空から一口を見てみよう。

(このエントリにくもじいは入っておりません)

 50勝を記念して、というかこれを機に今後の一口を考えるべく、ここまでの成績を細かく見てみました。

 以下、再ファンドに応じなかったインディゴライトの復帰後成績、退会後のサウス馬成績は含まれておりません。また、全額返還となったレッドティアラは除外しています。回収率には死亡保険、未出走/未勝利補償などの金額は含まれておりません。

 まずはクラブ別の勝利数と勝率。

クラブ名 出資頭数 戦績 勝率 勝ち馬率
ウインRC 5頭 57戦6勝 10.5% 60%
キャロット 11頭 100戦16勝 16.0% 54.5%
サウスニア 9頭 92戦16勝 17.4% 66.7%
東京サラブ 12頭 96戦12勝 14.0% 50%

 ウインを除くとそんなに差は無し。サウスニアの成績がよく見えますが、これはあくまで競馬成績だけなので、一口で一番肝心なコストパフォーマンスとは関係なし。ではその回収率。

クラブ名 出資頭数 総出資額 回収額 回収率
ウインRC 5頭 32万 18万 55.8%
キャロット 11頭 56万 51万 91.7%
サウスニア 9頭 83万 40万 48.2%
東京サラブ 12頭 66万 40万 61.6%

 はい、サウスの正体判明w やっぱりキャロのコストパフォーマンスが目立ちますね〜。まあ、そういった価格帯を狙っていることもありますが。他のクラブではこの価格帯に魅力的な馬がいない/結果が出ていないのも事実。

 実際の所、回収率ベースでは150〜200%まで行かないと「一口で儲けた」とは言えないでしょう。それでも感覚的には75%を超えれば楽しめているなあと感じるレベルだと思ってますので、キャロは合格点って所ですね。

 東サラは正直、フレンチがいた間は諸々精神安定剤になってたのですが、引退してみると期待より機能してない馬が多く…加えてディアーナがあんなことになってしまい、今は私の中では完全に下降線です。数字が低いのは3歳馬が多いこともあるのですが、ウイン同様、当たりもいるクラブなわけで、私の好みと噛み合ってないところもあるんでしょうかね。悩…。

 ではクラブを離れて、出資馬の中身を見てみます。まずは牡・セン馬/牝馬の比較。

性別 出資頭数 戦績 勝率 回収率
牡・セン 23頭 201戦35勝 17.4% 58.6%
14頭 134戦15勝 11.2% 75%

 牝馬の方が安いので、勝率と回収率が逆転するのは納得ですね。この中にはサウス・ウインの高額牝馬も含まれているので、キャロ・東サラに限定すればよりこの数字は顕著になります。そんなクラブ別データ。まずは牡馬・セン馬。

クラブ 出資頭数 戦績 勝率 回収率
ウインRC 2頭 21戦2勝 9.5% 43.3%
キャロット 7頭 67戦12勝 17.9% 87.7%
サウスニア 7頭 69戦15勝 21.7% 56.2%
東京サラブ 7頭 44戦6勝 13.6% 40.3%

 サウス時代は牡馬優勢だったのですが、以降若干地盤沈下という感じです。次は牝馬

クラブ 出資頭数 戦績 勝率 回収率
ウインRC 3頭 36戦4勝 11.1% 62.5%
キャロット 4頭 33戦4勝 12.1% 103.7%
サウスニア 2頭 23戦1勝 4.3% 11.3%
東京サラブ 5頭 42戦6勝 14.3% 120.1%

 牝馬の回収率はキャロ・東サラが100%を超えてきました。まあ、それぞれピースエンブレム・フレンチノワールに引っ張られた数字なんですけど(キャロの4勝なんてピースだけですからね)。ウイン・サウス時代で及第点以上の牝馬はウインアンジェラス1頭だったことを考えると、大分向上してます。

 次は関東・関西。

東西 出資頭数 戦績 勝率 回収率
関東馬 16頭 154戦28勝 18.2% 93.2%
関西馬 21頭 181戦22勝 12.2% 41.9%

 やっぱりここが私の一口成績が一口界全体とずれている最たるポイントでしょうね。完全なる東高西低。出資頭数は関西馬の方が多いから、もうこれは関西馬のセンスがないって言って良いでしょうね…orz 関東馬の方が大当たりを引くのは難しいけど、外れを引かない確率は高いように思いますし、その辺が多分、一口スタンスに合ってるんでしょうね。関西で当たり一頭引いたら、ウェイトを完全に関東に移すかな…。クラブ別も。関東馬

クラブ 出資頭数 戦績 勝率 回収率
ウインRC 2頭 27戦3勝 11.1% 125%
キャロット 5頭 39戦8勝 20.5% 122.1%
サウスニア 2頭 34戦10勝 29.4% 68.2%
東京サラブ 5頭 54戦7勝 13.0% 94.8%

 サウス以外は全部合格点圏内。そのサウスでも10勝してますから、十分楽しめました。関西馬

クラブ 出資頭数 戦績 勝率 回収率
ウインRC 3頭 30戦3勝 10.0% 30.2%
キャロット 6頭 61戦8勝 13.1% 71.1%
サウスニア 5頭 58戦6勝 10.3% 30.6%
東京サラブ 7頭 32戦5勝 15.6% 36.4%

 キャロはここでも悪くないですけど、他の3クラブは結構壊滅的ですね…今年の2歳、3頭とも関西馬なんだよな〜。キャロ、かつ牝馬ワンサイドゲーム頑張れ。続いて東西の性別統計。まず関東。

性別 出資頭数 戦績 勝率 回収率
牡・セン 10頭 79戦17勝 21.5% 62.0%
6頭 75戦11勝 14.7% 212.7%

 関西。

性別 出資頭数 戦績 勝率 回収率
牡・セン 13頭 122戦18勝 14.8% 55.7%
8頭 59戦4勝 6.8% 14.9%

 関西牝馬の成績が悪い、ってのはキャロに軸足を移す上で致命的な弱点ですよね…。これもディアーナが痛かった。ワンサイドゲームとレッドスピリッツで挽回できるかなー。関東牝馬の回収率212%は我ながら立派。スクエアナンバーも頑張れ。

 最後に世代別の統計。

世代 出資頭数 戦績 勝率 回収率 世代代表馬
2002 4頭 37戦7勝 18.9% 35.2% メテオグローリー
2003 4頭 33戦3勝 9.1% 14.9% フォルタレーザ
2004 7頭 83戦12勝 14.5% 81.3% ファストロック
2005 6頭 60戦8勝 13.3% 107.9% フレンチノワール
2006 4頭 54戦13勝 24.1% 158.8% ピースエンブレム
2007 5頭 39戦5勝 12.8% 53.1% アンヴァルト
2008 7頭 29戦2勝 6.9% 14.0% レッドジョーカー

 現5・6(2005・06)歳世代が頑張ってますね〜。4歳世代はここからまだ巻き返す余地はあります。3歳……本当に頑張って。

 まあ、最初の2年を「勉強」と考えれば、それ以降は及第点以上の成績は残せています。現2歳は5歳(2006)世代に近い選び方になってる気がしますので、期待したいですね〜。

 これを踏まえて、今年は関東馬を真剣に選定したいと思います。今年の2歳も関東馬入れておくんだったな…一番気になったのはキャロの母クルナコーヴァ(ブルーナボーニャ)。最近評判急上昇ですけど、募集段階からダイワメジャーでは(東サラも含め)これが一番欲しいかなと言っていた馬なんです。あとは値段で断念した母ソニックグルーヴ(ルミナスグルーヴ)。この2頭には個人的「当たり判定」をしつつ、注目して参ります。

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