厳島観月能
公演日 2011年10月10日(月祝)
時間 18:30
演能演目 融
会場 厳島神社能舞台
係りの方が、アオサを取り除いて綺麗にされています
松も3本植えてあります
NHKが、録画に来ていました・・・緊張で拍手のタイミングが遅くなります
一番は嫌ですものね
陽が西に傾きました
今日はこんな風にどんより天気です・・・まるで黄砂でも降ってる様な・・・
18時、厳島神社が閉門されると、入場が始まり
開演10分前にはほとんどの席が埋まって、それでいて落ち着いた空間が広がっていました
振り向くと、神社背後の弥山の山裾から 満月には少し間のある それでいてふっくらとした月が昇っていました
火入れの儀
仕舞 鵜の段
松風
船弁慶
能 融
シテ 友枝昭世
ワキ 福王茂十郎
アイ 野村万歳
亡霊となって現れた融が、月光に照らされながら華麗な遊楽にのり 昔を今に現わすかのように颯爽と 舞う
風雅は尽きないけれど、亡霊の過ごせる夜はあまりにも短く 夜明けとともに、名残を惜しみつつ 再び月の都へと消えていく
源融は光源氏のモデルとも言われている
水陽炎が能舞台に揺れ、月の影が満ち潮の上に揺れ 融はきっと・・・ここに