日銀審査委員 銀行枠石田さんの次は政井貴子さん

白井さゆりさんが日銀審議委員を退任され,櫻井眞さんが新たな審議委員に選任されました。予想にも上らなかったダークホースで,名前が出たとき「櫻井 WHO?」だったと言い,官邸のサプライズ人事でした。学者枠の中ではなく,外から人を持ってきた点で,思い切った人事と言えるでしょう。櫻井眞さんは,浜田宏一さんとも親しく,マイナス金利推進派とみられています。さらに銀行出身の石田浩二さんも6月末で退任になります。同じ銀行枠で,後任で入るだろうと言われているのが新生銀行執行役員の政井貴子さん。ロイターの去年の彼女のインタビュー記事は,最後次の言葉で締めくくられています。どうやらバリバリのリフレ派のようです(まだこの頃はマイナス金利政策はとられていませんが)。
アベノミクスの出発点が「金融緩和と円高是正」にあったことを考えれば、デフレ型からインフレ型経済思考へと完全脱皮できていない道半ばの段階で緩和姿勢の縮小スタンスを明示することは得策とは思えない。実験的な政策だけにいろいろな副作用の議論があるのは理解できるが、我々がもう少し経済成長に対して貪欲になるのであれば、ここは我慢のしどころではないか。
http://jp.reuters.com/article/kbn0ne01k-forexforum-takakomasai-idJPKBN0NE01W20150423?pageNumber=4
これだけ,同じ色の人だけを集めておいて,多数決をする意味があるのでしょうかね。