転々

 キャスコの現在の親会社はオックスホールディングだが、親会社は転々としている。05年、当時大株主であったオリックスがその保有する旧キャスコの株式全て(全体の74%相当)を、ジャスダック上場企業フォーサイトに111億円で売却した。しかし、キャスコは過払請求の激化、貸倒の増加もあって、業績は悪化。フォーサイトは06年12月、ヘッジファンドのGRG社に自分が有するキャスコ株式の大部分(全体の49.58%)をたった1億円で売却した。キャスコの株の価値はわずか1年で100分の1近くに下落してしまったことになる。

 その後キャスコに救いの手を差し伸べたのがヘラクレス(大証)上場のオックスホールディングスだった。オックス社は、07年2月、当時20億円近い累積損失を抱えていたが、GRG社に10億円を出資し、キャスコに役員3人を送り込み、再建を図った。しかし結果は大失敗に終わる。GRGは08年9月にキャスコ株を5億4500万円で他に売却(売却先はWellsprings Investments Cooperattieved UA本社はオランダアムステルダム)。GRGはキャスコの株以外に資産のない会社のため、10億円を資金援助していたオックスは4億3200万円の特損を計上したという。

 GRGは、キャスコ株を、06年12月に1億円で購入、08年9月に5.45億円で売却しており、一見4.45億円の利益が出たようにみえるが、オックス社から10億円出資してもらって、それを全部キャスコに注ぎ込んで、この結果だから、2年間で、1億円+10億円−5.45億円=5.55億円の企業価値が減損したことになる。

ちなみにオックスホールディングス社は

 ちなみに、オックス社株は平成04年には25万円という高値をつけていたが、株価は下落を続けた。決算も出せない状態になり、今年の3月6日に、大阪証券取引所の決定で上場廃止となり、本社も新橋の山田屋といううどん屋のビルの4階に移った。キャスコが原因で社運を傾けてしまったことになる。

追記:プライメックスの東京支社に行ってみた

 プライメックスの東京支社が新橋にある。場所は日比谷通り烏森通りの交差点に面したところで、新橋周辺では一等地だ。ビルも雑居ビルではなく、ワンフロア100坪ほどの立派なビルだ。そのワンフロアを借りている。エレベーターを降りると、目の前にキャスコの店舗。懐かしい「キャスコ」の文字が自動ドア上に大きくプリントしてある。自動ドア上にタッチ式の「開ける」のパネルがあるので、押して見たが、開かない。中をのぞいてみるが人はおらず、貸出はしていない。ガラス式の自動ドアの横に、普通のオフィスの入り口があり、そこにプライメックスキャピタルのカンバンがあった。そこに入り、担当者を呼び出すと、事務員が出てきて、応接室に通される。人の声はせず、実際中で勤めている人数は少ないようだ。しかしそれだったら何でこのだだっ広くワンフロアも借りているのだろう。不思議でならない。

 担当者が出てくる。例によっては、うちはリストラをしてと泣き落としにかかってくる。おいおいちょっと待てよ。こんな立派なビルに入居していてその言葉を信じろという方が無理だろう。負けてください、というが、具体的にいくらにまけろとは言わない。「会社がつぶれそうだというから、どんなボロいビルに入っているかと思ったら、随分立派なビルに入ってるじゃない。」「こんなところの家賃払うくらいなら、もっと小さな雑居ビルに移って、浮いた家賃でこっちの過払金払ってくれ」「お宅に出資した10億円援助したオックスホールディングは今どうなっていると思います。今新橋うどん屋のビルの4階に住んでいるんですよ。逆じゃないですか」と、まぁまぁ四方山話をして帰った。訴訟してもとれないという話も聞くが、やっぱり、ここは訴訟かな。(09/29/17)

現在の減額

 今ここは1割です。(10/4/5)

深沢勉深沢勉 2009/11/17 14:42 山田弁護士へ!ぜひキャスコの裁判をしてください。私は個人裁判してで東京簡易裁判所で160万円の過払い請求を認めてもらいましたが、キャスコは2割から3割しか払えないという態度です。不服なら差し押さえなどお好きにという態度です。被害者は団結してこのキャスコの破産申し立てをすべきだと思います。山田先生がこの裁判の弁護士を引き受けてください。

yamada-homeyamada-home 2009/11/20 11:56 以前勤務していた債務系の事務所で、三和ファインアンスの破産申立を検討したことがありましたが、結局断念しました。それは利益相反の問題があるからです。「どうせ払わないんだから破産申し立てしてくれ」と言う依頼者Aがいても、「少しでも払ってもらった方がいいから破産しては困る」という依頼者Bがいれば、弁護士として破産申立できないのではないかという懸念があります。大型の事務所になると、同じ会社に対して多数の顧客が過払金債権を持っているため、その調整ができないのです。その後、被害者弁護団が申立しましたが、彼らの場合そういった調整が容易なのでできる話だと思います。
また債権者が破産を申し立てる場合、数百万円の予納金を裁判所に納める必要があります。また、よほどの証拠がないと破産は認められません。三和ファインナンス(SFコーポレーション)対策弁護団の起こした破産申立も地裁では棄却され、現在高裁で争っているところです。

散歩の人散歩の人 2011/08/28 09:18 サラ金で借りていたお金の無い人は1割でも返ってくればいいんじゃーないの?
過払いビジネスも終焉が近づいているように感じますが・・・

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