YAMDAS現更新履歴

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2006-03-30

[][] Talking Heads, Naked  Talking Heads, Nakedを含むブックマーク

Naked

Naked

このAmazon980円劇場は、一応1バンドにつき1枚までと決めていたのだが、その禁を破って『Little Creature』に続き Talking Heads のアルバムを取り上げようと思ったのは、みんな大好き YouTube を検索していて見つけた、このアルバムからのシングル "(Nothing but) Flowers" のビデオが素晴らしかったからである。

iTunes Music Store が動画も扱うようになったとき、80年代楽しんだミュージックビデオをまた観れるようになることをワタシは期待した。その夢は YouTube により形を変え、また著作権の問題を孕みながら満たされているわけだが、一通り観て思ったのは、記憶は美化されるんだなということ。映像としての質だけなら、90年代以降のDirectors Label から DVD が出る人たちの仕事のほうがはっきり優れている。ノスタルジーを排して現在でも再見に足りるのは、ヘッズ以外では New Order など少数でちょっとがっかりした。

デヴィッド・バーンがお気に入りのトーキング・ヘッズ評に「Roxy Music 解散から U2 が『Joshua Tree』を発表するまでの間の世界最高のバンド」というものがあるが、そうした意味ではラストアルバムとなった1988年発表の本作は、バンドもクリエイティビティーの頂点を過ぎ、なだらかな下降線の過程で作られたアルバムである。

そこで後にクリス・フランツに「バンド仲間をドアマット扱いした」と罵られながらもバンドを解散させたバーンは潔かったと思うが、本作にしてもスティーブ・リリーホワイトのプロデュースは手堅いが、イーノ期の作品に感じた興奮は望むべくもない。しかし、"Blind" におけるバーンの百面相ぶりで幕を開ける、非常に賑やかなプロダクションが施された音から浮かび上がるのは、結局バーンの「うた」で、ワタシがヘッズに求めるのは何よりそれなので文句はない。

しかし、最初に戻って "(Nothing but) Flowers" のビデオを素晴らしいと感じるのは、歌詞をうまく使っているというのもあるが、何より若かりし頃の故カースティ・マッコールとジョニー・マーを観れるからなのかもしれないな。

AmazonがWeb 2.0企業だなんて笑わせる AmazonがWeb 2.0企業だなんて笑わせるを含むブックマーク

Amazon980円劇場の後になんだが、最近 Amazon に腹を立てさせられることが多い。何よりひどいのはその検索性の悪さ。これは Amazon.co.jp だけの問題なのか? 例を挙げると、

  • 「Wiki」で検索して『PukiWiki入門 まとめサイトをつくろう!』(asin:4798109223)がヒットしない
  • 「フォルティ」で検索して『フォルティタワーズ』(asin:B00005YUXG)がヒットしない
  • 「Joe Jackson」で検索するとマイコーだらけになる。どこに Joe が入ってんだよ!
  • Velvet Underground」で検索して最新 DVD『ライヴ MCMXCIII』がヒットしない

もうアホかとバカかと。これを嘆いたところ Yasazon を使うようアドバイスされたのだが、それでも上の問題がすべて解決するわけじゃないんだよな……

[] 再結成ヴェルベット・アンダーグラウンドのライブ映像がDVD化されていた  再結成ヴェルベット・アンダーグラウンドのライブ映像がDVD化されていたを含むブックマーク

Velvet Underground が93年に再結成したときのライブ映像が DVD 化されるというので昨年から楽しみにしていたのだが、上のエントリに書いた事情でとっくにリリースされているのを先日ようやく知り腰くだけになった。とほほ。

結局パリ公演だけに終わったこのときの再結成ライブの CD(asin:B000002MNS)はもちろん持っているが、ビデオは買わなかったので彼らの映像が見れるのは楽しみ。

このときの再結成ライブについて悪く言う人も多いが、ワタシは素直に好きだし素晴らしい演奏だと思う。YouTube にこのときの "Sweet Jane" がアップロードされている。この曲はルー・リードのライブのオープニングで長年歌われたが、こんなに速いテンポで演奏するのははじめてではないか。ワタシが観た92年のルー・リードの来日公演のときのレイドバックした印象があったので、その端々しさに興奮したものである。

さて、この DVD のアートワークは CD のときと共通で、ルー・リードの奥さんだったシルヴィア・リードが手がけている。

彼女が最初『Blue Mask』のジャケットで『Transformer』(asin:B0002PZMSS)のジャケ写真を青く塗ったときはすげぇ!と感動したものだが、ヴェルヴェッツのファーストアンディ・ウォーホルによる有名なバナナのジャケットを利用したこのジャケットには「ああ、この人は再生産しかできないのね」とちょっと失望させられた。

ライナーでシルヴィアに最大限の感謝を捧げていたルーだが、その後まもなく彼女と離婚する。

それはともかく、およそ十年前にスターリング・モリソンがこの世を去ったため、もう二度とこのラインナップで演奏することがないのが残念である。

[] WikiとGoogle Mapのマッシュアップによる世界のパブ情報サイト  WikiとGoogle Mapのマッシュアップによる世界のパブ情報サイトを含むブックマーク

Wikipubsマッシュアップサイトの一例と言ってしまえばそれまでなのだけど、情報の対象がパブだというのがなんだか楽しい。

まだ日本の情報はなさそうである。考えてみればこういったサイトは WikiTravel のような旅行情報 Wiki サイトと連携すればなおよいのかもね。

今年イギリスに旅行に行く予定なので、ここを参考にしようかな。しかし、ワタシに必要なのはザ・ジャパニーズ観光客でもビビらず行ける店の情報なわけで……

[][] P2P財団ができている?  P2P財団ができている?を含むブックマーク

Peer-To-Peer Foundation を名乗る Wiki サイトを知る。かなり情報がまとまっているな。

財団といっても Michel Bauwens という人がやっているみたいで、Wikipedia に項目ができているということは著名な人なんかいな。Peer to Peer and Human Evolution の作者なのか。

ブログもあるが、最新エントリの P2P Meme Map って Web2MemeMap にインスパイアされたものなのだろう。

バーチャルワールド「Second Life」が次世代のOSになる? バーチャルワールド「Second Life」が次世代のOSになる?を含むブックマーク

やはり言語の壁があるからか Second Life はそこまで周りで話題になってなくて、先日来日もしたローレンス・レッシグ教授など著名人が Second Life を「訪問」するのがネットのニュースになっていたりするのを横目で見る感じだったりする。

Second Life は海外の有名ブログでもちょくちょく議論のネタになっていて、最近でも怒れる企業ブロガー Robert Scoble が Second Life +is+ an OS というエントリを書いている。

Soon you'll be able to blog inside Second Life. Soon you'll be able to run more applications.

This is why I think Microsoft needs to pay deep attention to it and why my son says it's the most addictive thing he's done so far.

ホンマかねと思ったら、1100万ドルもの資金獲得にニュースである。出資者の中に Amazon のジェフ・ベゾスがいるのが面白い。彼も入り浸っていたりするんだろうか。

一年後には Scoble が書いたことがオンラインゲーム帝国で当たり前になり、株式会社はてなが「わんわんワールドの会社」と言われるようになっていたりして(笑)

[追記]:StarChartLog を見て、日本語化されるかもという話を取り上げるのを忘れていたのに気付く。そうか、そうなるとはてなわんわんワールドも八頭身しなもんが歩き回るようにならないと生き残れない?

[] 「いとしのレイラ」のピアノパートには元ネタがあった  「いとしのレイラ」のピアノパートには元ネタがあったを含むブックマーク

先日書いたトム・ダウドの映画についてのエントリにおける「いとしのレイラ」の話について反応をいただいた。

もちろんリタ・クーリッジの話は知らなかったし、それ以上に彼女の義兄がブッカーTだったということに驚く。知らないことばかりだなぁ。

念のため Wikipedia の Layla のエントリを見てみたが、リタ・クーリッジの話は載ってなかった(しかし、アーティスト、アルバム名だけでなく曲一つについてエントリがあるなんてすごい)。

と思ったら、彼女の公式サイトにちゃんと記述がありますな。

a familiar sounding tune written by Rita Coolidge

performed by Priscilla Coolidge & Booker T. Jones

Eric Clapton used this song as a part of his hit tune LAYLA

聴いてみたが……確かに似ている。これが元ネタなんでしょうな。

2006-03-27

one against nature

[] YAMDAS更新、もしくは約二年ぶりのティム・オライリー翻訳  YAMDAS更新、もしくは約二年ぶりのティム・オライリー翻訳を含むブックマーク

Technical Knockoutバイオニック・ソフトウェアを追加。Tim O'Reilly の文章の日本語訳です。

今月はじめの O'Reilly Emerging Technology Conferenceティム・オライリーが行った講演タイトルとなった bionic software を説明するエントリで、今更という感じもするが、二年以上彼の文章を訳していないのに気付いて何か訳したかったので。そういえばティム・オライリービル・ゲイツと対談するという晴れ舞台もあったとな。

bionic software については、本文に伊藤直也さんの「ETech 2006 レポート」を併せて読めば読めば十分かと思う。もっとも本文に書かれるトレンドに対して「Web 2.0 では、アプリケーションが手前らを利用するんだよ!」という声も出るのだけど。

あと情報集約に関係して Folksonomy という言葉がよく引き合いに出されるが、かの Bruce Sterling が自身のブログで、Folksonomy は "personomy" の域まで達していると書いているのが興味深かった。personomies.com なんてブログもあるのね。

例によって原文をコメントアウトしているので、誤記・誤訳を見つけた方はメールででも知らせてください。

[] IBM developerworksにおけるWiki分析記事  IBM developerworksにおけるWiki分析記事を含むブックマーク

エンタープライズ分野における Wiki やブログなどのコミュニケーションツールというタイトルだが、実際は Wiki 寄りの内容になっている。日本語訳もされるとよいのだが。

著者はかなりのベテランの人のようでそうした人が Wiki などについての記事を書けるというのはすごいと思う。

IBM developerWorks の Wiki などコミュニティツールへの取り組みは、約一年前の「開発者ディスカッションを強化するIBM developerWorksの狙い」も参考になる。

[] Dave WinerがWikiについて語る「OPMLを使えや」  Dave WinerがWikiについて語る「OPMLを使えや」を含むブックマーク

Dave Winer 御大の OPML (Outline Processing Markup Language) のススメ、Wiki 編なのだが、恥ずかしいことにワタシはこの OPML というもの自体よく分からないままうやむやにしてたんだよね。要は今も「OPML って何じゃらほい」状態ということ。

でもこれって SHIMADA さんが提案している「各WikiEngineがページデータをエクスポート/インポートする共通フォーマット」としての XML 形式 SimpleHTMLFormat とはまったく位相が違うものなんかね。

全然勉強が足らんな。

あと ZDNet の Between The Lines には日本語版もあるが、こうした長めのエントリに限って翻訳してくれないんだよなぁ。

[] Odeoがウェブサイトにボイスメール追加機能を実装  Odeoがウェブサイトにボイスメール追加機能を実装を含むブックマーク

ポッドキャスティング企業(と言ってよいのかな)Odeo がウェブサイトに簡単にボイスレコーダを組み込む方法を公開している。

Odeo といえば以前 Evan Williams の「ポッドキャスティングを普通の人達に」を翻訳したが、その最後に出てくる恋人や同僚に対する「音声メモ」はポッドキャスティングちゃうやんというツッコミから思いついた機能なんてことはないのかな。

ネタ元は O'Reilly Weblog

[] オープンソースIP-PBXのAsteriskはドキュメントが充実でござる の巻  オープンソースIP-PBXのAsteriskはドキュメントが充実でござる の巻を含むブックマーク

……い、いかん、近頃ハットリ君口調になってしまう。

Discreet BlogAsterisk@Home を知る。

Asterisk のことはこれまで何度も取り上げてきたのだが、@Home と言われても今ひとつこれを使う個人ユーザが見えないもどかしさがある。海外ではどういうユーザが使い、どういう人たちが開発しているのだろうか。

しかしこの Asterisk@Home の Wiki サイトといい Asterisk Documentation Project といい Asterisk Guru といい、Asterisk はドキュメンテーションが異様に充実しているな。

日本進出にはまずこれらの日本語化が必要になるのかな。

Asterisk(TM)でつくるIP電話システム

Asterisk(TM)でつくるIP電話システム

[] スティーブ・ジョブスかつて曰く、「合法的に音楽を手に入れたら、所有するすべての機器でそれを管理できる権利があってしかるべきだ」  スティーブ・ジョブスかつて曰く、「合法的に音楽を手に入れたら、所有するすべての機器でそれを管理できる権利があってしかるべきだ」を含むブックマーク

フランスで著作権管理技術公開を義務づける法案が下院で可決されたのを受けて、アップルは仏下院を非難しているわけだが、Songbirdnet.com で紹介されている通り、2002年にスティーブ・ジョブはタイトル通りのことを語っている

ここにも過去に復讐される人が。

しかし、リチャード・ストールマン語っているようにアップルの DRM は緩い部類に入るもので、その辺皮肉に思える。DRM なんてデジタルな貞操帯なんだよというのは『デジタル音楽の行方』の主張で、そりゃまあそうなんだけど、この問題にはナショナリズムも絡んでいるようにみえ、またコンテンツ流通を巡る法制化が各国ちぐはぐに思えて腰をすえた議論ができないというか。

オンライン音楽の DRM については、「悪いのはいつも顧客です: オンラインミュージック用 DRM のためのユーザガイド」も参考になる。

まぁ、ワタシは iPod と iTunes を使い続けるけど、4年後もそうかは分からんね。

[][] 『トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男』という邦題はちょっと悲しい  『トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男』という邦題はちょっと悲しいを含むブックマーク

『トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男』という映画が4月1日から日本でも公開されるらしい。

恥ずかしながらこの映画のことは知らなかったのだが、名プロデューサーとはいえ誰でも知るわけではない裏方さんにスポットライトがあたることを素直に喜びたいと思う。

……のだが、「いとしのレイラをミックスした男」という邦題はあんまりじゃないだろうか。確かに Derek & The Dominos のアルバムのプロデュースはバンド名義になっていることからの苦肉の策だろうが、彼はちゃんとエグゼクティブ・プロデューサーのクレジットがされているわけで、「レイラをプロデュースした男」でもよかろうに。ただのミキサーじゃねぇっての。ちなみに原題は Tom Dowd & the Language of Music で、トム・ダウド本人は2002年10月に亡くなっているので、彼の死の翌年に完成した映画ということになる。

しかし、調べてみると Amazon.co.jp では Derek & The Dominos のアルバムがエリック・クラプトン名義になっているんだな(怒)。どいつもこいつもしかるべきクレジットを与えてねぇな!

Layla

Layla

トム・ダウドというと個人的にはロッド・スチュワートのプロデューサーというイメージがあるのだが、やはり一般的に最も有名なのはデレク&ザ・ドミノスのアルバム、特に呪われた名曲「いとしのレイラ」なのだろう。予告編映像もそれを強調するつくりになっている。

先日ジョー・ペシの話を書いたが、映画『グッドフェローズ』でもレイラが使われている。皆が知るギターオリエンテッドな前半でなく、後半の優美なピアノソロ部を使ったところにスコセッシのロックオヤジ的こだわりを感じるわけだが(撮影現場でもこのパートを流していたらしい)、このピアノソロ部を書いたのはドミノスのドラマーだったジム・ゴードンである。

現在もこの曲が生み出す印税は膨大なものだが、ジム・ゴードンがその恩恵を享受することはない。70年代後半以降精神を病み、実の母親を惨殺したため現在も精神病院に収監されているためである。

2006-03-23

私的懐かしい年への手紙 私的懐かしい年への手紙を含むブックマーク

You've been reading some old letters
You smile and think how much you've changed
All the money in the world couldn't buy back those days

The The, "This Is The Day"

先週から松永英明さんがオウム/アレフ信者であったことのカミングアウトに触発された自分語りやポジショントークをいくつか読んでいる。ワタシはああした文章は書くまいと思っていたのだが、平林さんの「ユングとオウムの物語」「オウム・アレフ(アーレフ)の物語」を知り、その経歴を読んで、平林さんと違った意味でワタシもまた感慨を覚えた。

1991年11月:京大麻原彰晃講演会に参加

この一年後に、麻原彰晃はワタシが当時在籍した大学の大学祭で講演会を行っている。このときのことは昔 That Was The Day という文章で書いた。すれちがいというか邂逅というか。

ワタシは7年以上ウェブサイトをやっているが、最初の3年間に書いた文章は質的に言えば、すべて何ら読む価値のないゴミだと断言できる。気が滅入るだけなので読み返すことはほとんどない。備忘録が目的で書き流していたならそれでもよいが、いっぱしに何か書いてやろうと思ってこれなのだから頭を抱えてしまう。ゴミ率からいえばその後も大して変わらないのかもしれないが、それはここでは置く。

そうした意味では件の文章も紛れもないゴミなのだが、質の問題とは別に自分の文章に思えなくて、そちらのほうが面白かった。現在なら絶対書かないようなことまで書いている。自分も随分変わったなと思った。

先週末は気になって以前やりとりしたメールを見直したのだが、二年半ほどしか経っていないのにその内容をすっかり忘れていて呆れてしまった。読み直して気がついた点もあるが、それは書くまい。

今思うのは、変化とともに忘却を重ねているんだなというありきたりな感慨と、件の文章に書かれたおよそ15年前、就職活動で某社の人事と会う前夜に寝付けずぼんやりと麻原彰晃逮捕のための強制捜査の模様をテレビで眺めていたおよそ10年前の朝、そして現在にいたるまで自分の中で変わっていない懐疑心の両方である。

[] ポール・グレアムがブログを始めていた  ポール・グレアムがブログを始めていたを含むブックマーク

この人だけはやらんだろうなと勝手に思っていた Paul Grahamブログを始めていた

infogami を使っているが、このサービスを作っている人については HotWired の記事が詳しい。つまり、これ自体 Paul Graham が出資する Y Combinator 絡みなんですね。

[] 企業ブログのエバンジェリストになるための10のアドバイス  企業ブログのエバンジェリストになるための10のアドバイスを含むブックマーク

Jeremiah Owyang が企業ブログを実現するためのアドバイスを書いている。

  1. ブログを読み、コミュニケーションスタイルを知る
  2. 本業に関するものでなくてよいから試しにブログを始める
  3. 最高のブロガーから学ぶ
  4. 非ブロガーからのブログに関するアドバイスは受け入れない
  5. ビジネスブログに特化していく
  6. 組織への影響力が足らないなら、一番影響力のある人を見極める
  7. プレゼンテーションでヴィジョンを伝える
  8. ブログの目的を定める
  9. 企業ブログを始める前に目標の見当をつけておく
  10. ヴィジョンを持ち、目標まであきらめず頑張り抜く

こうやって項目だけ並べていくとありきたりに思えるかもしれないが、彼自身エントリの最初に書くように企業の DNA 次第で企業にブログを導入するのが難しくなる。何だかんだいって、これから自分の企業にブログを取り入れたい人も多いはずである。

ネタ元はこのエントリでも名前が挙げられる Rebecca Blood のところで、彼女の『ウェブログ・ハンドブック』も引き合いに出されているが、こうした普遍的な心構えの話になるとまだまだこの本も有用だと思う。

[] ワーナー、5月にもDVD再販キャンペーン2種を同時展開  ワーナー、5月にもDVD再販キャンペーン2種を同時展開を含むブックマーク

著作権の切れた作品を DVD 化したワンコインものを除いても、最近ではこのキャンペーンのように690円なんてのもでてきて、まったくすごいよねぇ。

今回のラインナップで惹かれたのはただひとつ、『ミーン・ストリート』である。何といってもマーティン・スコセッシの出世作だし、後にゴールデンコンビを組むロバート・デ・ニーロとの初顔合わせ作でもあるし。

例によって Amazon で予約すれば、さらに一割引。

[] ところでジョー・ペシは何をやっているんだ?  ところでジョー・ペシは何をやっているんだ?を含むブックマーク

スコセッシ、デ・ニーロ関係を調べていて、気になったことがある。

ジョー・ペシが1999年以降映画に出ていないのである。

ジョー・ペシと言えば、『レイジング・ブル』、『グッドフェローズ』、そして『カジノ』といったスコセッシ作品で映画史的に残る人であるが、90年代には『ホーム・アローン』シリーズや『リーサル・ウェポン』シリーズといった人気娯楽映画でコミカルな役も演じている。そうしたメジャー作品への出演の印象があるので気付かなかったのだが、五年以上映画に出ていないなんておかしい。

もしかして……と不安になって調べると、ロバート・デ・ニーロが『ブロンクス物語』以来の監督を務める The Good Shepherd に出演するようで、ほっとした。

彼が映画俳優として脚光を浴びるようになった契機はかなり変わっている。allcinema.net のページを引用しよう。

75年に映画デビュー。その後ハリウッドに移住するが全く売れず、芸能界に見切りをつけてさまざまな職業を転々とする。やがてレストランの支配人をしていた時にデ・ニーロが彼のハスキー・ボイスに目を付け、「レイジング・ブル」の台本を読んでみないか?と誘われる。初めは断ったが、デ・ニーロは諦めずにスコセッシ監督まで連れてきたために、断りきれずに出演を了承。

彼の出演作のなかから一つ選ぶとすると、やはり抑制の効かないキレ方をするマフィアを演じアカデミー助演男優賞を受賞した『グッドフェローズ』だろうか。作品としても紛れもないマフィアものでありながら、スコセッシが果敢に MTV 世代の映像手法を取り込んだ映画で、特殊な映像効果など一切なしにドラッグの禁断症状を見せる手法はその気分の悪さも含め見事だったな。

グッドフェローズ [DVD]

グッドフェローズ [DVD]

smasudasmasuda 2006/03/23 02:44 全然関係ないけど、yomoyomoさんが決死で固守した92年のメインステージで(ミスチルの翌日)後夜祭のライブやってたのは私です(笑)。13年経って知る縁の下の御恩。あのときはお世話になってたんですねえ…

yomoyomoyomoyomo 2006/03/23 08:02 おお、そうだったのか!! 確かに何という奇遇でしょう…

jigokumimijigokumimi 2006/03/23 10:47 こんにちは。私もリック・モラニスと並んでペシのことは気になっています。
ただ、今年に入ってから、許可なく写真を撮ったファンを殴ってニュースになってたりするので(不起訴になりましたが)、少なくとも身体は元気みたいですよ。殴る前のセリフが”You shouldn’t have been interrupting my business” というのが、ペシっぽくて笑えます。元妻が殺し屋を雇って(ペシの後に結婚した)元夫を殺そうとした、という事件が活動をやめてしまった一因になっているのでしょうか。
http://us.imdb.com/name/nm0000582/news

yomoyomoyomoyomo 2006/03/23 22:12 ファンをぶん殴るとはお元気そうですごく安心しました!(笑)
しかし、

>元妻が殺し屋を雇って(ペシの後に結婚した)元夫を殺そうとした

そ、そんな恐ろしい事件が起こっていたとは。類は友を呼んでしまったのでしょうか

2006-03-20

yomoyomo2006-03-20

[] YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

yomoyomoの訳書・執筆記事Software Design の「Wikiつまみぐい」連載情報(第九回)を追加。4月号が発売になっております。

まあ、要は少し前に話題になったサイボウズの経営企画室の方の Wiki 分析の話なのだけど、正直言って前回、今回、そして次回までは低調というかダメだ。あと二回、有終の美をきめたい。

[] 『デジタル音楽の行方』への反応 その28  『デジタル音楽の行方』への反応 その28を含むブックマーク

デジタル音楽の行方

デジタル音楽の行方

目標の30回が見えてきた『デジタル音楽の行方』への反応だが、今回はまずは聴かせたいんや!より。

これは、必読の書!少なくとも、音楽を愛し、音楽なしには、生きていけない人には。

やはりというべきか、この本は実際に音楽を作る側で意識の高い方に読まれている印象がありますね。

続いては、同じく作る側の人である宅録! 思考のゆくえ★のエントリより引用。

これは現状では 100%無理なんですが、今後、ミュージシャンの収入を確保できる仕組みさえできあがれば、どうなるかわかりません。ダウンロード販売自体がまだまだ浸透していないので、遠い未来の話なのかもしれませんが、とにかく僕は長生きして(笑)、それを見届けたいものです。

ここでの「これ」は本書における「水のような音楽」モデルのことなのだが、確実に変化は起こっているのである。まあ、見てなさい……と何かネタを掴んでそうな口ぶりだが、もちろんそんなものはない(笑)

[] 「Wikiで勉強」が流行らない理由  「Wikiで勉強」が流行らない理由を含むブックマーク

増井俊之さんが、Wiki が学習用途に向いているように思えるのに流行っていないことに疑問を呈している

情報間にリンクを張りやすいとか/ Web情報にすぐアクセスできるとか/ 対話的なコンテンツを使えるとか/ 情報編集によって記憶が増強されるとか/ 勉強に向いた要素が満載だと思うのだが何故人気が出ないんだろう?

それはワタシが今回の Software Design に書いた話と関係していて、やはりその適用範囲となるコミュニティの特質や構成員のリテラシーに適したすり合わせが足らなくて成功していないのだ……と思ったら、増井さんは「自習」の意味で書かれたのか。うーむ。

コメント欄で紹介されている「Wikiで勉強に挫折した理由」は上に書いたことと合致するだろう。これはより良いCMSを作る話とも関係するが、やはりユーザに初期段階でクイックウィン体験を与えないといけない。その後に続く見た目重要の話もそれに関係するだろう。

あと関係ないが、同じく増井さんのブログで紹介されていた「苦手は研究の母?」も面白かった。

[] セマンティックウェブ企業にはWeb 2.0企業の10倍以上もの資金が流れ込んでいる?  セマンティックウェブ企業にはWeb 2.0企業の10倍以上もの資金が流れ込んでいる?を含むブックマーク

Joho the Blog で紹介されている Semantic MediaWiki のことは以前にも取り上げているので知っていたのだが、個人的に驚いたのは、リンクされている the iCite net のエントリにおける以下のくだり。

I recently realized that the semantic web is actually pretty successful (e.g., I heard that something like 10x more money is flowing into semantic web companies than is flowing into so-called web 2.0 companies).

えーっ、10倍以上ってホンマかね? そもそも「セマンティックウェブな企業」って具体的にはどこが代表的な存在なんだろう。

図書館が所蔵する書籍トップ1000 図書館が所蔵する書籍トップ1000を含むブックマーク

O'Reilly Radar で、OCLC(オンラインコンピュータ図書館センター)に入っている図書館が所蔵する書籍トップ1000リストを知る。

とりあえずその中でもトップ10を紹介すると以下の通り。

  1. 『聖書』
  2. Censusって国勢調査とかのこと?
  3. 『マザー・グース』(asin:4061331485, asin:4061331493, asin:4061331507, asin:4061331515
  4. ダンテ『神曲』(asin:4087610012, asin:4087610020, asin:4087610039
  5. ホメロスオデュッセイア』(asin:4003210247, asin:4003210255
  6. ホメロスイリアス』(asin:4003210212, asin:4003210220
  7. マーク・トウェイン『ハックスベリー・フィンの冒険』(asin:4003231155, asin:4003231163
  8. J.R.R. トールキン『指輪物語』(asin:4566023710
  9. シェイクスピア『ハムレット』(asin:4042106145
  10. ルイス・キャロル『不思議な国のアリス』asin:4255002177

ホメロスとか読むんかねぇ、現代の人たちも。もちろんワタシは読んだことありません!

[] Covervilleでピンク・フロイドの『狂気』を完全カバー  Covervilleでピンク・フロイドの『狂気』を完全カバーを含むブックマーク

何度も紹介している音楽ポッドキャスト Coverville だが、最新回は特に素晴らしかった。Pink Floyd の名盤『Dark Side Of The Moon』のカバー曲をアルバムの曲順通り並べただけともいえるが、これを日本のロックの名盤でできるかな。

Dark Side of the Moon

Dark Side of the Moon

見出しに書いたように『Dark Side Of The Moon』の邦題は『狂気』だが、これは別に(当時多かった)大げさな邦題ではなく、このアルバムの内容にある程度即している。

そうしたヘビーな内容を持ちながら、ビルボードアルバムチャートトップ200に15年以上居座り続けた怪物アルバムなのだが、改めて聴くと非常にポップで普遍的な内容になっているのが分かる。というか、こうして聴くとおよそ15年前に初めて聴いたときはかなりな「異物」に思えたこのアルバムも、かなり「普通」に思えたね……

[] 狐の会とベル・アンド・セバスチャン  狐の会とベル・アンド・セバスチャンを含むブックマーク

こないだの MOK Radio狐の会のニューシングルを紹介していて、改めてすごいなと思った。

このバンドのことは以前、インサイターで紹介されていたので知ったが、そのときは PV を見ただけでマキシシングルを買いそびれていた。ちゃんと Amazon で買えるのね。

でもニューシングルが「通常4〜6週間以内に発送します」って……orz

ワタシはこのバンドのポエティック(というの?)なところは好きじゃないのだけど、「日本のベル・アンド・セバスチャン」というキャッチフレーズに何ら恥じない音と、何よりこのバンドが持っている不穏さに強く惹かれる。ファーストアルバムはいつ出るんだろうね。

余談ながら本家(?)Belle & Sebastian だが、やはりワタシにとってはファーストアルバムが未だベストである。このアルバムに『天使のため息』という邦題をつけた輩は死ね、とかつて正直思っていましたが。

If You're Feeling Sinister

If You're Feeling Sinister

それはさておき、小心者の杖日記によると新譜も良い出来なようのでこちらも買ってみようかな。

忍者ハットリくん☆ベスト盤 の巻 忍者ハットリくん☆ベスト盤 の巻を含むブックマーク

同じく MOK Radio を聞いていて、タクヤさんが忍者ハットリくん☆ベスト盤を紹介していた。ハットリくんネタは以前ワラタ2ッキで大笑いしたことがあったが、ベスト盤スレがあったとは。

これを深夜に読んでいるだけで呼吸が苦しくなるぐらい笑える。ちょっと抜き出してみると、

  • キモい!? 今、拙者のことキモいと言ったでござるか? の巻
  • マッポも所詮、人間でござる の巻
  • ビデオの配線なんて家に上がりこむ為の口実でござる の巻
  • お茶菓子がなければ絵の具でも出しとけでござる の巻
  • 違うでござる!下着ドロはあのメガネの小僧でござる! の巻
  • 大切なことは全てベッドで学んだでござる の巻
  • とりあえず醤油を足しときゃオッケーでござる の巻
  • 「ワッショイ」と言い続けてたら、なんだかウキウキしてきたでござる の巻
  • おまえじゃなくて、おっぱいと話してるでござる の巻
  • ダパンプ一網打尽でござるの巻
  • ちょうどいい太さの鉄パイプを拾ったでござる の巻
  • 全身にクリームを塗りたくって只今参上!でござる の巻
  • 頭巾の中のコレを使う日が来たでござる の巻
  • 拙者が相手になるからまずランドセルを下ろすでござる の巻
  • 獅子丸も影千代も所詮は畜生でござる の巻
  • くそ〜っ、怪しまれるのを覚悟で放火現場に戻りたいでござるよ の巻。
  • 靴下だけは脱がせないでござる の巻
  • 起きたら粘着シートの上だったでござる の巻
  • 足を踏んだ踏まないで血だるまの大騒ぎでござる の巻
  • 合コンで老いた母の話をするでござる の巻
  • みんな半笑いで大乱闘でござる の巻
  • くっ、忌々しい鉄格子でござる の巻

という具合にキリがないないんですな。最高でござる。

2006-03-16

[] 君は『ローリング・ストーン』日本版を知っているか?  君は『ローリング・ストーン』日本版を知っているか?を含むブックマーク

いや、知らないでも何に困ることはないわけで、ワタシ自身読んだことがないわけですが。敬愛する桑原茂一さんが携わっていたことくらいしか知らない。『日本ロック雑誌クロニクル』という本に詳しいらしいが、残念ながら未読である。

日本ロック雑誌クロニクル

日本ロック雑誌クロニクル

なぜ読んだこともない雑誌のことを取り上げるかというと、少し前に中国版ローリング・ストーン誌創刊のニュースを聞き、そういえば『ローリング・ストーン』日本版の表紙画像を昔数枚もらったことがあったなと思い出したからである。

以下の画像は、五年以上前に公開したことがあるのだが、当時からの読者なんて15名いるかどうかだろうし、折角なので再公開させてもらおう。1973〜74年ということは、まさにワタシが生まれた頃に刊行されていたのですな。

1974年9月号 volume13

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表紙はジェームス・ディーン。「われ反抗するゆえにわれら有り」という文句が泣かせるのだが、その後の「恐るべき番長組織」という文句は何度読んでも椅子落ちである。エリック・クラプトンが「不死身の天才ギタリスト」というのは、『461 Ocean Boulevard』(asin:B000002G89)での復活を指しているのだろうな。

1973年12月号 volume4

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表紙はアート・ガーファンクルということで、地味である。特に語ることはない……と書くと失礼なわけだが、30年以上前は彼もピンで表紙を張るほどブイブイ言わせていたのである。現在では短期間に二度もマリファナ所持でつかまり、しかも警官も彼のことを知らなかったという悲しいことになっている。

1974年7月号 volume11

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なんちゅーか意味不明なのだが、どうやらエッシャー好んで描いていた構成らしい。

1974年8月号 volume12

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表紙はカーペンターズ。ワタシにとってのカーペンターズとはやはり天才的歌い手としてのカレンなのである。この表紙にも書かれている「笑顔と甘い歌声」を体現し、「白人よりも白い」と揶揄されたポップイコンとしてのカレン。おお、カレン。そのパブリックイメージとは裏腹に、「兄に比べれば自分は太っていて醜い」とドラムキットに隠れるように歌っていたコンプレックスの塊としてのカレン。ああ、カレン。兄を男性として愛し、兄の恋愛を邪魔し、兄を神経衰弱にまで追い込み、しまいには内輪で兄と結婚式を挙げる(これホント)ところまで兄を愛したフリークスとしてのカレン。精神的な平衡を失い、拒食症にその身体を蝕まれ、最後になって母親に「わたしだけのママになって」とようやく本音をぶちまけ、むさぼるように食べ始めたもののその数日後におっ死んでしまった話が「知ってるつもり」でなぜか感動話として取り上げられていたカレン。ああ、カレン、君は何てロックなんだ! 君はどうしても「スーパースター」の「あなたとまた寝るのが待ち遠しい」という歌詞を歌うことができなかったけど、君はその頃から既に病んでいたのだね。ああそうだ、僕だって病んでいる。みんな病んでいるんだ!

……えーっと、五年前ワタシは↑のような文章を書いていたのだが、悪霊に憑かれていたんでしょうか(笑)。それはともかく、1974年というと徐々に人気が落ちていった頃ですな。

順序が間違っているが、Rolling Stone そのものの情報については公式サイト、並びに Wikipedia のエントリを参照あれ。Rolling Stone についての本で翻訳されているのは、ヤン・ウェナーがいかにろくでもない金の亡者かを舌鋒鋭く描いた『ローリング・ストーン風雲録』だけだと思う。そのヤン・ウェナーを肯定的に捉える渋谷陽一が解説を書いている。

あと忘れてはならないのが、映画『あの頃ペニー・レインと』か。Rolling Stone のライターだったキャメロン・クロウの自伝的作品で、ぬるい映画ではあるが、今年アカデミー主演男優賞を受賞した我らがシーマンことフィリップ・シーモア・ホフマン演じるロック評論家のレスター・バングスが良かった。ウェナーも確かカメオ出演していたんじゃなかったかな。

[] 寝言ポエムは寝て言え  寝言ポエムは寝て言えを含むブックマーク

批判の意図はないが(と前置きすればどんな雑言を書いてよいと思ってる?)、ここ最近の近藤淳也さん(id:jkondo)のエントリを読んで感じるのは正味の話そんなところである。

言いたいことは理解できる(ような気がする)のでなおさら。

「yomoyomoさんとotsuneさんを同一人物だと思ってました」 「yomoyomoさんとotsuneさんを同一人物だと思ってました」を含むブックマーク

この台詞をはじめて聞かされたときは何かの間違いだと笑ったが、二人目となると笑ってられなかった。

しかし、いったい何をどう解釈すれば、ワタシとこの人を同一人物だと思うかね。

まるで松永英明が河上イチローだと言うようなもんじゃないかと笑ったら、その話は本当らしいと聞かされてぶったまげた。先週末の話である。

当人の意思はどうであれ、明らかにされるべきことだったのだと思う。当方は松永さんのウェブログに関する仕事以外まったく興味がなかったためか、その件自体で彼に対して悪感情を持ったということはない。今のところ書けるのはそれぐらいだ。

後はどう転ぶもすべてこれからである。過去を背負って人生は続くのだ。彼にしろ、誰にしろ。

2006-03-13

This work is licensed under the CC.

[] YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録祝康成『真相はこれだ!―「昭和」8大事件を撃つ』を追加。もっとどんどん読書記録を書きたいところなのだが。

関係ないが今日の画像は Flickr で話題になっていた頭に Creative Commons マークの剃りを入れた人の画像からの抜粋。当然ながら(?)、この画像もクリエイティブ・コモンズライセンス指定されている。

[] ETechやlast.fmやMySpaceやPLAYLOGや『デジタル音楽の行方』  ETechやlast.fmやMySpaceやPLAYLOGや『デジタル音楽の行方』を含むブックマーク

先週はオライリーEmerging Technology Conference についてのエントリをいくつも読んだ。日本からもブログ界隈の人たちが結構参加していたためであるが、今年の Etech は Attention Economy がキーワードだったようで、目先の利く翻訳者なら今週末↓の翻訳の企画書を書き上げたところかもしれませんな。

Attention Economy: Understanding the New Currency of Business

Attention Economy: Understanding the New Currency of Business

案の定 Steve Gillmor が Attention 2.0 なんて書いている(余談ながら、"Oh really? No, O'Reilly" には不覚にも笑ってしまった)。

ちょっと調べてみると、この本の著者たちの近刊もなかなか面白そうなタイトルになっているのでその辺も翻訳者には狙い目かもしれないが、それはさておき、今週末機会があって『デジタル音楽の行方』を読み直したのだが、正直かなり面白いと思った(笑)。また土曜日お目にかかった津田大介さんも「あの本、解説がすごく良いんだよね」と語っておりました(笑)。

『デジタル音楽の行方』を読み直して思ったのは、当たり前といえばそうだけど、Etech で語られるような動きにちゃんと呼応していること。例えば、第四章を中心にこの本では「露出と認知」がないと話は始まらんと繰り返され、そのための様々なデジタル時代の方策が説かれている。これなどまさに Attention Economy、つまり興味の奪い合い=時間と金の奪い合いである。

露出なくしてアーティストの新曲が聞かれることはないし、また新しいファンに認知してもらえないとアーティストのキャリアは行き詰ってしまう。しかし、従来の露出や認知してもらうための手法がデジタルハイウェイにうまく乗れば、以前より千倍も高速、巨大、かつ競争力を持つことになる。(86ページ)

川崎裕一さんの ETech まとめlast.fm の協調フィルタリングの事例が出てくる。

 音楽のレコメンデーション、プレイリストの共有、協調フィルタリング、そしてエージェントスキームの重要性はどれほど強調してもしすぎることはない。(231ページ)

ただ『デジタル音楽の行方』が書かれた2004年の時点では協調フィルタリング技術はかなり有望なのは間違いないけど成功例は意外に少ないという感じだったが、last.fm は分水嶺を最初に越える例になるのかも。

音楽のレコメンデーションは協調フィルタリングのような技術だけでなく、人間同士のレコメンデーションや共有も重要で、先日も「音楽ファンが熱中するコミュニティ事例」と紹介されていた MySpace はその代表例だろう。

MySpace は特にティーンに人気のある音楽方面に特に強い SNS で、これなど『デジタル音楽の行方』の第6章「デジタルキッズと変化する市場」の現実化に思える。

日本の音楽サービスでこの手の SNS の成功はまだない。最近始まったソニーの PLAYLOG については、ソニーのここ数年の盛り下がる印象があるためなめてかかっていたのだが、ブログ機能の作りこみもしっかりしているし、最初から iTunes に対応していたりとなかなか出来が良い。最初にどの程度ユーザを獲得できるかでしょうかね。

追記:知り合ってから三年以上当方のサイト名を間違って覚えていた担当編集者より、『Attention Economy』は昨年『アテンション!』という邦訳が出ているという情報をいただいた。ありがとうございます。

[][] サンの社内ブログを動かす「Roller」ブログソフトウェア  サンの社内ブログを動かす「Roller」ブログソフトウェアを含むブックマーク

今や Sun も blogs.sun.com を運営しているが、三年前は「Sun の従業員でブロッグしている人間はいるだろうのか?」なんて書かれていたのだからこの世界は変化が早い。またそれに適応しないと生き残れない。

さてその Sun のブログシステム作者についての記事だが、その中で名前が出る『RSS and Atom in Action』は元々『Blogs, Wikis, And Feeds In Action』というタイトルで、ワタシは「おっ、Wiki がタイトルに付く本は久しぶりだ!」と楽しみにしていたのに変更になって悲しい覚えがある。それを思い出して Amazon.co.jp を調べると……

Rss and Atom in Action: Web 2.0 Building Blocks

Rss and Atom in Action: Web 2.0 Building Blocks

おいおい、タイトル変わってませんがな。しかし、Amazon.com のページでも表紙イメージが旧タイトルのままだったりする(笑)

もっとも件の記事にも、

 ジョンソン氏は、Java.netで「Blogapps」というプロジェクトにも携わっている。Blogappsは、同氏が近刊で紹介するコードサンプルとユーティリティのセットで、これらのサンプルと連携するブログおよびwikiサーバ機能も搭載している。

とあるので、Wiki の話も入っているのは間違いないが。

話題のハードウェアハック雑誌『Make』の一年分セットが発売される 話題のハードウェアハック雑誌『Make』の一年分セットが発売されるを含むブックマーク

オライリーのハードウェアハック雑誌 Make 並びにそのブログについてはワタシも地道に取り上げてきたのだが(その1その2その3)、そのときはちっとも注目してくれなかったのに、増井俊之さんが取り上げるや否や触覚を震わせるカネゴンさんはひどいや!

……という冗談はともかくとして、Make 発刊一年を記念して、四冊(季刊ですから)のボックスセットが発売になったことを Boing Boing で知る。最近この雑誌に興味を持った人に朗報ではないだろうか。

Make:The First Year

Make:The First Year

[] 『Mind Performance Hacks』のサポートWikiサイトができていた  『Mind Performance Hacks』のサポートWikiサイトができていたを含むブックマーク

もう一つオライリーネタ。

オライリーから『Mind Performance Hacks』という本が刊行されることは以前取り上げているが、著者によるサポート Wiki サイトが作られていた。

Moin Moin を使ってますな。各ページの構成もフォーマット化されており、確かにこういう Wiki サイトはありがたいかも。

otsuneotsune 2006/03/13 07:45 >増井俊之さんが取り上げるや否や触覚を震わせるカネゴンさんはひどいや!

増井さんはハズシが少ないが、yomoyomoさんは打率が悪いとおれカネ評価されている?

yomoyomoyomoyomo 2006/03/13 08:25 こらこら、ネタで書いたことから身も蓋もない結論を導き出さない!(笑)

hachihachi 2006/03/14 18:13 流行に鈍感であることを自ら証明してしまいました...

yomoyomoyomoyomo 2006/03/14 21:32 ああいえ、場末で勝手に書いているだけですのでお気になされないでください

2006-03-09

iNTERNET magazine 2006年4月号 iNTERNET magazine 2006年4月号を含むブックマーク

先日休刊のニュースが報じられた iNTERNET magazine を編集部よりいただいたのでコメントを。

まず休刊の件だが、本号に「月刊誌インターネットマガジンの休刊と今後のメディア展開のお知らせ」と「今後のメディア展開についての補足」という紙が付されていた。今後は以下の読者層をターゲットにするそうだ。

  1. Webマスターを中核とするWebビジネス関係者
  2. ワイヤレスブロードバンド技術者
  3. 放送・通信融合、デジタル家電関係者
  4. IPv6関係者
  5. ICT(Infortion and Communication Technology)を活用するビジネスマン

うーん……これに入らないネットワーク技術者なんているの?(笑)

創刊12年ということで、ワタシにとってはある意味会社の先輩のような存在だったのかもしれない。ちょっと感傷的だけど。

今月号の特集は「マッシュアップ」で、技術的な話はもちろん文化的背景もちゃんとおさえた(元々ヒップホップ用語なんだしね)力の入った特集になっているので、興味のある人は買っておいて損はないと思う。

あと日本の注目ベンチャー企業インタビューで株式会社ユビキタスが取り上げられていたのだが、そんな直球な名前の会社があることに何より驚いた。ニンテンドーDSの通信プロトコルスタックはここが作っているとな。

さて、次が最後である。

[] キャプテン・クランチまでがビデオポッドキャストを開始  キャプテン・クランチまでがビデオポッドキャストを開始を含むブックマーク

O'Reilly Weblog で、その昔スティーブ・ジョブスやスティーブ・ウォズニアクも師事したことで知られる最古参ハッカー、キャプテン・クランチこと John Draper がビデオポッドキャスト、その名も CrunchTV を始めたことを知る。

恥ずかしながらこの人の顔をワタシは知らなかった。予想したとおりの髭面のおじいさんだが(何せ両スティーブの師匠筋なので)、顔色は良く口調もしっかりしていて意外だった、と書くと失礼か。

なぜこのおじいさんがキャプテン・クランチと呼ばれるのか知らない人は、HotWired の記事を参照あれ。まあ……端的に言えばアウトローですね(笑)

[] Wikipediaの「ファミ通」英語版ページで見つけたオールタイムベストゲーム100選リスト  Wikipediaの「ファミ通」英語版ページで見つけたオールタイムベストゲーム100選リストを含むブックマーク

Rebecca Blood のところで、日本人は日本のゲーム、しかも RPG が大好きというエントリがあがっていたのだが……当たり前だと思いますが?

それはともかく Wikipedia にファミ通の英語版ページがあるのには驚いた(さらに書けばフランス語版、スウェーデン語版まである!)。

で、その英語版には Rebecca たんが話題にしていたオールタイムベスト100選のリストが一部紹介されている(日本版にはない……)。

67位の "Hokkaido Murder Mystery" は、極私的堀井雄二ベスト作である「オホーツクに消ゆ」のことだよね?

[] ゲームプログラミングについてのWiki  ゲームプログラミングについてのWikiを含むブックマーク

ゲームの話題ついでにご紹介。この Wiki の精神というか視点は What is Game Programming を見れば一目瞭然である。

Most people have seen programs like FreeCell and most people have played them. But where do they come from? Is there some evil genius sitting in a dark room inventing them? Or do they just appear on your computer overnight? No, it's guys like you and me that write games! It is indeed a fine art, and one that only comes with a TON of practice, but in the end it is quite rewarding.

ゲームアイデアに始まり各種ツール情報まで結構揃っていてステキだ。この Wiki も GFDL ライセンス指定なのだが、ワタシも昔訳した「オープンソースゲームをプレイする」という文章を思い出したりした。

[] Wikiの語源についてのウォード・カニンガムによる解説  Wikiの語源についてのウォード・カニンガムによる解説を含むブックマーク

さて、ウェブアプリケーション Wiki の語源に関しては、ハワイ語の "Wiki Wiki" に由来するというのが定説、というかそれ以外ありえないだろうと思っていたのだが、「一説によれば、wikiは「what I know is(私が知っているのは・・・)」の頭文字を取ったもので、知識の貢献、蓄積、交換などを示している。」というまことしやかな説を見たりもする。

Wiki の父である Ward Cunningham がそれについてはっきり書いた文章はないかと思ったら、あった。

辞書編纂者の質問に対して、ハワイで空港を出て最初に見たハワイ語が "wiki wiki bus" の "wiki wiki" で、それが quick の意味であることを知り感心し、その後いろんなハワイ語を知ったが "wiki wiki" が一番印象的で、後に新しいウェブアプリケーションをつくり名前をつける段になって新しいものにふさわしいちょっと変わった名前がほしかったのだが、wiki がぴったりじゃないか……という流れを書いている。

この文章の最後の Oxford English Dictionary のくだりは、「「Jポップ」という言葉は、実は海外でも流通している?」に書いた話だろうね。

[] 『ダ・ヴィンチ・コード』にブルース・シュナイアーの名前が登場するそうな  『ダ・ヴィンチ・コード』にブルース・シュナイアーの名前が登場するそうなを含むブックマーク

これはちょっとしたトリビアというか。またしても Rebecca Blood のところで、『ダ・ヴィンチ・コード』に Bruce Schneier の名前がちらっとだけど登場することを知る。アラン・チューリングが登場する小説もあったようだが。

あとこれも取り上げ忘れていた。これまで何度も嘆いてきた Schneier の『Beyond Fear』だが、佐藤信彦さんによると日本語版の作業が進んでいるとのことでありがたいことだと思う。

『ダヴィンチ・コード』は今年映画が公開になるし、調べてみると文庫セットが発売になるので買ってみようかと思うのだが、積読の山がそれにブレーキを……

ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻 3冊セット

ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻 3冊セット

期待の新刊、『Life Hacks PRESS デジタル世代の「カイゼン」術』 期待の新刊、『Life Hacks PRESS デジタル世代の「カイゼン」術』を含むブックマーク

昨年あたりからよく耳にする Life Hacks 方面については興味は十分にあるものの(何せ小生、時間の使い方やら何やらとにかく要領が悪いもので)、GTD すらまだちゃんと読んでいない。

43 Folders あたりを地道に読んでいくのもいいのだろうが、やはり日本人の生理にあった本でも一冊読んでみたいと漠然と思っていて、しかし小生ものぐさなためそのままになっていたのだが、期待できる新刊情報を得る。

田口元さん、安藤幸央さん、平林純さん、金子順さん、角谷信太郎さん、そして kdmsnr さんなど、執筆陣が本当にキラ星のような面々である。

ダメ人間なワタシとしてはすがる思いで予約させてもらった。この時点でダメな気もするが。

yukichi99yukichi99 2006/03/09 10:36 古い記事にコメントするのもあれなので。

海外の音楽ジャンルを並べるページを見たときに、J-Popって項目がありましたよ。基本的には、浜崎あゆみみたいなちょっとトランスがかったポップを指すみたいです。日本でいうJ-Popよりも、もっと範囲は狭いみたいです。 http://en.wikipedia.org/wiki/J-pop はあまり参考にならないかもしれないですが、基点にはいいかもしれません。

yomoyomoyomoyomo 2006/03/09 21:52 はい、おそらくそのページは当方も取り上げているのですが,
http://d.hatena.ne.jp/yomoyomo/20050721/techhistory
件のエントリを書いたときまでに忘れていたようです。いけませんね

2006-03-06

[][] YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録近藤淳也『「へんな会社」のつくり方』を追加。

本当はもっといろんな話を書きたかったのだが、面白くない話に終始している。近藤さんをはじめとするはてなの方の話を書くだけで(ワタシが)楽しいのは分かっているが、飽くまで読書記録なんだし。

[] 『デジタル音楽の行方』への反応 その27  『デジタル音楽の行方』への反応 その27を含むブックマーク

まだまだ続く『デジタル音楽の行方』への反応だが、今回はまず Idea Note から引用。

この本は簡単に言うと「発達してきたテクノロジーと音楽との関係について教えてくれる」本です。さらに、「テクノロジーが発達することによって社会が大分変わって、その社会(特に音楽社会)の変化も音楽に影響を与える」みたいな感じで多角的に見ています。視点はめっちゃ面白いです。

しかし、この後もっと未来を見せてくれ! という不満も書かれてある。「水のような音楽」だけでかなりぶっとんでいると思うんですがね、正味の話(笑)

続いておまぬけ活動日誌から引用。

そういえば。yomoyomoさんには「デジタル音楽の行方」を充分読まないで訳文について指摘するメールを送ってしまったことがあって、それに丁寧なお返事をいただいて大変恐縮してます。読み終えたら気づいたほんの少数の誤植をお知らせしようと思ってますです。はい。なかなか読む時間がつくれずにいるのだけれど。

お時間が取れましたらで結構ですので遠慮なくお知らせくださいませ。他の方も訳文などを含めた『デジタル音楽の行方』の内容に疑問などを持たれましたら訳者までご一報くださいませ。できる限り対応したいと思いますので。

[][] 欲しいのはiPod Wifi Wiki Hifi  欲しいのはiPod Wifi Wiki Hifiを含むブックマーク

雑種路線でいこうの「iPod WiFiと想起して忘れかけていた野望を思い返す」を読んで、ワタシもまた忘れかけていた文章を思い返した。

それは二年半ほど前に訳した「ほしいのは Wifi Wiki Hifi」である。

音楽共有の形は南方司さんが考えるのとかなり違うのだけど、思えば iPod に Wifi が絡めば、上の文章のような音楽共有までかなり近づくんだけどね。

『デジタル音楽の行方』を訳し始めた頃、まだ日本で iTMS は始まっていなかった。しかし、それが始まりポッドキャスティングに標準対応の iTunes が出て、そして iPod nano を目の当たりにすると、『デジタル音楽の行方』の第一章に出てくる未来のデバイス Universal Mobile Device が途端に近づいたように思えたっけ。

さて、iPod Hi-Fi の評判はあまり芳しくはないけれど、こと iPod 周りに関してアップルは「後追い」戦略が強い会社である。今後も「デジタル音楽の未来」を前進させる製品を作ってほしいですな。

Apple iPod Hi-Fi M9867J/A

Apple iPod Hi-Fi M9867J/A

[] 文芸的プログラミング専門Wikiが開設されている  文芸的プログラミング専門Wikiが開設されているを含むブックマーク

文芸的プログラミングといえば、ドナルド・クヌース(Donald Knuth)が提唱する、プログラムの作成とその文書化を同時に行なう手法で、詳しくは『文芸的プログラミング』(asin:4756101909)を読んでほしい……と言いつつワタシもちゃんと読んでないのだが(笑)、これの情報源を目指す LiteratePrograms.org が Wiki で作られている。2月末にできたばかりみたい。

About ページによるとこの Wiki のコンテンツは GFDL ライセンス指定なので翻訳を公開できるよ〜ん。

ワタシは岩谷宏は嫌いなのだけど、彼が書くように Literate Programming は文芸的プログラミングよりも文書型プログラミングのほうが適切な訳じゃないだろうか。今更だけど。

あと関係ないのだけど、Wikipedia には文芸的プログラミングのページがあるが、Literate programming の日本語版の位置づけになってないみたいなのはなぜだろう。

[] なぜかWikipediaの関西弁のページが充実している  なぜかWikipediaの関西弁のページが充実しているを含むブックマーク

Wikipedia を厳密に百科事典ととらえるとかなり厳しいところがあるのは事実だが、たまにリンクを辿っていって、予想もしなかった項目や、やたらと充実している項目を見つけるのは楽しい。おい、ツンデレに英語版ができてるよ! しかも例がレイア姫とキング・コングだよ、とか。

そうした意味で先日感心というか呆れたのは「関西弁」のページ。日本語版が充実しているのは別に驚くことではないのだけど、英語版、そしてフランス語版(!)までそれなりのページになっているのは面白かった。

ワタシも四年間大阪に住んでいた経験があるが、あれから十年経ち、もう大阪弁は喋れなくなったねぇ。

[] InfomationWeekのWikiの企業利用についての記事  InfomationWeekのWikiの企業利用についての記事を含むブックマーク

もはや Wiki の企業での利用が記事になることは、少なくともアメリカでは珍しくなくなっている。個人的に面白かったのは、"Wikis In The Workplace" の冒頭にあるくだり。ちょっと訳してみると。

マネージャは、Wiki が労働者とワークフローの妨げとなり、「現実の」仕事から気を散らすことになることを恐れているのかもしれない。あるいは Wiki を、(主としてIT部門の)時間と労働の浪費にしかならない一時的な流行と見ている。

そして一部有志によるローカルな Wiki から Socialtext の Wiki を利用することになる Angel.com の実例を挙げたりするわけだが、正しい理解かはともかく少なくとも管理職層に認知され、恐れられているわけだ。

「おやじキモーイ」とか書いている40男もかなりキモいよ、山形浩生 「おやじキモーイ」とか書いている40男もかなりキモいよ、山形浩生を含むブックマーク

……とか書くと、「そういうお前が一番キモい」の一言で終わりになりますね、すいません、山形さん。

そういえば氏は現在絶賛お詫び中だが、これでは山形浩生的説明責任を果たしていないのではないか?

だって氏はかつて大見得を切っていたではないか。

 やれやれ、あなたたちさ、ぼくたちに謝らせるにしても、謝罪を読む側にはそれなりの背景説明ってもんが必要になるとは思わないの? 「文中に一部不適切な表現がありましたことをお詫びします」なんていうテレビの謝罪みたいな、何の意味もないやつがほしいわけ? ぼくは謝るときはどんな場合でも、何についてどの点を謝ってるのか、見る人にちゃんとわかる形であやまるんだよ。

強調は引用者。事情があって今具体的な話を書けない、とかいうことなら仕方ないけど(でも、そんなことあるの?)。

さて、パオロ・マッツァリーノさんの『反社会学の不埒な研究報告』(asin:4576051717)はとっくに購入済なのにずっと積読ステータスなので何も書けないのだけど、前著『反社会学講座』が素晴らしかったのは確かである。早く『反社会学の不埒な研究報告』も読まないと……

反社会学講座

反社会学講座

2006-03-02

yomoyomo2006-03-02

[] 「はてなSNS」でなく「はてなポータル」を目指すべきではなかったか?  「はてなSNS」でなく「はてなポータル」を目指すべきではなかったか?を含むブックマーク

はてラボが始まってそれなりに経つが、遊んでみる時間が取れない……というのはちょっとウソで、そこで公開されているサービスがピンとこないから手をつけていない。唯一はてなワンワンワールドには食指が動くが、これなどやりだすときりがなさそうだし、となると上に書いた時間の問題が頭をもたげる。

さて、一部ユーザの間ではてなSNSに対する不快感が高まっているらしい。

うーん、正直どうしてそこまで反感・不快感を持つのかよく分からない。分からないので、不快感を表明する人たちに特に反論する気にならないのだが、現状のはてなSNSが面白いとも思わない。

ワタシの場合、サービス開始当初に自分のページを表示してみて、勝手に友達リストみたいなものが表示されるのが居心地悪く感じられたが(しかもまったく交流のない人間ばかり表示されたし)、全体としては「ふーん」だった。今見直してみると上記のリストみたいなのはなくなっており、一方でやはり連想プロフィールは意味不明なのだけど、それでも「ふーん」としか思わない。基本的には公開情報を再加工しただけなんだし、「別にいいけど、だから何?」という感じである。

それがすべてとは言わないが、「はてなSNS」という名前の付け方がまずかったのではないか。はてラボのトップページには「はてなコミュニティー偽ポータル」という、バカの半笑いのような文句がついているが、「偽ポータル」などと逃げている時点で間違っているのではないか。

つまりはサービスの方向性の問題だが、ARTIFACT@ハテナ系の「はてなポータルを望む―はてなはmixiの機能を飲み込め!―」が参考になると思う。ワタシ自身ははてなの mixi 化は勘弁してくれと以前書いたし今もそう思うが、アイデアとして参考にすべきところが多い。

加野瀬さんにしても mixi の機能を取り込めと書いているのであって、はてなを mixi 化しろと書いているわけではない。取り込むべきは機能なのに、下手に mixi のようなレイアウトを先にパクり、はてなのサービスから引き出せる情報をほいほいと並べて「SNS」なんて名乗るのは、サービス設計者として考えが浅いと思う。

どこが「ソーシャルネットワーク」やねんということだが、後付けでユーザが選択もしていないのに連想プロフィールとかお気に入りリストみたいな「つながり」を無理に見せようとしているのがダメだ。そうでなく、各パーツをユーザが選択してレイアウトを決められるようにしてユーザが自分専用の「はてなポータル」を作れるようにすべきだろう。これなら気に入らないパーツを非表示にもできる。

大体さ、はてなユーザの役に立つなり、楽しんでもらってなんぼのサービスだろう。今のはてなSNSが何の「役に立つ」? どこが「楽しい」? 開発者(id:secondlife)はそれを説明できるか? 「サービスの完成度50%未満」云々は言い訳にならない。(利用者の声を読む限り)はてなワンワンワールドがそうだが、何よりまずユーザが何かしら楽しめることがあり、その上でこれを直せ、あれやこれができるようにしろと続くものだろうに。

結論としては、個人的にははてなSNSに不快感は持たないが、少しも面白くないし役にも立たない。勝手にすればいいが、方向性としてはてなSNSでなく「はてなポータル」をユーザ主導で作れるようにすべきだと思う。以上。

[追記]:

本エントリについては多くのコメントをいただいたが、要点としては、

あたりになると思う。また本日、設定の追加も行われている。「はてなSNS」よりも「はてなポータル」を、という本エントリの主張には何の変更もないものの、以上の点を鑑みると行き過ぎな表現があったのは確かなので、それらは訂正させていただく。本エントリに不快感を持った方にはお詫びします。

[] 『デジタル音楽の行方』への反応 その26  『デジタル音楽の行方』への反応 その26を含むブックマーク

しつこく続ける『デジタル音楽の行方』への反応だが、今回はまずは MAL Antenna から引用。

最近「デジタル音楽の行方」という本を読んでからいろいろ音楽業界の未来について考えているのですが、どうやって自分の好みに合う音楽を見つけるか?、というテーマは年々困難になっていくような気がします。

自分から情報を切り捨てない限り、情報のオーバーロードから逃れることはますます難しくなるわけで、となると今より一層音楽の目利きとなる「テイストメイカー」の役割が大きくなるというのが『デジタル音楽の行方』に何度も説かれている。

そしてこれは音楽の分野に限らない話で、ここ数年のティム・オライリーの「仕掛け」は、危機意識に裏打ちされた目利き足らんとする意思なのだと解釈している。

続いて「買わずに読んでごめんなさい」より引用。

細切れで読んだのが残念といえば残念。梅田本と同時期に読んだのは幸運。

ここでも梅田さんの本と並べて言及してくれる方が。『ウェブ進化論』はまだ読む時間が取れないのだが(何しろ積読本がとんでもない状況で……)、少なくとも売り上げを見習ってほしいと訳者として熱望します!

[] インフルエンザ情報専門WikiがCNNで取り上げられる  インフルエンザ情報専門WikiがCNNで取り上げられるを含むブックマーク

インフルエンザ情報を専門に扱う Flu Wiki は以前 Rebecca たんのところで見たときに取り上げようと思いながら機会を逃していたのだが、CNN.com に Wiki 作者ともども紹介する記事が掲載されている。

Flu Wiki を作ったのは、リスクコミュニケーションの専門家の52歳のライターさんとな。

特に最近では鳥インフルエンザの話もあるし、日本でも技術系だけでなくこうした生活情報に関する情報集積を行う Wiki ももっと増えてほしいところ。

今回もネタ元は Rebecca Blood のところ。

[] 世界最小のシングルユーザWiki、それは……  世界最小のシングルユーザWiki、それは……を含むブックマーク

vim かよ! ……というわけで、Perl ハッカーの chromatic が ChangeLog メモに通じる話を書いている。

Emacs だと EmacsWiki や howm があるが、「最小」となるとやはり vi のほうが相応しい感じはするね。

[] 日経コミュニケーションがAsteriskのセミナーを開催  日経コミュニケーションがAsteriskのセミナーを開催を含むブックマーク

以前よりオープンソース IP-PBX の Asterisk については何度か取り上げてきたが、昨年末「日本のIP電話市場に黒船来襲」という記事を掲載した日経コミュニケーションが、Asterisk をテーマにしたセミナーを開くとのこと。

Asterisk だけにフォーカスしたセミナーになるのは意外だった。日経コミュニケーションが肩入れするとなれば日本企業の注目も向いてくるのだろうか。既存の企業ネットワークにどのように柔軟に対応しながら価値を加えることができるかどうかがポイントになるだろう。

[] 画家や作家よりもひどい仕事、それは役者?  画家や作家よりもひどい仕事、それは役者?を含むブックマーク

先日戯れに書いた「殺し屋ネリのギャラはいくらだったのだろう?」に、Shiro Kawai さんが反応くださっている(2006/02/25 14:24:44 PST)。というか、反応くださるとすれば川合さん以外にないとこちらも思っていたが。これは純粋に称えているのだが、日本のテレビドラマに役者として出演したハッカーは前にも後にも川合さんだけだろう。

川合さんが挙げられる数字を見る限り、テレビドラマのレギュラーの座にいる間は安泰みたい。そして全国規模のコマーシャルはおいしいとのこと。しかし、舞台はかなりきつい。週200ドルを切る場合もあるってんじゃ、生活できませんがな。

しかし、映画でちょくちょく見るレベルの人であっても「day job無しでやれてるとも思えない」というのは厳しい話で、かつてジュリアン・シュナーベルがアル・パチーノにインタビューした際、一文無しだった頃はクニッシュ欲しさに絵を描いて売ったことがあるという話をするシュナーベルに対するアル・パチーノの言葉を思い出した。

そこが俳優と画家の違いだな。俳優なら、自分の演技を見て欲しさにクニッシュをおごるところだ。(CUT 1991年5月号)

それに関連して思い出したのだが、ポール・オースター山形浩生のインタビューで似たことを語っていたっけ。

若い物書きというのは、掲載拒否と、無関心と、貧乏の総攻撃にあってるようなものだ。これよりひどい仕事といったら、役者しかない。作家はだれにも読まれなくても書けるけれど、役者はだれかに役を与えてもらわないと何もできないからね。

それでも役者として成功することを目指す人が多いということは、演技というものがそれだけ魅力があるということなのだろう。

[] 映画『時計じかけのオレンジ』に登場した、あのオブジェが!  映画『時計じかけのオレンジ』に登場した、あのオブジェが!を含むブックマーク

……という Subject のメールが Amazon.co.jp から届いたのだが、もしやと思っていたら本当にアレだった! このオブジェが売られているのは知っていたが、まさか Amazon で買えるようになろうとは。

MEDICOM TOY LIFE ENTERTAINMENT The Rocking Machine (ザ・ロッキング・マシーン)

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時計じかけのオレンジ』は、スタンリー・キューブリックの映画の中でも一番好きな作品なのだが、あの映画は登場するオブジェひとつひとつまでどこを切ってもキューブリック印なこだわりが行き届いていて素晴らしく、このオブジェなどその代表と言えるのだが、これが「おもちゃ&ホビー」コーナーにあっていいのかよ!(笑)

しかし、2割引で78600円とはたけぇ! もっとも金はあってもこれを置くスペースがないのだが。

以前友人と『時計じかけのオレンジ』の話をしていてこのオブジェの話題になり、「あれの動きは射精後の陰茎の動きを見事に再現していて感心した」と言ったら思い切りヘンな目で見られてしまったのだが、そんなことを考えるのはワタシだけなのだろうか。

時計じかけのオレンジ [DVD]

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TransFreeBSDTransFreeBSD 2006/03/02 00:33 なぜかワンワンワールドにはまってるのだが、SNSがそこでは役に立っていると思う。というのも、友達リストに登録するとidがSNSへのリンクになっていて日記をちら見したり、所属グループを確認できたりするから、その人の事をサラッと手軽に知る事ができる。
これははてなワンワンワールド自体がSNS的な(友達でないとセリフが見れない)事と、インタラクティブなので、とりあえず友達になって、合間にちょっと見るというのに向いているからでしょう。ただ、カスタマイズ性はもっとほしいですね。

yomoyomoyomoyomo 2006/03/02 00:40 なるほど、ワンワンワールドとの組み合わせで価値が出ているのですか。しかしそれだとなおさら「SNS」より「(個人)ポータル」が相応しいように思います

yukattiyukatti 2006/03/02 01:30 わたしもワンワンパークにハマり加減で時間使ってます……(というかやや時を忘れる)。で、同じく、それまでそれ単独で見ていた「はてなSNS」とちょっと印象変わりました。「初めまして」の人がどんな人か確認するのに正直便利だなあと。でもその便利さがやっぱ落とし穴で、名刺はお仕着せで一見フェアなようでいて不都合はいっぱいあり、出来れば自分で作りたい。じゃどうしてほしいか、というのはyomoyomoさんとほぼ同意見なんですが、自分自身そこを突き詰めて考えると最初に「はてなSNS」単独で見ていたときに感じた感想にぐるっとかえってきました(http://beta.g.hatena.ne.jp/yukatti/20060222/1140596895)。

yukattiyukatti 2006/03/02 01:39 >勝手に友達リスト
は、バグだったそうです。http://beta.g.hatena.ne.jp/yukatti/20060222#c 2/23に修正。

yomoyomoyomoyomo 2006/03/02 01:46 早期に修正されていたバグなんでしたか。あれを見てカチンときた人は多かったでしょうね。というか?Bを利用していない人の相当数がその可能性があるわけで

thiswholeworldthiswholeworld 2006/03/02 03:22 キーワードページに説明されていますが、
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a4%cf%a4%c6%a4%caSNS
「はてなSNS」は、これがはてなのSNS!といったものではなく、「クローン技術の実験」という程度のものとして捉えるべきで、
これを「サービス設計者として救いがたく頭が悪い」と斬ってしまうのは少しかわいそうかと思います。
結論部分には同意します。「ワンワンワールドとの組み合わせで価値」も同意。

yomoyomoyomoyomo 2006/03/02 08:35 キーワードページの説明は開発者自身が記述したものではないようですが、開発者による「クローン技術の実験」であるという言及はどこでなされていますか?

foliofolio 2006/03/02 16:22 http://sns.hatelabo.jp/help こちらですね。

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