「大和」模型に熱い視線 沈没から60年、呉に展示館

http://www.sankei.co.jp/news/050319/sha054.htm

旧日本海軍戦艦大和が乗組員約3000人とともに東シナ海に沈んでから60年。大和の10分の1模型展示を目玉とする呉市海事歴史科学館大和ミュージアム)が4月23日、広島県呉市に開館する。

実物の10分の1の戦艦大和となると、かなりの迫力でしょう。
単に往事を懐かしむだけでなく、戦艦大和を生んだ時代背景や期待通りの活躍ができなかった経緯、悲劇の沖縄特攻に出撃せざるを得なかった事情などをきちんと紹介して、「学べる」展示にしてほしいものです。

堀江氏「来襲」の波紋 テレビ界への挑戦状

http://www.asahi.com/business/update/0321/013.html

朝日新聞としては、NHKに対するように感情が先立たず、かつ、「対岸の火事」と見ているせいか、それなりに客観的な分析になっています。

ただ、巨額の費用を投下して制作した、キラーコンテンツと呼べる番組のネット配信事業は本格化していない。

 試みの一つとして、TBS、フジテレビ、テレビ朝日の3社は、02年に企画会社「トレソーラ」を設立。過去2回、期間限定の有料配信実験をした。同社の福田泉事業企画室長は「現段階で、収益事業としては時期尚早と判断している」。

 大きな理由の一つとして挙げるのが、著作権などの権利処理が煩雑なことだ。番組を放送以外で2次利用する場合、出演者や使われる音楽の著作者、実演者などと新たに契約を交わし直さねばならない。だが、そのルールがまだ未整備だ。

 このほかにも、著作権者が敏感なコピー防止技術や画像処理技術などへの開発コストなどが収益を悪化させる原因という。福田室長は「技術は日進月歩、ルールも次第に整う。その時点で一気に事業化できるよう、準備している」と話す。

ここで指摘されているような事情は、以前から指摘されてきたことですが、テレビ局側の腰があまりにも重かったということは指摘できるでしょう。寡占状態の中で、現状を大きく変えなくても、スポンサーーはつき利益は出せて社員も高給で潤う、という構造の中に安住していた、という批判は十分可能だと思います。そういった構造が、ここまでインターネットが発達してくると、一種の「砂上の楼閣」だった、ということを、今回のライブドアニッポン放送問題は露呈させたとも言えるでしょう。

夕食はご飯、芋と魚1切れ 農水省が輸入停止時の献立

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050321-00000059-kyodo-soci

農水省が新農政の基本計画で盛り込んだ食料自給率の目標45%(カロリーベース、現行40%)を達成しても、今の食生活のレベルを大幅に落とさざるを得ないとしている。輸入が完全に途絶えるという極端なケースを想定、食料自給率の向上の必要性を訴えた格好だ。

自給自足はどう考えても無理ですから、輸入がきちんと確保できるように、諸外国との友好関係維持等を考えたほうが現実的です。
「輸入が完全に途絶えるという極端なケース」を想定して公表することに、どれだけ意味があるのか疑問です。食料自給率が多少上がっても、輸入が途絶えたら我々は干上がってしまうということを再確認できるということでしかないでしょう。

開かずの踏切で重圧感=保安係、利用者から怒声も−東武線踏切事故から1週間

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050321-00000227-jij-soci

 遮断機を操作する詰め所は踏切のすぐそば。中にいる係員に向かって、電車の通過を待つ人が「いつ開くんだ」「早く開けろ」と怒鳴り声を浴びせることもあるという。
 「救急車が待っている時などはすぐにでも開けたくなる」。別の手動式踏切で働く男性駅員は、渋滞時などに強いプレッシャーを感じると打ち明ける。小松容疑者の行為について「やってはいけない」としながらも、「善かれと思ってしたことだと思う」と同情も寄せる。

重大な結果が発生しており、過失責任は厳しく問われる必要がありますが、この記事を見ていると、係員へのプレッシャーには相当なものがあったようで、同情を禁じ得ません。