賢治ガーデンの「竜峡小梅」も開花して。

手作りの、かき餅

冬型気圧配置で、北西の風が吹いています。
アメダス、最低気温は氷点下1.5度(6:10)、冷え込みは厳しくないですが、寒さが身にしみます。
孫娘の友だちがかかったとか…、このような天気には、「インフルエンザ」に要注意です。
『園芸家の十二ヶ月』に、カレル・チャペックが書いています。
〜二月は用心が肝要です。
昼間は木々に甘い言葉で芽をふくように誘いかけ、夜には霜で芽を枯らしてしまうのです。
片方の手で頭をなでながら、もう一方の手では鼻をピシャリとたたくやり方です。〜
洋の東西、古今を問わず、春先の自然の気まぐれには気を付けなければなりません。
それでも、各地から梅の便りが聞かれます。
今日の信毎夕刊に、「寒空 耐えて梅咲く」長野 の見出しが…。
ひろば・賢治ガーデンのリュウキョウコウメ(竜峡小梅)」の花も、しばらく前から咲いています。

この梅は、一昨年にJRから寄贈いただいて、植栽したものです。
ルーツは、大正時代に松川村(現下伊那郡松川町)で栽培されていた小梅の中から発見された品種で、自生種の中から選抜された優良品種です。
「竜峡」の名は、天竜川の谷あいを指す言葉で、主に生産される下伊那地方の地形に由来します。
この夏には、実が採れることを願っています。
読売新聞コラム・四季(長谷川櫂)から引用します。
ももしきの大宮人は暇(いとま)あれや梅をかざしてここに集へる(作者不詳)
 きょうの宴に集う宮中の人々はみな髪に梅の花を挿している。
 のどかなものだなあ。
 万葉時代の日本は圧倒的な唐の文化圏内にあった。
 朝廷は何事においても唐の流儀をまねしようとした。
 中国伝来の梅はその象徴だった。『万葉集』から。
庭先の「マンサク(万・満作)」が、特徴のある花を開きました。

「金褸梅」の名もあります。
漢字の「褸」は、「ろう」とか「る」と読みます。
意味は、「つづれ」とか「ぼろ」で、縮んだ線状花びらを表します。
4枚花びらの花、2個の花が背中合わせにくっついている…。
この花は、何とも不思議な自然の造形ですね。
「ひろば」に植栽されている「マンサク」は、ややタイプが異なり、花びらが細く縮れがありません。
明日には出かけて、咲いているかどうか観察してみます。
午後、裏から小学生の声が聞こえました。
爆破予告メールのために、午後は休校、集団下校なのです。
夕方に、「何もなかった」ことが、放送されました。
大迷惑の許しがたい行為には、厳重に罰してほしいです。
予報通り、日中は気温は上がらず、おまけに冷たい風が吹いて寒い一日でした。
西空には暗雲が広がり、微かに太陽が見えます。

アメダス、最高気温は4.3度(14:40)。
明日の朝は、氷点下二桁に冷え込むかも知れません。