YAMDAS現更新履歴

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2006-04-29

[][] Lou Reed, Live in Italy  Lou Reed, Live in Italyを含むブックマーク

Live in Italy

Live in Italy

ゴールデンウィーク! Amazon980円劇場!

キャリアの長いアーティストなら大抵そうだが、ルー・リードもライブ盤を何枚も出している。その中で一枚選ぶとするなら、やはり『Live in Italy』になるだろうか。

バンドメンバーも、ギターがルーと故ロバート・クイン、ベースがフェルナンデス・サウンダース、そしてドラムがフレッド・マーという『Blue Mask』期の "You can't beat 2 guitars, bass, drum." なルー親父が最高の力を発揮する構成で、選曲もこの時点での代表曲が網羅されている。

個人的には "Some Kinda Love" から "Sister Ray" につながるヴェルヴェット・メドレーにおける、ルーのトラクターのエンジン音のようなギターとクインの痙攣ギターの絡みが最高である。

唯一難を言えば、ジャケットが素晴らしい構図のオリジナル(asin:B000005S35)からぱっとしないものに変わったことか。これは謎だ。

あと偶然にも、現在 Gyao でこの面子によるボトムラインでのライブ A Night With Lou Reed の放送もやっている(アンディ・ウォーホルもちらと映ります)。ただこちらはルーがライブでリードギターを久方ぶりに弾くようになって間もない頃で、ギターソロになるといきなり座り込んで調整始めたり、客に背中を向けたりして微笑ましい。

[] SketchUpと「はてなThird Life」への道  SketchUpと「はてなThird Life」への道を含むブックマーク

Google が SketchUp という3Dモデリングツールを公開した。ちょっと見、Google は定期的にヘンなものを出すな、程度の感想しかもたなかったのだが、近藤さんのエントリを読み、そういうものかと膝を打った。というか、ワタシが鈍すぎるのか。

こういうのは好きな人と全く興味が無い人とで随分分かれそうな気がしますけど、個人的にはぜひはてな文字を京都に作ったり、精巧な3Dバーチャルワールドを作って、そのなかでわんわんしてみたい感じがします。

以前「バーチャルワールド「Second Life」が次世代のOSになる?」というエントリを書いたことがあるが、近藤さんの文章からはてなわんわんワールドの可能性を勝手に妄想した。

つまり、MMORPG なゲームそのものとは違い、Second Life のような著名人が訪問して講演までしちゃうような精巧な仮想空間とも違い、わんわん言い合いながら建物を作ったりしてユーザが楽しめるような第三の道があるのでは! なーんてね。

まあ、そのまま SketchUp とはてなわんわんワールドが結びつくわけでもないけどね。それこそしなもんが八頭身になっちゃう(笑)

[] とうとう山形浩生がブログを始めた…  とうとう山形浩生がブログを始めた…を含むブックマーク

個人的にはこの人にはやらないでほしかったが、とうとうダークサイドに堕ちた(笑)模様。

どっちが本館か分からないが、ブログ時代になってなかなか見られなくなったキチガイズムをそこはかとなく感じるところが中年厨房の面目躍如……とは失礼ですね。すいません。

現実の山形さんはさきっちょに鼻の下をのばす中年紳士なようだが。

BLOCK BLOG を使っているが、ということは当面のライバルは真性引き篭もりになるのだろうか。

[] livedoor ReaderのまとめWikiができていた  livedoor ReaderのまとめWikiができていたを含むブックマーク

先週の登場以来一気に話題なった RSS リーダ livedoor Reader だが、まとめサイトが livedoor Wiki にできていた。そうこなくっちゃ。

ワタシもここを見ながら Bloglines からの乗り換えを検討予定。

オライリーのMake最新号とイベントMaker Faireと姉妹雑誌Craftの話 オライリーのMake最新号とイベントMaker Faireと姉妹雑誌Craftの話を含むブックマーク

Make: Technology on Your Time Volume 05

Make: Technology on Your Time Volume 05

オライリーの編集者の方からハードウェアハック雑誌 Make の最新号 Vol.5 をいただいた。

今号の特集はソーダボトルでロケット作って100フィート上げたるわい! というもので、その詳細な作り方解説が泣かせる。

Make というと今週は Maker Faire というイベントも開かれたようで、Toys in the Loop Pool でその模様が見られるのだが、大の大人が真剣にヘンテコなことをやっていてこれもまた泣かせる。

そして、そして。Make の編集長の奥さんが編集する姉妹雑誌 Craft なるものも今年の秋に刊行されるみたい。「お母さんにも分かるWeb 2.0」で紹介した Etsy で取り引きされるブツをカバーする感じだろうか。

そろそろ小川浩は少しぐらいDISっといた方がいい? そろそろ小川浩は少しぐらいDISっといた方がいい?を含むブックマーク

「エバンジェリスト」という言葉の価値の下落こそが「Web 2.0」的なんです! いや、ウソです!

2006-04-24

yomoyomo2006-04-24

[][] YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

読んだ観た聴いたImitation of Life を追加。

早い話 R.E.M. 賛歌である。悩んだが YouTube で公開されている動画にもいくつかリンクさせてもらった。

マイクロソフトで働くということ マイクロソフトで働くということを含むブックマーク

Slashdot 経由で知ったマイクロソフト社員による Working at Microsoft というページだが、"long-time Apple and UNIX user/programmer" だったという変わった経歴の持ち主である Michael Brundage という人が書いたもので、五年以上マイクロソフトに務めている社員なのだから、ここに書かれる話もかなり正確なものだろう。でも、会社的にこれ書いて大丈夫か?

で、肝心の社員によるマイクロソフト評だが、個人の自由や飲み物がタダなのはありがたいが、管理職はアレだし仕事と私生活のバランスは悪いわなというある程度予想通りの内容である。

個人的には "Microsoft's Not Evil" とかはどうでもよいが、担当業務でない部門のソースコードにアクセスできているみたいなのは意外だった。管理体制はどうなっているのだろうか。

[] The Wikipedia FAQK  The Wikipedia FAQKを含むブックマーク

この文章が翻訳対象かどうかは分からないが、Hotwired Japan の更新が止まったのは痛いなぁ。

Wikipedia FAQK だが、不謹慎ながら読んで笑ってしまった言葉の定義を紹介しておく。

  • 淫売(meat puppet):あなたの意見に賛同しない人
  • 注目に値しない(non-notable):あなたが興味のない話題
  • 破壊行為(vandalism):あなたがやったのでない編集
  • 中立的な観点(neutral point of view):あなたの見解
  • 合意(consensu):空想的な人間進化の状態

[][] クリエイティブコモンズな旅行情報Wikiサイトが買収される  クリエイティブコモンズな旅行情報Wikiサイトが買収されるを含むブックマーク

旅行情報の集積を目的とする Wiki サイトの代表的存在に WikitravelWorld66 の二つがあり、これらはいずれもサイトコンテンツをクリエイティブ・コモンズライセンスの元で公開しているという共通点があるのだが、両者が Internet Brands に買収された模様。

Creative Commons のブログでは手放しに喜んでいるように読めるが、元々ライセンス上サイトコンテンツの商用利用は可能だったわけで、今後もこれらの Wiki サイトのコンテンツはフリーなままに置かれるのだろうか。そのあたりがちょっと気になる。

Wikitravel については、「Wikitravel:旅行者の役に立つコピーレフトなコンテンツ」という文章を訳している。

2006年度「ロボットの殿堂」への殿堂入りリストが発表される 2006年度「ロボットの殿堂」への殿堂入りリストが発表されるを含むブックマーク

ワタシは Robot Hall of Fame なんてものがあること自体知らなかったよ。

殿堂入りには AIBO といった現実のロボットの他に、『スターウォーズ』の C3PO、『A.I.』のデヴィッド君、そして『地球が静止する日』のゴートや『メトロポリス』のマリアなど映画の世界のロボットも多数選ばれている。

ロボットといえば、アメリカの保守派の政治家が公共図書館から日本のマンガ研究本を猥褻だと撤去させたという残念なニュースもあったが、問題の本の表紙が鉄腕アトムだったんだよね。

Manga: 60 Years of Japanese Comics

Manga: 60 Years of Japanese Comics

「日本のマーサ・スチュワート栗原はるみのアメリカでの受容 「日本のマーサ・スチュワート」栗原はるみのアメリカでの受容を含むブックマーク

Rebecca Blood さんのところで、New York Times に栗原はるみが "Japanese Martha Stewart" と取り上げられているのを知る。New York Times といっても、記事を書いているのは大西哲光でないので安心してください。

これを見て思い出したのだが、彼女がアメリカで刊行した『Harumi's Japanese Cooking』が第10回グルマン世界料理本賞を受賞していたんだね。

Harumi's Japanese Cooking: More than 75 Authentic and Contemporary Recipes from Japan's Most PopularCooking Expert

Harumi's Japanese Cooking: More than 75 Authentic and Contemporary Recipes from Japan's Most PopularCooking Expert

考えてみれば、アサマシエイトしたところで英訳された彼女の本をわざわざ買う人もいないか(笑)

New York Times の記事は、彼女の成功の理由を分析するもので、彼女を「日本のマーサ・スチュワート」と評しているのはありがちだが、彼女の夫を「日本のウォルター・クロンカイト」というのはどうだろう。

こういう記事は、日本語がところどころそのままでてくるのが可笑しいのだが、この場合何度も bento(s) が出てくるのが可笑しかった。弁当の終焉。

あと彼女の名前を聞いて、大野左紀子氏(Ohno blog の方ですね)の「はるみさんの時代」を思い出した。

[] 『第三の男』のアリダ・ヴァリ死去  『第三の男』のアリダ・ヴァリ死去を含むブックマーク

id:deadman2 でまだ取り上げられていないようなので書くが、訃報記事では「アリダ・バリ」という表記になっているところが多いな。

失礼にもまだ生きていたの? とか思ったりしたが、何しろ『第三の男』は半世紀以上前の映画で、監督や主要キャストの多くはそれこそ数十年前に鬼籍に入っているわけで。

アリダ・ヴァリというと『第三の男』のヒロインとして語られることが多いが、はっきりいって『第三の男』での彼女の演技は傑出したものではない。ルキノ・ヴィスコンティの『夏の嵐』も訃報記事で引き合いに出されているが、個人的にはベルナルド・ベルトルッチの『暗殺のオペラ』を推したい。ヴィットリオ・ストラーロのカメラは、『第三の男』のヒロインの二十年後を見事に映し出している。しかし、この映画 DVD 化されていないな!

『第三の男』に話を戻すと、ワタシはこの映画が死ぬほど好きで、古い映画だと敬遠している人にこそ観てほしいと思う。この映画と同じくオーソン・ウェルズとジョセフ・コットンの共演が見られる『市民ケーン』(asin:B0000635SD)がそうであるように、映画という芸術形態の頂点の一つに位置すると思う。アリダ・ヴァリが『第三の男』で語られるのは、並木道のラストシーンがあまりにも見事だったからだ。ロバート・アルトマン『ロング・グッドバイ』のラストシーンはそのオマージュでしたね、chic さん。

あとこの映画に関して言えばアントン・カラスのチターによる音楽が素晴らしく、その成立にまつわるドラマとその後のカラスの栄光と苦闘については、軍司貞則の『滅びのチター師』(asin:4167571021)というノンフィクションの快書もある。

第三の男 [DVD]

第三の男 [DVD]

yagitoshiroyagitoshiro 2006/04/24 23:18 R.E.M.をすごいと思ったのは、母親が亡くなったと連絡を受けて病院に向かう途中、ずっと頭の中でOrange Crushが鳴り続けていたときだな。

yomoyomoyomoyomo 2006/04/24 23:33 それはつまり淀川の水が枯葉剤のように貴殿の母上を蝕んだということだろうか

nijimunijimu 2006/04/25 01:35 ああ、アリダ・ヴァリ亡くなったんですね。
あんまり映画を観ないのですが、これは原作を読んで是非とも映像化されたものも見たいと切望したものです。原作以上に素敵でしたね、映画は。アリダ・ヴァリもとても美しく、今でも記憶に残っています。そうか、今度は「暗殺のオペラ」も観てみますよ。

yomoyomoyomoyomo 2006/04/25 02:02 『第三の男』は、正確にはグレアム・グリーンの原作の映画化ではなく、映画の脚本が先にあり(つまり映画制作が先にあり)小説版は後で刊行されたものではなかったかしら
『滅びのチター師』に、脚本にない「スイス500年の民主主義と平和……」の台詞を巡ってリードとグリーンが激論を交わした話があったと思いますが、今度帰省したら読み直してみましょうかね

nijimunijimu 2006/04/25 06:39 あ、作品ができた経緯についてはその通りです(自分で読んだ時の感想に書いてあったんで思いだしたのですが)。小説でも映像はありありと浮かんでくるのですが、その映画はまた格別、ということです。チターの調べも素晴らしかったですね。最近は恵比寿駅を通ると毎日似たものが鳴ってたりするんですが(笑)

2006-04-19

週刊ビジスタニュース続報 週刊ビジスタニュース続報を含むブックマーク

メールマガジン「週刊ビジスタニュース」に当方が「スティーブ・ジョブズ今昔物語」を寄稿した2006.04.12配信分がソフトバンク・クリエイティブのサイトで再公開されている。

以上お知らせまで。

グループウェア2.0はカレンダーが中心になる? グループウェア2.0はカレンダーが中心になる?を含むブックマーク

この間のはてなグループについてのエントリで、

はてなグループは Google Calendar とまではいかなくてもカレンダー機能方面を強化して「Web 2.0時代のグループウェア」みたいな売り方もできるんじゃないか

と書いたとき、カレンダーの重要性についての文章を失念していたため参照できなかったのだが、hisashim's Journal のエントリを見て、jwz の「グループウェア、ダメ!」を思い出した。

改めて読み直してみると Google Calendar の上手さが際立つわけだが、Mozilla がこの方面でダメダメとなれば、森田さんも書くように Hula あたりががんばらないといけないね。

[] 国際的カンファレンスWikimania 2006が8月に開催  国際的カンファレンスWikimania 2006が8月に開催を含むブックマーク

上のエントリに関連して、そういえば Chandler ってあったな、などと失礼なことを思ったのだが、その首謀者の一人である Mitch Kapor の新しくなったブログで、Wikimedia 財団が開催する国際的カンファレンス Wikimania 2006 が8月4〜6日に開催されることを知る。

今回はマサチューセッツ州ケンブリッジということで、前回のドイツよりも参加者が増えるだろうな。submission deadlines は4月30日である。

Wikipedia の編集方針に抗議するサイトが公開されたり、日本では goo が Wikipedia のデータを利用したフリー百科事典検索サービスを開始したり、まだまだ Wikipedia が話題になり続けるのは確かである。Wikimania にも誰か取材に行かないかな。

[] はやくもVlog(ビデオブログ)のカンファレンスが開催される  はやくもVlog(ビデオブログ)のカンファレンスが開催されるを含むブックマーク

Scripting News で知ったのだが、Vloggercon という Vlog(ビデオブログ)のカンファレンスが6月にサンフランシスコで開催されるとのこと。

昨年、ポッドキャスティングのカンファレンスをはじめて紹介したときと同じ、「もうそんなものが開かれるユーザ規模になったのか」という感想を持つねぇ。本当に動きが早いよ。もっともワタシが購読している Vlog は、今のところ週刊はてなだけだけどな!

ダン・ギルモアも参加予定。

デビッド・カトラーが喋る動画をはじめて見た デビッド・カトラーが喋る動画をはじめて見たを含むブックマーク

Yendot で知ったのだが、AMD のサイトで Windows NT の父親的存在と言えるデビッド・カトラーが喋る動画が公開されている。彼の動画を見たのははじめてだな。

以前にも取り上げているが、彼は現在 Windows の64ビット対応に携わっており、件の動画も64ビットコンピューティングの利点を説くものである。ついでに口が滑って「Web 2.0 なんて糞だ。俺の前でそんな戯言言ったら前歯を叩き折ってやる」とまで言っている……というのはもちろん、ウソです! というか、これ自体は一年以上前のコンテンツみたいだが。

しかし、それよりだ。Windows NT 誕生を描いた彼を主人公とするノンフィクションの傑作『闘うプログラマー』asin:4822740161asin:482274017X)をどこか文庫化しないものだろうか。

今日本屋で立ち読み予定の雑誌 今日本屋で立ち読み予定の雑誌を含むブックマーク

つーか、買えよ。

自分用メモ。日経ビジネスとNHK将棋講座テキストか。オヤジだな(笑)

freedomcatfreedomcat 2006/04/19 14:54 s/Wikimedia 2006/Wikimania 2006/
Wikipedia,Wikimedia,Wikimania、早口言葉だと絶対間違えそう。

yomoyomoyomoyomo 2006/04/19 19:42 修正しました

2006-04-18

[] YAMDAS更新、もしくは祝PukiWiki本刊行  YAMDAS更新、もしくは祝PukiWiki本刊行を含むブックマーク

yomoyomoの訳書・執筆記事Software Design の「Wikiつまみぐい」連載情報(第10回)を追加。本日5月号が発売になっております。

PukiWiki入門 まとめサイトをつくろう!

PukiWiki入門 まとめサイトをつくろう!

今回は『PukiWiki入門――まとめサイトをつくろう!』刊行の告知である。この本の話は「Wikiつまみぐい」連載以前から聞いていたのだが一向に完成の報が届かず、連載で取り上げられないではないかと気を揉んでいたので、無事紹介できて嬉しく思う。

編集者のモーリ(id:mohri)さんのご厚意により、今回の「Wikiつまみぐい」を書くにあたり3月に原稿を読むことができたのだが、PukiWiki の決定的入門書であることは間違いない。正直「まとめサイトをつくろう」という副題にがくっときたのだが、その後 kokepi さんの「「Wiki」っていうからみんな使わないんだ。「まとめサイト」って言えばいい」を読み、これでよいのだろうと思い直した。

それにしてもカバーが派手ですな(笑)

[] 『結城浩のWiki入門』PDF版が刊行されている  『結城浩のWiki入門』PDF版が刊行されているを含むブックマーク

Wiki に関する書籍の話をするなら、これも取り上げないといけない。

YukiWiki 作者である結城浩さん自身による解説本『結城浩のWiki入門』の PDF 版が刊行(というのかな?)されている。詳しい情報はサポートページを参照のこと。

書籍版(asin:4844319159)のほうは Amazon でも少し前からずっと品切れ状態なので、今後 YukiWiki の解説を手元におきたい人は、この PDF 版を購入されるのがよいだろう。

それにしても、オライリーの Wiki 本 PDF 版はキャンセルされてしまったのだろうか。

[] ジミー・ウェールズがLong Now財団でWikipediaと自由な文化について講演  ジミー・ウェールズがLong Now財団でWikipediaと自由な文化について講演を含むブックマーク

昨日「Wikipedia の大失敗」なる講演を取り上げたばかりだが、Jimmy Wales が Long Now 財団で行った講演についてのエントリがあがっている。

Long Now 財団の講演(参考:ブライアン・イーノが Long Now について語る)は音声がダウンロード可能なことは以前紹介しているが、今回の講演も同様なので興味のある方は聞いてみよう。

Stewart Brand による解説によれば、大抵のリーダーは組織の成果に注目するが、Wales は Wikipedia のプロセスに重きを置いており、そこに Wikipedia 成功の秘訣があるとのことである。

Wales 自身の言葉を借りるなら、「Wikipedia の設計とは、そのコミュニティの設計である」となるのかな。

[] Joel on Softwareに翻訳用Wikiができていた  Joel on Softwareに翻訳用Wikiができていたを含むブックマーク

書籍版でもおなじみ Joel on Software翻訳用 Wiki を設ける話は以前にも取り上げたが、とっくに MediaWiki が稼動していることに気付かなかった。

素晴らしいことに日本語版もあり、2006年に入ってからのエントリがいくつも訳されている。ありがたや。

[] 二度目のGPLv3カンファレンスが今週開催  二度目のGPLv3カンファレンスが今週開催を含むブックマーク

気がつけば今週だった。今回の開催地はブラジルである。

八田真行氏による GPLv3 Conference リポート(その1その2)を読むと、南米ではフリーソフトウェア運動が左派的な政治運動、反米意識と結びついて盛り上がっているみたいで、八田さんの記述にも少し苦々しさを感じる。冷静な議論が行われるとよいのだが。

Richard Stallman の発言については当方も今年行われたインタビューを翻訳しているし、他にも以下のような講演録がある。

[] マンチェスターの情熱(字幕:戸田奈津子 マンチェスターの情熱(字幕:戸田奈津子)を含むブックマーク

マンチェスターを舞台にした21世紀の『ジーザス・クライスト・スーパースター』というだけで盛り上がるが、それを彩るマンチェスターで生まれたキラ星のような名曲の数々の名前を見るだけでクラクラくる。

で、クライマックスはやはり Stone Roses の "I Am The Resurrection" になるわけである。ワタシはローゼズのファーストが発表された頃ロキノン読者だったのだが、当時から性格がひねくれていたため増井修が狂ったようにプッシュしていたローゼズは完全にスルーしており、実際にファーストアルバムを聴いたのは90年代中盤だった。

THE STONE ROSES

THE STONE ROSES

当然というべきか、それまで聴かなかったことを海よりも深く後悔した。彼らが残した名曲は多いが、その中でも "I Am The Resurrection" は別格で、端的に言えば、これは音楽というより魔法である。

"I Am The Resurrection" で多くの人が引用する "I am the resurrection and I am the life" よりもその後の "I couldn't ever bring myself to hate you as I'd like" にこそストーン・ローゼズの真髄があるとワタシは思う。それが結果的に、磔にされたイエスが口にしても何らおかしくない言葉になっている。

それにしても今年はモリッシーの新譜も出たし、イアン・カーティスの伝記映画も公開される。2006年は何度目かの「マンチェスターの年」になる! ……わけはないか(笑)

BBC も問題を抱えているみたいだが、近年のテレビ、ラジオ両方でのインターネットへの献身的なほどの取り組みはもとより、何よりこういう番組を作っているのはすごい。

イギリス本屋大賞が発表される イギリス本屋大賞が発表されるを含むブックマーク

すいません、「本屋大賞」はウソで、British Book Awards です。イギリスでは本のアカデミー賞と言われ、"the Nibbies" の愛称で知られているとのこと。

で、Book of the Year には、日本でも来月発売予定の J.K.ローリング『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が輝いている。

ただこの本には山形浩生厳しい評を書いていたが。もっともワタシはハリポタシリーズ自体まったく読んだことないので何も書けません!(ダメじゃん)

せっかくなので他の部門の受賞者も見てみると以下の通り。

ネタ元は Rebecca Blood さんのとこだった。

2006-04-17

yomoyomo2006-04-17

[][] ダークホースとしてのはてなグループの可能性の延命、そして株式会社はてなの……  ダークホースとしてのはてなグループの可能性の延命、そして株式会社はてなの……を含むブックマーク

はてなグループは以前よりずーっとダークホースというか、可能性はいろいろありげだけど、はてなダイアリーよりも機能性の低いところもあってうまく使いこなされていない感が強かったのだが、たつをさんのエントリを読んでこれは面白いかもと思った。はてなグループによる Wiki の実現の話は以前からあったが、鈍いワタシも具体的なイメージが見えたように思う。

トピックツリー機能という目新しい機能も入ったし、ダークホースとしてのはてなグループの可能性は延命したと思うが、一方ではてなグループGoogle Calendar とまではいかなくてもカレンダー機能方面を強化して「Web 2.0時代のグループウェア」みたいな売り方もできるんじゃないかと思っていた。

そこで思い出すのが、他人の不幸は蜜の味の「はてなは「社内ネットワーク」に最適だと思う。」である。

このエントリは「ここら辺をパッケージにして、企業に売り込んだりしないのかなあ?」という文章で終わるのだが、社員の方のインタビューを読むと、システム請負などの仕事は仕方なく引き受けただけで、収益の見通しが立った後はさっさと手を引き、ネットサービスだけ嬉々として作っている印象がある。これは誤解かもしれないが、企業向けサービスではビジネスはてなも新規登録を打ち切っているし。

最近 id:catfrog さんが、好むと好まざるとにかかわらずではてなの収益についてのエントリをいくつも書いていて、収益源を Google と Amazon に依存した(?)経営に対する危惧を表明している(とワタシは解釈した)。

ワタシは特に何か情報を持っているわけではないので云々できないが、いくら取締役の著書がベストセラーになったからといって、一企業がその方法論に殉じる義理はあるまい、ぐらいは書いてもよいだろう。

第一 Google だって企業向けアプライアンスというブツを売っているわけで、はてなははてなグループをシステムとして売るという選択肢はないのだろうか。

[] 『デジタル音楽の行方』への反応 その32……にまったく留まらない話  『デジタル音楽の行方』への反応 その32……にまったく留まらない話を含むブックマーク

最近 diary.yuco.net で面白いエントリが続いているので遅きに失した感はあるが、『デジタル音楽の行方』の名前が挙がっているので紹介しておく。この続編といえる「Web2.0な世界で報道系組織が良心的かつ経済的に生きていく方法」とあわせて必読である。

さて、yuco さんが挙げている方策は以下の五つ。

  1. イベントで儲ける
  2. 広告で儲ける(アフィリエイトを含む)
  3. 薄く広く取る
  4. 寄付に頼る
  5. 最新記事は無料、過去ログデータベースは金を取る

思ったことをいくつか。

「イベントで儲ける」で引用されているクルーグマンの文章を読んで思い出したのは、白田秀彰さん一押しの『ビッグ・ピクチャー』である。といっても未読なため白田先生の受け売りなのだが、ハリウッドという場所が持つ幻想(例:スターに会える)がそこで働く人たちを惹きつけているという話で、技術者にとってそうした幻想を許容する場所として真っ先に思い浮かぶのはシリコンバレーだろう。yuco さんの文章の最後に出てくる「フカシ」の話もそうだが、魅力的な「磁場」が形成できるかどうかが鍵になる。

「ネットを舞台とした先導役競争が始まろうとしている」のでしょうな。

そして「薄く広く取る」で『デジタル音楽の行方』が引き合いに出されるのだが、本の中ではこの「薄く広く取る」やり方は「水のような音楽」モデルと紹介される。その方向性において、私的録画録音補償金問題も射程に入る。つまり、「薄く広く取って」資金プールを作るという意味では補償金制度も議論としてはアリなのである。iPod 課金という言葉で思考停止している人たちも多いようだけど。

ただ現状は安易に取れるとこから金巻き上げようと見えるところ、あと現在の JASRAC の評価、並びに配分の不明瞭の印象などを考えると、とてもじゃないけどそのまま受け入れられるわけはないのだけど。津田大介さんの「私的録音録画小委員会参加についていろいろ」を読むとそのあたりの難しさが伝わるが、補償金を諦めるかわりにユーザの権利をがっちがちに縛る DRM が義務化されてもダメなわけで。

『デジタル音楽の行方』に話を戻すと、訳者あとがきにも書いたが、(津田さんが解説で書いていることを別にすれば)ワタシがこの本を最も評価するのは、単に利用者の自由ばかりを訴えるだけでなく、件の資金プールの話や強制ライセンス化の話に代表される適切な行政の介入の話まで踏み込んで書いているところである。

デジタル音楽の行方

デジタル音楽の行方

そして最後に「寄付に頼る」だが、これは手軽に利用できるマイクロペイメントのシステムがないと現実的でないだろう。日本では PayPal が普及していないのが非常に痛い。

ネットワーク中立性問題と次世代通信網構想に見るエド・フェルトンの予言の現実化 ネットワーク中立性問題と次世代通信網構想に見るエド・フェルトンの予言の現実化を含むブックマーク

Freedom to Connect カンファレンスを紹介するエントリでも書いたが、ネットワーク中立性の議論は Winny トラフィック遮断問題とつなげて考えられるべき問題である。

しかし上の文章に登場する、通信会社が熱心な次世代通信網(NGN)構想の話を読むと、Ed Felton が「2006年を占う」で挙げていた予言を思い出さずにはいられない。

(13) インターネットは欠陥があるので再設計する必要があると主張するのがトレンドになる。このミームは、ろくでもない公共政策を薦める人たちに特に人気を博す。

フェルトン教授、早くもビンゴです。

[] マイクロソフトの狡猾な金銭援助サービス vs. ブルース・ペレンスの「ドメインのパーキングサービス」  マイクロソフトの狡猾な金銭援助サービス vs. ブルース・ペレンスの「ドメインのパーキングサービス」を含むブックマーク

LWN に Open Source Parking という面白い記事があった。

マイクロソフトが最近、大手ドメイン業者が取得したドメインで「停泊中、休眠中」のサイトに IIS を利用することに金銭援助を始めたというのだ。一見何の得があるか分からないのだが、つまりこうすることで、Netcraft における IIS のウェブサーバ別ドメイン稼動率を上げるのだ。

これは巧妙な戦略で、これが成功すれば、確かに数字上は「IIS のシェアがどんどん上昇しています」というセールストークに使えるし、企業のお偉いさんはそうした数字に弱いものだ。どっちにしろ現在はアクティブに利用されていないなら、金銭援助してもらってラッキーともいえるし。

そこで Bruce PerensOpenSourceParking.com を立ち上げ、未稼働のドメインを parking できるようにしている。

どの程度効果があるかは疑問だが、こういった対抗策を考えるところはハッカーの面目躍如といえるだろう。

[4月20日追記]:この件に関連して、NewsForge で「トラブルを呼ぶBruce Perens氏」という批判記事が公開されている。

[] Wikipediaの大失敗?  Wikipediaの大失敗?を含むブックマーク

Internet Archive で面白い講演音声が公開されている(何度も書くが、ここはウェブのアーカイブだけではない)。

textfiles.com を運営する Jason Scott が、Wikipediaの問題を NOTACON で講演したものである。

えっ? 英語の講演だけ聞いても理解できない? ワタシだってそうだ(笑)。ワタシを含むそういう人たちのために(?)講演のテキスト版も誰かが公開してくれている。すごい時代だね。

What Wikipedia ... and this is the function of this speech, is not to criticise Wikipedia but to point out how Wikipedia represents the first wave of a coming information war and something where the Internet, as it becomes more important as a source of information, is going to be headed off by certain forces, by certain techniques, some of which are successful and some of which are not, and because Wikipedia has let itself be open to this we are seeing these techniques in use today, where in ten years they will actually affect lives directly.

というのが趣旨で、Jimmy Wales の運営、Wikipedia の編集中毒性、コミュニティの問題など話題は多岐に渡っている。

関係ないんだけど、最近では英語版 Wikipedia で DQN が項目になっているのには驚いた。

[] ミレニアム懸賞問題の解決を支援するWiki?  ミレニアム懸賞問題の解決を支援するWiki?を含むブックマーク

ミレニアム懸賞問題というと「サラリーマンはどのみち社畜になる」というリーマン仮説や「BSD 系 Unix は2010年までに統一される」というBSD予想などからなる問題群なのだが……というのは真っ赤なウソで(笑)、Wikipedia を参照してほしいが、これをみんなで解くことを目指す QEDen という Wiki サイトができている。

叡智の結集というとかっこいいが、さすがにこれは対象が難題過ぎるのではないだろうか。それに万が一この Wiki が大きな成果をあげたらあげたで、100万ドルの賞金の分配で揉めに揉めるんじゃないか?(笑)

[] ネットワーク法経済論期待の新刊『Wealth of Networks』がクリエイティブ・コモンズライセンスで公開  ネットワーク法経済論期待の新刊『Wealth of Networks』がクリエイティブ・コモンズライセンスで公開を含むブックマーク

論文 Coase's Penguin, or Linux and the Nature of the Firm(参考:Wikipedia)があまりにも有名(笑)なYochai Benkler の新刊『Wealth of Networks』がクリエイティブ・コモンズライセンスで公開されるのを Boing Boing で知る。

書籍として刊行され、同時に CC ライセンスでネット公開される書籍もそれなりの数になっているが、その一覧とかどこかにないのかな?

『Wealth of Networks』については公式サポート Wiki ができているので詳しい情報はそちらを参照くだされ。

[2006年04月22日追記]:Lessig 教授も「今年読む本が一冊だとすればこれがその一冊だ」と熱烈な推薦エントリを書いている。

yukichi99yukichi99 2006/04/17 06:49 > はてなははてなグループをシステムとして売るという選択肢はないのだろうか。

http://www.hatena.ne.jp/help?mode=business
一応、こういうのもありますね。ただ、はてなは、黎明期に受託開発をやっていたのだけど、近藤さんがしぶしぶでやっていたようで、順調になった時にやめているみたいです。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0508/17/news020_3.html
このあたりにそのことが出ていますね。
近藤さんの性格を考えると、今後は、意地でも他人に納入するプログラムとか作らなそう。

2006-04-13

yomoyomo2006-04-13

週刊ビジスタニュースに寄稿しました 週刊ビジスタニュースに寄稿しましたを含むブックマーク

メールマガジン「週刊ビジスタニュース」2006.04.12配信分に「スティーブ・ジョブズ今昔物語」を寄稿しました。

3月31日の夜に MOK Radio を聞いていたらソフトバンククリエイティブの編集者から原稿依頼があったのだが、もう日付が変わっていたのでエイプリルフールネタかと思い、リプライもせずに寝てしまった。スティーブ・ジョブスがお題ということでこれが別の編集者だったら、「もしかして otsune とオラを同一人物だと思っているのでは?」と疑ったところだが、少し前にお会いしたばかりの方である。それにしても自分に向いているお題とは思わないのだが……と翌日試しに書き始めたら、夕食前には書き終わっていた。

メルマガのほうには「特別寄稿」とあるから、何かワタシが「ジョブスについてオラに語らせろ!」と文章を送りつけたみたいだが、実際は上の通りである。はじめジョブスとアップルとそのファンを映画『ギャラクシー★クエスト』(asin:B00009RGAJ)になぞらえたネタ文章を考えていたのだが、それはあんまりだろうと特にどうということのない文章になった。

ただこの文章を書いていて、自分がジョブスの人となりを初めて知ったのが、この週刊ビジスタニュースでも健筆を奮っている小田嶋隆氏が CUT の創刊号だかに書いていたコラムだったのを思い出し、こっそりキャプテンクランチ方面の話を忍び込ませてもいる。

なお、ワタシは普段「ジョブス」と表記しているが、伝記本などすべて「ジョブズ」なので今回寄稿した文章はそちらに表記を統一している。

[] はてなダイアリーのRSS配信範囲問題について  はてなダイアリーのRSS配信範囲問題についてを含むブックマーク

まず懺悔しておく。ワタシはこのアンケートに寝ぼけたまま「反対」に投票してしまった。もしこのアンケートが一票差で「反対」が上回ってしまったら、それはワタシのミスのせいである……と書こうと思ったら、必ずしもアンケート結果そのままになるわけでもないらしい

ワタシ的にはありがたい話なのだが、ずっとですます調の抑えた文体なのに、

だいたいそんな前提で物作ってたっていいものはできないよな。

という厨っぽい文章で終わるところが伊藤直也さんらしい。またそれが一部の不興を買う所以なのかもしれない。

伊藤直也さんの主張は完全に正しいと思うけど、今回のアンケートに関して言えば「集合知」を得るには質問の仕方がまずかったのを認めて次の機会に活かしてくださいね、とも思う。

将棋の名人戦の主催が毎日新聞から朝日新聞に移るかもしれないという将棋ファン以外まったくどうでも良い話 将棋の名人戦の主催が毎日新聞から朝日新聞に移るかもしれないという将棋ファン以外まったくどうでも良い話を含むブックマーク

例によって mozuyama さんのところにリンクがまとまっているが、実は15年ほど前にも朝日新聞から名人戦を移さないかという打診があり、理事会も乗り気だったため毎日新聞派である大山康晴は気を揉んだらしい。当時そうならなかったのは、何よりさらにそれから15年ほど前に、朝日新聞と決裂後に毎日新聞に名人戦をひきとってもらった恩義を多くの棋士が覚えていたからだろう(しかも、当時毎日は経営再建中だったわけで)。ただそれから時間が経ったということか。

この問題が分かりにくいのは、(もちろん棋士も含め)誰も「名人戦の主催」の金銭的価値を正確に算出できないことである。だからこれまでは、兄弟格である囲碁のタイトル戦の契約金が上がれば将棋も上げろ、他紙がビッグタイトルを創設するとなればこっちも契約金を倍額にしろと要求するといった大らかというか子どもみたいなやり方できたわけである。この手の問題が持ち上がるのも久方ぶりだから、タイトルホルダーでも渡辺明竜王といった若い世代は戸惑うばかりだろう。棋士とは別に経営陣を持つ必要性を将棋指しも早く理解してほしいです。

上にも書いた朝日から毎日に名人戦が移ったときの話は河口俊彦の『大山康晴の晩節』(asin:4101265135)に詳しい(またそれに関係して「牛丼の恨みを忘れるな!」も参照のこと)。元々は将棋会館建設を推進するために連盟副会長になった大山康晴は、名人戦問題に理事として巻き込まれる形となり、毎日新聞と話をまとめた功績により棋士の絶大なる信任を得、連盟会長として黄金期を迎えることになったわけだが、現在将棋連盟会長である米長邦雄もその線を狙っている……というのは穿った見方に違いないが、こうした大風呂敷な契約ができるのもこれが最後かもしれないわけで、中期的に見てそのチャンスに乗らない手はないのだろうなぁ。

[] mF247発のコンピレーションアルバム発売  mF247発のコンピレーションアルバム発売を含むブックマーク

これは梅田望夫氏が出演した WBS でも話が出ていたコンピレーションアルバムですな。当然ながら mF247 で配信しているカーネーションや麗蘭の楽曲が収録されている。

これを書いている時点で mF247 のサイトにはまだ情報が載っていないのが何だか mF247 らしい感じもするが(失礼)、丸山茂雄さんから『デジタル音楽の行方』に推薦の言葉をいただいた恩を抜きにしても、mF247 には成功してほしいと思う。

サイト構成や利用形態の分かりにくさなどサービス開始当初から解決していない問題もまだあるが、ワタシもはやく対応せんかいと書いたポッドキャストも対応しており(mF Charts Top 50 は重宝するし、ナビゲーションも優れている)、前に進んでいることは確かだ。

聞くところによると mF247 は実は好調にトラフィックを伸ばしているそうで、このコンピレーションがネット外にも話題になり一種の起爆剤の役割を果たすとよいのだが。

白夜書房から『モンティ・パイソン研究入門』が刊行される! 白夜書房から『モンティ・パイソン研究入門』が刊行される!を含むブックマーク

モンティ・パイソン研究入門

モンティ・パイソン研究入門

おおっ! またしてもパイソン本が邦訳された! 皆の者、太鼓じゃ。力いっぱい太鼓を叩け!(おれカネゴン先生風)

訳者は『モンティ・パイソン正伝』(asin:486191082X)の翻訳も手がけられている方だが、この方のブログを読むと、本当にパイソンのことを愛しているのが分かり、この本も素晴らしい出来であることが期待できる。

しかし……ワタシまだ『モンティ・パイソン正伝』が積読のままなんだよなぁ。早く読んで、『モンティ・パイソン研究入門』も読まないといかん。

偶然にも少し前に女友達に貸していた『フォルティタワーズ』(asin:B00005YUXG)の DVD ボックスが返ってきて久しぶりに観たのだが、暴力的寸前までに突き詰めた脚本と現在観てもまったく古さを感じさせないスピード感に感激したものである。

2006-04-10

yomoyomo2006-04-10

[] YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録大森望『特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話』を追加。

大森望さんには『ウェブログ・ハンドブック』を月刊 ASCII 連載で取り上げてくださったことに勝手に恩義を感じていたのだが、本書においても楽しみながら勉強させてもらった感じである。別にしかめっつらしい本ではなく、少し忘れていた心がけを思い出したり、こういう本も読まなあかんなというのを教えてくれたという意味で。

[] 『デジタル音楽の行方』への反応 その31  『デジタル音楽の行方』への反応 その31を含むブックマーク

『デジタル音楽の行方』への反応も30回でキリ良く終わらせようかと思っていたのだが、白田先生効果で読者が増えることを期待して反応がぼちぼちある限りは不定期に続けられたらと思う。

MARUKOVSKY BLOG において二度にわたり『デジタル音楽の行方』を取り上げていただいている。ありがたいことである。

まず一回目のエントリから引用。

「これ、ボクが書いたんじゃないの?」と思えるくらい、ボクが今音楽ビジネスで考えていることが、そのまんま書いてあります。

こういう感想をもらえると著者も喜ぶでしょうねぇ。続いて二回目のエントリより。

どーかなと疑問に思ったのが、「今後メディアがだんだん『プッシュ型』でなくなり、逆に『プル型』になることだ」ってとこ。

インターネットって、受け身な人に冷たいメディアですよね。

ただ、みんなが能動的に情報を探しにいく(プル)とは思えないんだよな。

ある程度プル型に移行するとはいえ、以前として大部分はプッシュ型のマスメディアに依存する気がする。

これはこのエントリでも名前の挙がる梅田望夫さんの『ウェブ進化論』とも絡む話で、正直ワタシも訳していて少し疑問に思ったところなので、同じように思う人もいるのかと少し安心した。

[][] ハリウッドメジャー映画制作でWikiが利用される  ハリウッドメジャー映画制作でWikiが利用されるを含むブックマーク

ジョシュ・ハートネットモーガン・フリーマン、そしてブルース・ウィリスといった面子が出演している全米公開されたばかりの『Lucky Number Slevin』という映画の資金調達、制作に Jotspot の技術が利用されたとのこと。

Instead of using paper or emails to send contracts, revisions, and budget information between lawyers, financiers and production staff in Berlin, London, LA and Montreal, they used the open space online provided by Jotspot.

さすがに Wiki をテーマにしたハリウッドメジャー作が作られる日はこないだろうが、こういった話を聞くのは嬉しい。

[] 2ちゃんねる「安上がりでウマーなレシピ教えて」まとめWiki  2ちゃんねる「安上がりでウマーなレシピ教えて」まとめWikiを含むブックマーク

この手の「うまい料理の情報の共有」のニーズは高い。デイリーポータルZでの「うまいトリ肉」「うまいキャベツ」といった小ネタが人気記事になるわけである。

こうした情報専門のサイトも既にいろいろあるが、参加型まとめサイトの構築には Wiki が良いわけである。

以前 Wikipes というレシピの共有を行う Wiki を紹介したが、いろんなレベル(食材の値段、料理人の腕、かけられる手間)にあわせて日本語のまとめ Wiki も徐々にいろいろできている感じである。

ワタシ的には、上でリンクした「安上がりでウマー」な情報が一番ありがたい。

[] 無料WikiレンタルサービスSukiWiki  無料WikiレンタルサービスSukiWikiを含むブックマーク

3月中旬にサービスを開始していたようだが、今になって SukiWiki という Wiki のレンタルサービスを知った。

ざっと見たところあまり気を引く Wiki はないのだが、いずれにしてもこういった選択肢が広がるのは良いことに違いない。市が栄えてなんぼなので。

Sukiwiki記法を見ると独特な感じで、既存の Wiki エンジンを流用したものではないのかな。

教科書には載らない「研究者の個人ホームページの歴史」年表 教科書には載らない「研究者の個人ホームページの歴史」年表を含むブックマーク

ACADEMIC RESOURCE GUIDEブログ版)でおなじみ岡本真さんが、『これからホームページをつくる研究者のために』という本を刊行されるそうで、そのサポートブログができているのだが、そこに「研究者の個人ホームページの歴史」年表が公開されている。

ばるぼらさんの『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』と重なる部分もあるが、いずれにしてもこうやって年表を見ると歴史の重みを感じてしまう。

ワタシはこうした歴史関係には詳しくないのだが、「誤りの指摘や情報の追加提案を歓迎する」とのことなので見つけた方はコメントすると良いと思う。

村上元三、筒井康隆、直木賞、流行作家 村上元三、筒井康隆、直木賞、流行作家を含むブックマーク

先日村上元三が死去したが、流行作家の常というべきか現在彼の小説を読んでいる人はかなり少ないだろう。もちろんワタシも読んだことはない(笑)

彼の名前を見て思い出したのは、筒井康隆が『噂の真相』の連載で書いていた文章である。以下、『笑犬樓よりの眺望』(asin:410117136X)の208〜209ページより引用。

...「オール讀物」誌上で、直木賞選考委員全員が、ヴェテラン作家阿部牧郎の受賞が話題になったことを契機として座談会をやっているのだが、ある大家が「受賞には運不運がある」うんぬんと発言しているのである。これで頭に血がのぼった。落選した者が自分を慰さめるためにそう言うのならよろしい。とことん議論を尽し、その運不運がないようにと懸命の努力をするのが選考委員の務めではないか。この発言から決定的に欠落しているのは文学史的責任感である。おれが三回落されたことだけを言っているのではない。(中略)現在世界的にその要素なくしては純文学はおろか映画や社会現象をさえ語れなくなっているSFに対してひとつも賞をあたえないでおいて不運だとのみ言い、よく夜間眠れるものである。

 これは何も選考委員すべてに対して怒っているいるのではない。現在の委員はほとんど新たに就任した人であり、過去の大罪を背負ったままでまだやっている人は前述の発言をした大家ひとりだけである。武士の情で特に名は秘すが、村上元三という人である。

これは1988年に書かれた「殺さば殺せ、三島賞選考委員の覚悟」の中に出てくる文章だが、こうした文学賞の当落に関する話として思い出すのは、筒井康隆も件の文章で名前を出している『大いなる助走』(asin:4167181037)である。この小説は直木賞選考委員を次々と殺していくショッキングな後半の筋をもって語られることが多いが、それよりも作家を目指す田舎文士達の生態の描写が主眼の小説だと思う。

さて、公正を期すために付け加えておくと、『笑犬樓よりの眺望』にはもう一箇所村上元三の名前が登場する。それは『朝のガスパール』(asin:4101171343)連載に際して書かれた「新聞小説ははたして不要か」という文章で、太平洋戦争後新聞小説の連載が再開されると多くの人が熱心に読んだことの例として、村上元三の『佐々木小次郎』の連載中、小次郎を殺さないでくれという嘆願の投書が山積みされたことを挙げている。

そういう時代もあったのだね。

arg_bookarg_book 2006/04/10 01:37 『これからホームページをつくる研究者のために』を執筆中の岡本真です。

ご紹介ありがとうございます。>「研究者の個人ホームページの歴史」年表

ばるぼらさんの『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』には到底及ばないとは思いますが、巻末に附録として、年表とその解説をつける予定です。

山下清美さんたちの共著『ウェブログの心理学』にも、インターネット・ウェブログ関連年表が掲載されていますが、本書と、ばるぼらさんの『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』と、3冊の年表をつきあわせてみると、またなにかがみえてくるかもしれない、そういう面白さを提供できればと思っています。

yomoyomoyomoyomo 2006/04/10 01:50 メールボックスを調べたところ、当方は2000年のNo.070から購読し続けていますね。およそ6年になります。
何より『これからホームページをつくる研究者のために』が無事に刊行され、ばるぼらさんや山下清美さんらの著作と同じ歴史の重みと面白さをあたえてくれることをお祈りします。

2006-04-06

yomoyomo2006-04-06

[] YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録河口俊彦『新・対局日誌【第一集】二人の天才棋士』を追加。

将棋ネタは読者を限定するのでひっそりと。

[] 『デジタル音楽の行方』への反応 その30  『デジタル音楽の行方』への反応 その30を含むブックマーク

『デジタル音楽の行方』への反応、記念すべき第30回目は白田秀彰さん! 海外出張中だった編集者に泣きついたり拗ねたりして献本分をゲットした甲斐があった。『ビッグ・ピクチャー』と並べて紹介されていただき光栄である。

津田さんは、解説文で「『誰が音楽を殺すのか』の続編を書く気もちがなくなってしまった」と語るほどこの本を評価しているわけだが、私もこの本が網羅的に問題と解決策を取り上げていて隙がないと感じる。裏づけに乏しいという批判もあるようだけど、これから起こるだろう事態について語るんだから、裏づけに乏しいのは当然だろうと思う。

この後も温かい言葉が続く。白田先生に本をお渡しするきっかけを与えてくれた横田真俊さんにこの場を借りて感謝する。

白田先生も触れられているが、津田大介さんが文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会という並べて書くと漢字20文字を越える委員会の委員を務めるところまで来たんですな。INTERNET Watch の「IPマルチキャスト放送の著作権処理、文化審議会の法制小委が検討開始」から引用する。

 なお、2005年にいわゆる“iPod課金”などを巡り法制小委で議論された「私的録音録画補償金制度」については抜本的な見直しが必要との結論に達したため、今期は「私的録音録画小委員会」を新設して検討することになった。第1回会合は4月6日。IT・音楽ジャーナリストの津田大介氏ら18名の委員で検討を進める。

まるで津田さんが代表みたいだし(笑)

[] P2P Foundationの主催者からメールをいただいた  P2P Foundationの主催者からメールをいただいたを含むブックマーク

Peer-To-Peer Foundation を取り上げるエントリを書いたところ、主催者の Michel Bauwens さんからメールをいただいた。

氏とメールをやりとりして分かったのだが、氏は自身の論文 Peer to Peer and Human Evolution が他の言語に翻訳されるのを望まれているようだ。

残念ながらワタシにはその余裕がないのだが、この論文を読んで興味をもたれた方は、是非日本語訳に挑戦されると著者もとても喜ばれると思います。

アメリカで2005年に書かれた自然科学分野の最も優れた文章をウェブで読む アメリカで2005年に書かれた自然科学分野の最も優れた文章をウェブで読むを含むブックマーク

律儀に書くとやたらとくどくなる! それにちょっとずれてるし。

Best American Science and Nature Writing シリーズの2005年版が刊行されているが、そのかなりの部分ウェブで読めるようですな。

といってもサブスクリプションが必要だったりするんだけど。ネタ元は Rebecca Blood さん。

こうやって顔ぶれを見ると、『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』が話題になっている Malcolm Gladwell の名前がありますな。彼女も今年に入ってブログを始めているので、氏の最新の論考を読みたい人は追っかけてみるのもよろしいかと。

第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい

第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい

耳掻きは日本独自の文化なのだろうか 耳掻きは日本独自の文化なのだろうかを含むブックマーク

結論を書けば「そんなことない」のだろうが、最近 Boing Boing で日本における耳掻きについてのエントリが続いており(その1その2その3その4)、それを見ると日本の耳掻き文化(?)というのはやはり異質に見えるようだ。

アングロサクソンはほとんどベトベト耳垢らしく、そうなると耳かきより綿棒の方が適しているという話を聞いたのだが、道理で Wikipedia の「耳掻き」の英語版ページが存在しないわけである(日本独自の話題でないことでこういうのは珍しい)。

耳掻きについてはワタシも昔 Reeling In The Ears という文章を書いている。

耳掻きの快楽を知っているという幸福をたまに思い出せば、自分も生きていていいんだと思える、なんてことはない。

[] 大物ミュージシャンが選曲を担当した伝説のソウルレーベルSTAXの代表的なアーティストのベスト盤が一挙10枚発売  大物ミュージシャンが選曲を担当した伝説のソウルレーベルSTAXの代表的なアーティストのベスト盤が一挙10枚発売を含むブックマーク

やはり律儀に書くとくどくなる(笑)

スタックスと言えば60年代南部ソウルを代表するレーベルだが、少し毛色の変わった編集盤が発売される。単なるベスト盤でなく選曲を担当しているのがエルヴィス・コステロやヒューイ・ルイスといったブラックミュージック愛好家な大物ミュージシャンだったり、『ブルース・ブラザーズ』のダン・エイクロイドであったりこっちも豪華なのである。何よりオーティス・レディングの選曲を共作者だったスティーヴ・クロッパーなのが泣かせる。

調べてみると STAX Profiles 全10枚シリーズみたい(まだ増えるかもしれないが)。折角なので安い輸入盤のほうを何枚かアサマシしておこう。オーティスを聴いたことがない人は、これを機に何はともあれ一枚持っておくのがよいのでは。

Stax Profiles

Stax Profiles

前述のスティーヴ・クロッパーがギターを務めたスタックスのハウスバンド Booker T & The MG's も定番ですな。

Stax Profiles

Stax Profiles

"Funky Chicken" という一風変わったダンスソングをヒットさせたルーファス・トマスが入っているのが面白い。

Stax Profiles

Stax Profiles

ジョニー・テイラーは後期スタックスを代表するシンガーで、以前よりは当社比で都会的な音を得意としていた。

Stax Profiles

Stax Profiles

ステイプル・シンガーズも後期だけど、マッスル・ショールズ録音が主ですね。The Bandの『ラスト・ワルツ』のゲスト出演を観た人も多いでしょう。

Stax Profiles

Stax Profiles

うーん、アルバート・キングがスタックスに在籍していたこと自体知らなかったりする。

Stax Profiles

Stax Profiles

今日の使える一言 今日の使える一言を含むブックマーク

みやのさんの可燃物な日々より。

宝くじが「愚か者の税金」だとしたら、資格は「愚か者の免罪符」というあたりか?

2006-04-03

yomoyomo2006-04-03

iNTERNET magazine 2006年5月号(終号) iNTERNET magazine 2006年5月号(終号)を含むブックマーク

休刊を迎える(今月号の表紙には終号の文字がある)iNTERNET magazine を編集部よりいただいたので本サイトの更新よりこちらへのコメントを優先させよう。

今号の PUBLISHER'S NOTE は「Web2.0」と「ワイヤレス」に注目とあり、特集が Google と「アンワイアード・インターネット」なのはそういうことなのだろう。

Google 特集とはありがちな感じもするが、それでも目次に数十ものサービス名が並ぶのは壮観としか言いようがない。やはりすごい企業になったもんだよ。村井純名義による無線特集も、最近追いかけてなかったテーマなので個人的にありがたかった。

あとは元マイクロソフトの古川亨さんのインタビューが例によって面白かったが、最近氏のブログの更新が止まっているのは、ひょっとして書籍化作業にかかっているからだったりして。

邪推はともかく、インターネットマガジンもこれで終わりである。今号には何とかのインターネットサービスプロバイダー相互接続マップがついてくる! 掲載 ISP 数は739サービスで、さすがにこのキチガイ的労作を眺めたときは、熱いものを感じた。

お休み、インターネットマガジン

[] 『デジタル音楽の行方』への反応 その29  『デジタル音楽の行方』への反応 その29を含むブックマーク

デジタル音楽の行方

デジタル音楽の行方

『デジタル音楽の行方』への反応だが、CD Baby Japan津田大介さんの『だれが「音楽」を殺すのか?』(asin:4798107034)とともに推薦図書に挙げていただいているのを見つけてビックリ。

今、世界のデジタル音楽の最先端で何が起きていて、それが既存の音楽業界の既得権益を守ろうとする勢力との間でどのような衝突を起こしているかについて、豊富な実例を挙げて紹介しています。今後約10年程度の間に徐々に姿を現してくるであろう将来の音楽業界の姿にも触れており、生活の一部となった音楽が、水や電気のように最低限の料金を毎月払うだけで自由に利用/聴取できる(そして、それによりアーチストがより満遍なく対価を得て生活/創造活動しやすくなる)という将来像は、多くの日本のアーチストや音楽を仕事とする人々にショックを与えるでしょう。

当方は CD Baby Japan については以前にも取り上げたことがあり、また創業者である Derek Sivers の文章「プログラミングはソングライティングに似ている」を翻訳もしている。

『デジタル音楽の行方』にも彼の名前、並びに CD Caby は登場する。

CD Baby(www.cdbaby.com)を見るとよい。彼らはドットコム音楽企業の戦場における非常に数少ない生き残りの一つだが、音楽を販売して豊かな暮らしをする従来なかった手段をいくつか提供している。CD Babyは、インディーズのアーティストが自分達のCDやデジタルトラックをオンラインで販売する非常に簡単な手段を提供している。創立以来、CD Babyは音楽の売り上げによりアーティストに一千万ドル以上を支払っている。創始者であるデレク・シバースは本物の男で、彼はアーティストのコミュニティと開かれたコミュニケーションを行なうという素晴らしい仕事を行なっている。(84-85ページ)

「最高のインディミュージックを提供する、小さな CD ショップ」CD Baby Japan の成功をお祈りします。

Web 2.0アワードの結果が出ていた Web 2.0アワードの結果が出ていたを含むブックマーク

SEOmoz による Web 2.0 Awards の結果が出ていた。

部門毎の Winner の1位を列挙しておく。digg や YouTube や del.icio.us といった有名サービスが必ずしも1位になっていなかったりする。というか、名前すら知らなかったサービスがいっぱい……

  • Blog Guides部門:Technorati
  • Bookmarking部門:blummy
  • Books部門:該当なし
  • Business, Money, and eCommerce部門:LinkedIn
  • Classifieds & Business Directories部門:craigslist
  • Collaborative Writing & Word Processing部門:Writely
  • Communication: Email & Chat部門:Meebo
  • Content Aggregation and Management部門:該当なし
  • Digital Content Resale部門:該当なし
  • Digital Storage & Remote Access部門:eSnips.com
  • Events部門:該当なし
  • Feed Management Services部門:該当なし
  • Feedback (Q&A)部門:該当なし
  • Games部門:該当なし
  • Grassroots部門:該当なし
  • Lists & Polls部門:該当なし
  • Mapping部門:Wayfaring
  • Marketing部門:該当なし
  • Mashups & More部門:The Supreme Court Zeitgeist
  • Music部門:last.fm
  • Peer Production News部門:Newsvine
  • Personal Organization部門:HipCal
  • Philanthropy部門:該当なし
  • Photos & Digital Images部門:flickr
  • Podcasts部門:ODEO(参考:ポッドキャスティングを普通の人達に
  • Real Estate部門:propsmart
  • Retail部門:Etsy(参考:お母さんにも分かるWeb 2.0
  • Social Networking部門:facebook
  • Social Tagging部門:StumbleUpon
  • Spreadsheets部門:該当なし
  • Start Pages部門:Pageflakes
  • Travel部門:該当なし
  • Trusted Search部門:Rollyo
  • Video部門:Dailymotion
  • Visual Arts部門:該当なし
  • Web Development & Design部門:CSS Beauty
  • Wikis (Hosted)部門:Wetpaint

本家よりも日本独自の解説本が先に出ていたロングテール 本家よりも日本独自の解説本が先に出ていたロングテールを含むブックマーク

Amazon を見ていたら、日本人著者による『ロングテールの法則』という本が刊行されているのを知る。

80対20の法則を覆す ロングテールの法則

80対20の法則を覆す ロングテールの法則

ロングテール(Long Tail)と言えばブログ(その日本語版)でもおなじみ Chris Anderson が提唱した概念だが、本家の邦訳は先をこされちゃったね……あれ、第一本家による本は出てたっけ? と検索すると、まだ出てなかったんだな!

The Long Tail: Why the Future of Business is Selling Less of More

The Long Tail: Why the Future of Business is Selling Less of More

邦訳ならともかく、原書よりも先んじるというのは珍しいんじゃないだろうか。

ロングテール理論にしても、根拠とされた Amazon.com の売り上げの尻尾は実はそんなに長くなかったという話も聞くが、『デジタル音楽の行方』を訳していて、音楽産業のニッチ市場についての議論との親和性を心強く思った覚えがある。しかし、ご本尊の本が刊行される頃に旬を逃してないとよいのだが。

ネットの中立性、自由を論議するFreedom to Connectカンファレンス開催 ネットの中立性、自由を論議するFreedom to Connectカンファレンス開催を含むブックマーク

取り上げるのを忘れていたが、今日と明日ワシントンで Freedom to Connect というカンファレンスが開催される。

こうしたカンファレンスが開催されるのは、ネットの中立性についての議論と無関係なわけはない。ちょうど下院には、米連邦通信委員会FCC)に対してエンドツーエンドの接続性を確保するという原則に違反した個々の事例を調査する権限を与えるバートン法案なんてのが提出されている。

そしてこれは日本における Winny など P2P アプリケーションのトラフィックの遮断といった話にもつながる問題だと思う。

さて、F2C カンファレンスだが、これの主催者である David Isenberg の名前を見てピンとこなかったのだが、かの The Rise of the Stupid Network(日本語訳「Stupid Network のあけぼの」)の作者だった。

[][] デヴィッド・バーンブライアン・イーノのコラボレーション『Bush of Ghosts』が(一部)クリエイティブ・コモンズに!  デヴィッド・バーンとブライアン・イーノのコラボレーション『Bush of Ghosts』が(一部)クリエイティブ・コモンズに!を含むブックマーク

Amazon980円劇場でトーキング・ヘッズ取り上げたと思ったら、驚くニュースが。1981年にデヴィッド・バーンブライアン・イーノがコラボレーションした『My Life In The Bush Of Ghosts』がクリエイティブ・コモンズライセンスの元で公開されている

In keeping with the spirit of the original album, Brian and David are offering for download all the multitracks on two of the songs. Through signing up to the user license, and in line with Creative Commons licenses, you are free to edit, remix, sample and mutilate these tracks however you like.

この作品はエイモス・チュツオーラの小説『ブッシュ・オブ・ゴースツ』(asin:4480024808)にインスパイアされたもので、1981年に発表されたアルバムである。サンプルを聴けば分かるが、かなり狂った音で(笑)、トーキング・ヘッズを期待すると絶対失望します。思えば山形浩生の CUT 連載の記念すべき第一回はこの小説を取り上げていたのだった。

サインアップを行えばダウンロードできる一方で、本作のボーナストラックを加えたリマスタ盤もまもなくリリースされる。

My Life in the Bush of Ghosts

My Life in the Bush of Ghosts

追記:"all the multitracks" とあったので全曲かと思っていたが、その後に "on two of the songs" と続くので CC ライセンス下に入るのは二曲のようです。

[] デジタル音楽の未来を生きるミュージシャンのための音楽サイト  デジタル音楽の未来を生きるミュージシャンのための音楽サイトを含むブックマーク

何か大げさなタイトルをつけてしまったが、こういうインフラとなる情報源があるのはすごいなというポイントを突いた情報サイトを二つほど紹介。

これはギタリストのためのコミュニティサイトで、ギターを学ぶのに有用な各種情報が揃っており、Wiki まである。というより、このサイトを知ったのは、Wiki の Best way to learn guitar というページが del.icio.us でブックマークされまくっていたため知ったのだが。

こちらはソングライターのための情報サイト。『デジタル音楽の行方』でも既存のスターシステムよりも音楽出版ビジネスこそが有望という話が何度も出てくるが、ここはソングライター志願者にとっての各種情報が揃っている。

関係ないが、faculty に80年代を席巻した産業ロックプロデューサの雄ラス・タイトルマンの名前があって驚いた。

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