裁判官ツイートに抗議=女子高生殺害の遺族

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171226-00000133-jij-soci

裁判官は15日、自身のツイッターで「首を絞められて苦しむ女性の姿に性的興奮を覚える性癖を持った男 そんな男に無惨にも殺されてしまった17歳の女性」などと投稿。判決文のリンクも書き込んだ。

裕見子さんは取材に対し、「ちゃかされているようで非常に不愉快に感じた」と話した。

このツイートは、方々で報じられていましたので私も見ましたが、客観的に「ちゃかす」という意図は読み取れませんでしたし、おそらく、書いた本人にもちゃかす意図はなかったでしょう。また、リンクしたのは公開されている裁判所のページであり、そういう情報を公開すべきでないというのであれば、まずは公開している公開元へ言っていくのが本来の筋だと思います。表現の自由の範囲内の投稿であるといういう印象を持ちました。
ただ、世の中には、様々な(本件の遺族のように気の毒な)方々もいますし、気の毒な事件の判決文を晒すようなことはどうか、というのも1つの見識です。また、刑事の裁判官が下した判決について、同じ裁判所の別の裁判官がコメントすることについても、今の日本の中で、違和感を持つ人が一定数いるのも事実でしょう。違法ではないものの、職業倫理とかマナーとして、何をどこまで言っていいのか、どうなのかということについては、今後の蓄積が必要ということも感じます。
亡くなった女子高生(当時)は実にお気の毒であり、謹んでご冥福をお祈りします。

2017年12月25日のツイート