「イノベーションのジレンマ」で名高い著者によるハーバードビジネススクールでの卒業生に対する最終講義。経営理論を個人の人生に適用する。キャリアパス、家族、コンプライアンスの3章からなる。面白かったのは第一章。後半は宗教的な価値観が表に出て、やや共鳴しがたい。高い理想を人生の目的にすえ、それを目指すために経営資源を投入する。このあたりは会社経営と同じ。若手編集者との共著。
- 持ち場-ションは衛生要因と動機付け要因。後者が重要
「仕事に不満」の反対語は「仕事に満足」ではなく、「仕事に不満がない」(衛生要因)
- 意図的戦略と創発的戦略。重要なのは後者。
- 日陰が必要になると思った時に苗木を植える。(子育ては長期間要する。人生には先行投資が必要)
イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ
- 作者: クレイトン・M・クリステンセン,ジェームズ・アルワース,カレン・ディロン,櫻井祐子
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2012/12/07
- メディア: 単行本
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