ビルバオから飛びます

yokkobukko2012-08-21

シャルルドゴール空港をフランス人がロワッシーと土地の名前で呼ぶのが紛らわしいなと思ったことある。同様にビルバオ空港もロイユと呼ばれている。日本でエイバルからのバスの便調べたとき、ロイユ空港行きはあるのに、ビルバオ空港行きがなかった。たぶんこれビルバオ空港のことだと90パーセントの自信あったが、まさかの地方空港ということもある(調布空港みたいな)。
で、まあ、ちゃんと着いたので、よかった。

ホテルの朝食はめずらしくダイナー式(というのかな?)バーカウンターで食べたいものを注文する。メディアルナとカフェコンレッチェふたつとトルティージャ(オムレツ)。ここのトルティージャは三種類もあっておもしろかった。間にハムとチーズが挟んであるのなんてちょっとケーキみたい。混ぜて焼かないのがポイントらしい。目玉焼き挟んであるのとか、もうよく意味がわからない。Bは追加でクロックムッシュとチョコパン注文してた。
食べ物の管理に厳しい自転車選手は、こんなところでは食事取らないのだろう。そもそも彼らはもうすこしゆっくり眠るのだろう。
食後にお散歩したら、ホテルの駐車場の横、テニスコート場とサッカーグラウンドのとなりのスペースにランプレのチームカ―とクイックステップのバスが停まっていた。まわりのアスファルトが雨降ったみたいに濡れてるのは、昨夜、メカニックがここで自転車を洗ったのだろう。
うーん、今日も山岳だよなー。レース見たいなー。でも今日はもう帰らないといけないのですー

ホテルについて。リーズナブルなホテルです。こういう空港まわりにある巨大なホテルに泊まるのって、めったにないけど、ここはちょっとユニーク。古い、は古いんだけど、もとお城か修道院だったっぽい。なによりファサードがすごい威圧感。絨毯や窓の装飾がクラシカル。広い。どこまでも広い。廊下まっすぐ。

でBと手をつなぎ、シャイニングごっこした。ぴょん、ぴょん、と前進する、これ双子っていうより、キョンシーじゃん。
部屋はシンプルにでかい。

従業員はこの大きさと高級感に比べると、値段どおり、というか気安い、国民宿舎のフロントマンみたいな感じだ。数は少なすぎるかもしれない。チェックインのときのおじさんは、チェックアウトのときもいたけど、なんかおもしろいのよね、このひと。鍵開かないと訴えたときも、にやーっと笑って、いいや、ぜったいに開く、こう押す、差し込みに入れて、ここで(掌の分厚くなったところをこちらに示し)ガンッ、と押す。え、やりましたよー、いや、そんなもんでなく、もっとガンッと、ガンッとだよ、とおしえてくれた。慣れている。客、毎回帰ってくるにちがいない。
チェックアウト後、タクシーで空港へ。フライト二時間前。
エルフラのカウンター前長蛇の列。そしてちっとも進まない。見ると不慣れな職員がたったひとりで手続きを行っている。

おみやげ買おうと思って来たのにな、まさかと思ったが、実際、その時間は一分もなかった。搭乗時間十分前がせまってきて、急に窓口が四つに増える。五分で行列は解消したが、ボディチェックもあるから、もうトイレ行く時間さえ残っていない。
パリでの乗り換えまでの時間は一時間。行きのことを考えると、土産は買えないかもしれない。
パリCDG。魔のターミナルG着。

ところがどういう魔法だか、乗り換え客はみなこないだとちがう出口に案内されバスに乗せられる。5分でターミナルEへ。なんだよ、なんなんだよ!