YAMDAS現更新履歴

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2011-02-24

[] ザ・タウン  ザ・タウンを含むブックマーク

注意していなければ、観ようと思うことなくスルーしていたはずの映画である。

ワタシが本作に興味を持ったのは、ベン・アフレックは監督としてなかなか才能があるよという話を以前何かで読んでいて、公開時に日刊サイゾーニューズウィークの記事を読み、これがその映画かと気付いたからだ。

ニューズウィークはアフレックをクリント・イーストウッドに喩えていてひるんだが、確かにまだ若いというかカメラ回しすぎだよというところもあるものの、これは文句なしの快作である。アフレックは見事に面目を保ったと思うし、日本未公開だった彼の第一作目も観たくなった。

本作はアフレック自身が育ったボストンを舞台としている。ここは銀行強盗や現金輸送車の襲撃が半端なく多く、それが「職業」として親子に受け継がれたりする物騒な土地柄だそうだ。そうした「街」に生き、強盗に手を染める主人公をどう扱うかというは難しい問題で、何の留保もなしにヒーロー扱いするわけにはいかないし、だからといってただの悪漢として描いたのでは娯楽作でなくなる。

本作は、主人公が関わってはいけない相手に近づくというプロットをうまく使っていると思うし、「街」から逃れることの難しさも(ありがちな設定とはいえ)本作の磁場の役割を果たしている。

その呪うべき磁場の象徴としてピート・ポスルスウェイトが存在感ある悪役を演じているが、これが彼の遺作になるのかな。

インターネット・アーカイブが150の図書館と提携して電子書籍の貸し出しサービスを立ち上げ インターネット・アーカイブが150の図書館と提携して電子書籍の貸し出しサービスを立ち上げを含むブックマーク

ちょうどシリコンバレー101LendleBookLending.com といった Kindle の E-Book の貸し借りサービスに関する記事を読んだところだった。

この手のサービスを考える上で「図書館」を忘れてはいけないわけで、Internet Archive が手がける Open Library において、150の図書館と提携して8万冊もの電子書籍の貸し出しサービスを立ち上げたみたい。

一度に5冊まで2週間借りれるとのことで、電子書籍はブラウザ内で読む形式、PDF、ePUB で提供していること。

それにしても出版社も図書館も動きがはやいね。それとひきかえ(以下略)。

ただ気になるのは、このサービスはかつて Internet Archive がぶちあげたBookserver構想の一環と考えてよいのかという点。要は BookServer と Open Library の連携だが、今はそのあたりについて突っ込んで調べる時間がないのが残念なり。

[][] 1970年代初頭のボウイ、イギー、ルー・リードのドキュメンタリー『The Sacred Triangle』が買えない……  1970年代初頭のボウイ、イギー、ルー・リードのドキュメンタリー『The Sacred Triangle』が買えない……を含むブックマーク

昨年秋に1970年代初頭のデヴィッド・ボウイイギー・ポップ、そしてルー・リードの関係に焦点をあてたドキュメンタリー『The Sacred Triangle: Bowie, Iggy & Lou 1971-1973』の話を知って以来 DVD が出るのを楽しみにしていたのだが、いっこうに Amazon にページができない。

最近になってふと思い出して調べてみたら、Amazon.co.uk では昨年秋から買えるのだが、アメリカや日本の Amazon にはページができていない。なんで?

70年代初頭のこの三人については、『プリーズ・キル・ミー』が詳しいが、こちらも早く日本で買えるようにならんかな。

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[] ハンター・S・トンプソンの伝記映画『GONZO』の日本公開とコミック化  ハンター・S・トンプソンの伝記映画『GONZO』の日本公開とコミック化を含むブックマーク

ハンター・S・トンプソンが死んだときには追悼の意味で「ジャーナリズム最高のハッカー」を訳し(参考:ハンター・トンプソンに関する疑問が解決!)、伝記映画についても三年前に取り上げているワタシとしては、ようやく日本でも映画『GONZO ―ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのすべて―』が公開されたことを嬉しく思う。この映画については、日刊サイゾーの記事が良い紹介になっている。

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一方で Boing Boing で知ったのだが、彼の人生がコミック化されているそうな。画をみるとすごくハマってそう。

Gonzo (Graphic Biography)

Gonzo (Graphic Biography)

あと映画の公開にあわせてか、トンプソンの代表作『ヘルズエンジェルズ』の新訳が来月発売になるようだが、この本って昨年にも再刊されてなかったかな。

ヘルズエンジェルズ

ヘルズエンジェルズ

[] ホール&オーツのファンならアレン姉妹の功績をもっと評価すべきではないか  ホール&オーツのファンならアレン姉妹の功績をもっと評価すべきではないかを含むブックマーク

録画しておいた「SONGS」のダリル・ホール&ジョン・オーツ特集をようやく見た。

以前にも書いたことがあるが、ホール&オーツはワタシの初期洋楽体験においてポップミュージックの規範であり、何よりソウルミュージックの入り口となった大切な存在である。

近年彼らの曲がポップカルチャーにおいて脚光を浴びたのは、なんといっても映画『(500)日のサマー』で使われた "You Make My Dreams" だが(ドラマ『モテキ』でも演出が引用されてましたね)、あの映画の評でホール&オーツを小ばかにするような書きぶりのものを読んで本気で腹を立てた覚えがある。

もちろん彼らを愛し評価する人も多いが、そうしたファンの多くも忘れている存在がいる。それはサラ・アレン(Sara Allen)とジャンナ・アレン(Janna Allen)のアレン姉妹だ。

ホール&オーツのファンなら、サラ・アレンがかつてダリル・ホールの長年のガールフレンドで、初期のヒット曲 "Sara Smile" も彼女を歌ったものであることは知っている。しかし、その音楽的な貢献に言及する人は少ない。

ここで思い出すのはビートルズをパロディーにしたテレビ映画『ラトルズ 4人もアイドル!』のラストで、ミック・ジャガー(本物です)がラトルズ解散の原因を聞かれ、こともなげに「女だ。女が割り込んで来た。陰に女ありさ」と答える場面である。

ラトルズ4人もアイドル! [DVD]

ラトルズ4人もアイドル! [DVD]

『ラトルズ 4人もアイドル!』においてジョン・レノンに擬したロン・ナスティの恋人がヒットラーの娘であることが象徴的だが、ビートルズの解散をオノ・ヨーコの責任に帰す言説など、ロック界には男性表現者の恋人の女性が創作に関わることを歓迎しないミソジニックな傾向がある。それをロック男性主義の代表たるミックに言わせているのが『ラトルズ』の優れて批評的なところである。

ただ、正直自分の中にもそうした感情がないとは言わない。ワタシ自身ジョン・レノンの作品におけるオノ・ヨーコの純粋な意味での音楽的貢献はないと考えるし、ジョンのライブ映像を観て、あの女をステージから引きずり降ろしたくなる衝動にかられるときがある。

話をホール&オーツに戻すと、彼らの音楽の素晴らしさを語る際にアレン姉妹の功績があまりに語られてないようにワタシですら思うのだ。主要メンバーの恋人とその妹というグループのメンバー以外の「身内」が成功に直接的に大きく貢献したのは、意外に少ない事例ではないか。

「SONGS」におけるインタビューでダリル・ホールは、ジョン・オーツと共作した曲は実は多くないと語っていたが(これは二人で文字通り一緒に曲作りをすることが少ない、という意味だろう)、彼らの全盛期はホール&オーツの二人だけでなく、サラ並びにその妹のジャンナの四人で一つのソングライターチームだったのだ。

これはワタシの主観ではなく、客観的事実である。全米トップ10入りしたホール&オーツのシングルは(ワタシの数え間違いでなければ)16曲あるが、半分にあたる以下の8曲がサラかジャンナのどちらか、もしくは両名が共作している(元からマイク・オールドフィールドの曲である "Family Man" のカバーをのぞけば過半数だ)。

90年代に入りホール&オーツが失速したのは、年齢的なことや時代の流れもあるだろうが、ジャンナ・アレンが1993年に白血病により36歳の若さでこの世を去り、その後ダリルとサラの仲がうまくいかなくなったことにより、優れたソングライターを二人も失ったからという身も蓋もない事実も大きいはずだ。

現在、ホール&オーツは6年ぶりの来日公演を行っている。それにあわせて何枚目かのベスト盤が発売になった。収録曲のうち、6曲がアレン姉妹が関わった曲である。80年代的な救いがたくダサい PV で彩られたホール&オーツの名曲の多くに彼女たちの才能が刻まれていることがもっと認知されてほしい。

グレイテスト・ヒッツ

グレイテスト・ヒッツ

2011-02-21

[] 悪人  悪人を含むブックマーク

悪人 スタンダード・エディション [DVD]

悪人 スタンダード・エディション [DVD]

元々観に行くつもりはなかったのだが、文化系トークラジオ Life の「文化系大忘年会2010」で鈴木謙介さんが「方言指導が完璧」と言っていたのが気になり、(日本アカデミー賞作品賞候補を集中して)再映している映画館に今更行ってみた。

本作は殺人事件の被害者の女性が福岡に住み、その加害者とされる男性が長崎、その男性と逃避行をする女性が佐賀……と北部九州を舞台にしている。天神の交差点など自分にも身近な風景をスクリーンで観るのは地方人にとって少し不思議な感覚だった。男性が住む西彼杵郡はワタシの父方の実家があった地方でもあり、あの海岸線の風景はやはり馴染み深い。ワタシ自身は耳がよくないので断言はできないが、確かに鈴木謙介さんが言われるようにそれぞれの方言がちゃんと使い分けており、特に妻夫木聡演じる加害者の喋り口調がワタシの幼馴染の男性を、樹木希林演じるその祖母の口調がワタシ自身の老母を想起させ、とても平静な気分では見れなかった。あれが樹木希林でよかった。10歳若い菅井きんが演じていたら、ワタシは映画館で発狂していたかもしれない。

これが映画として優れたものかどうか正直ワタシには分からない。主人公の男女の逃避行について少しも同情的な視点でワタシは見れなかった。ただ一方で、ワタシもこの歳になると、生きる上でどうしようもなく貧乏くじを引かされること、それを引き寄せるどうしようもない境遇があることを実感できる。本作の場合、特に身近に。

本作における深津絵里の演技は見事だったと思うが、いくら薹が立ったとはいえ彼女は凛とした美しさをたたえていて、ワタシは彼女のファンなのでいいのだけど、本作のヒロインとして適任だったか。ただ、本作の主人公二人(金髪をみると津田大介に見える病のため、二人が最初に出会う佐賀駅の場面は笑い出しそうになった)が醜男とブスの組み合わせならリアルさは増したかもしれないが、客は入らんだろう。難しいところである。

Wikileaksのインスパイア、競合サービスまとめ Wikileaksのインスパイア、競合サービスまとめを含むブックマーク

上の二つの記事を辿れば、Wikileaks に触発された、あるいは競合する内部情報公開サービスの主だったところが網羅できるのではないか。

そうしたサービスについては『日本人が知らないウィキリークス』にも言及があるが、今のところある程度の知名度があるのは、ジュリアン・アサンジと袂を分かった OpenLeaks ぐらいか。

漏洩された公電を俳句にした HaïkuLeaks には笑ってしまったが。

そのうち『リーク化する社会』という新書を誰か書いたりして?

C言語の代表的なウェブリソース10選 C言語の代表的なウェブリソース10選を含むブックマーク

今更 C 言語かと言われそうだが、Linux カーネルだって、我々が利用している LL 言語の多くだってこの言語で書かれているのである。ワタシ自身は未だどの言語よりCを愛している

以下に C 言語に関してウェブに公開されている代表的なリソースを挙げていく。さすがに更新が長らく止まっているものが多いが、それでも有用な情報源には違いない。ネタ元は Hacker News

  1. C Programming Notes
  2. Programming in C - UNIX System Calls and Subroutines using C.
  3. C Lesson by Chris Sawtell
  4. comp.lang.c Frequently Asked Questions
  5. Programming in C at Lysator Society
  6. A collection of useful libraries written in Cフリーソフトウェア財団による
  7. ISO/IEC JTC1/SC22/WG14 - CC言語の国際規格
  8. High and Low-Level C
  9. C Language Reference:マイクロソフトによる
  10. Free Online C and C++ Documentation, Tutorials and Books

4については日本語訳が公開されており、書籍にもなっている。

そういえば K&R 原文ってオンライン公開されてなかったっけ?

プログラミング言語C 第2版 ANSI規格準拠

プログラミング言語C 第2版 ANSI規格準拠

[] デビュー20周年にしてフィッシュマンズ初の評伝が出たことよりも川崎大助が生きてることに驚いた  デビュー20周年にしてフィッシュマンズ初の評伝が出たことよりも川崎大助が生きてることに驚いたを含むブックマーク

失礼なエントリタイトルで申し訳ない。ワタシは川崎大助氏の文章を rockin' on でよく読んでおり、そういえば彼は今何をしてるんだっけと気になっていたので、彼の生存を確かめられて嬉しい。これまでフィッシュマンズには評伝ってなかったのか……

フィッシュマンズ---彼と魚のブルーズ

フィッシュマンズ---彼と魚のブルーズ

思えば90年代前半のロキノンには、寄稿者に川崎和哉もいたので、フニャモラな川崎と本文原稿に恋人の(自主規制)の話まで書く硬派な川崎と分けていたものだ。

[] 初期のSiskel & Ebertがオンライン公開されている  初期のSiskel & Ebertがオンライン公開されているを含むブックマーク

先日 Twitter のタイムラインにロジャー・エバートのツイートが RT されて流れてきた。

初期の Siskel and Ebert(正確な番組タイトルは At the Movies か)が Siskel & Ebert org において公開されている。

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Siskel and Ebert についてはロジャー・エバートの Wikipedia ページに詳しい。

それはともかく、Library of Congress ってアメリカ議会図書館のことか! 彼らの映画評論はもはや文化遺産なのか。

2011-02-17

[] YAMDAS更新(小林恭子他『日本人が知らないウィキリークス』)  YAMDAS更新(小林恭子他『日本人が知らないウィキリークス』)を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録小林恭子、白井聡、塚越健司、津田大介、八田真行、浜野喬士、孫崎享『日本人が知らないウィキリークス』を追加

この本については「Wikipediaがプラットフォームになるのを妨げているもの」で既に取り上げているが、読書記録も書いてみた。ジュリアン・アサンジがインタビューで絶対的透明性と相対的透明性の間をいったりきたりしているように見えたという浜野喬士氏の指摘は、それに書いた透明性の話とつながるものだろう。

ネット中立性の提唱者ティム・ウーが連邦政府入り ネット中立性の提唱者ティム・ウーが連邦政府入りを含むブックマーク

前回の更新で取り上げるのを忘れていた。

ワタシも「自由の彼方の変わることなき独占? ティム・ウーの新刊『The Master Switch』」で取り上げたコロンビア大学ロースクール教授 Tim Wu が FTC のアドバイザに就任とのこと。

彼のような俊英を抜擢し、「消費者保護」「競争」「法」「技術」の交叉する要職にあたらせるところはさすがだなぁと思った。

そういえば彼の新刊『The Master Switch』について、『フリー』や『シェア』の仕掛け人である松島倫明さんは「たしかスルーしてしまった」と書かれていたが、邦訳は出るのかしら。

The Master Switch: The Rise and Fall of Information Empires (Borzoi Books)

The Master Switch: The Rise and Fall of Information Empires (Borzoi Books)

ジェーン・マゴニガルが新刊『Reality is Broken』で描く「ゲームで築くより良い世界」 ジェーン・マゴニガルが新刊『Reality is Broken』で描く「ゲームで築くより良い世界」を含むブックマーク

コリィ・ドクトロウが新刊を誉めていたので興味を持ち、著者の Jane McGonigal を調べてみたら、既に Wikipedia に項目ができていた。著名なゲームデザイナーにしてゲームの研究者でもある。gamification.jp にある講演のレポートが日本語で読める良い資料だろう。Gameful とな。

さらに調べてみたら TED の講演「ゲームで築くより良い世界」が日本語字幕付きで読めるではないか。青木靖さんは偉大だ。

この講演の冒頭で彼女は、自分がオンラインゲームを作って10年になること、そして次の10年の目標は、現実で世界を救うことをオンラインゲームで世界を救うのと同じくらい簡単にすること、と宣言している。講演もゲームの効用をビシバシ主張するもので活きがいい。

先月刊行された『Reality is Broken』は彼女にとって初の単著になる。果たしてこちらの邦訳は出るかどうか。

Reality Is Broken: Why Games Make Us Better and How They Can Change the World

Reality Is Broken: Why Games Make Us Better and How They Can Change the World

[] 英映画業界人が選出したイギリス映画ベスト100発表  英映画業界人が選出したイギリス映画ベスト100発表を含むブックマーク

いやー、こういうリストを見ると自分が観てない映画がいくらでもあるのを思い知らされる。観たことあるのって『第三の男』、『トレインスポッティング』、『バリー・リンドン』、『ライフ・オブ・ブライアン』、『未来世紀ブラジル』だけだ。

こういうリストは何を選んでも不満が出るもので、個人的にはキューブリックは『バリー・リンドン』より『時計じかけのオレンジ』だろとか(あれって完全なイギリス映画だよね?)、コメディー映画がモンティ・パイソンしか入ってないのはどうか、『ワンダとダイヤと優しい奴ら』や『フル・モンティ』あたりが入ってもいいんじゃないかとか言いたくなるが、まずは未見の名作を観ないとね。

[] ルー・リードの「ワイルドサイドを歩け」がHPのマーケティングキャンペーンに使用される  ルー・リードの「ワイルドサイドを歩け」がHPのマーケティングキャンペーンに使用されるを含むブックマーク

HP が世界的なマーケティングキャンペーン HP Everybody On を始めるにあたりグラミー賞放送中に流したテレビ CM にルー・リードの代表曲「ワイルドサイドを歩け(Walk on the Wild Side)」が使用されたという。果たしてここから WebOS の反抗が始まるのか?

マジかよ! と動画を見たら、本当だった。HP の公式 YouTube チャンネルで公開されている。

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ナレーションも彼の声っぽいのだけど、こちらは別人が似せて喋っているだけかも。

「ワイルドサイドを歩け」は過去にもホンダのテレビ CM に使われたことがあるが(これもアメリカの話ね)、やはり驚くな。

TRANSFORMER-UPGRADED VERS

TRANSFORMER-UPGRADED VERS

2011-02-14

[] 片岡Kさんが語る『文學ト云フ事』と、Twitterからはじまる映画プロジェクト『ツイルム』  片岡Kさんが語る『文學ト云フ事』と、Twitterからはじまる映画プロジェクト『ツイルム』を含むブックマーク

以前にも書いたが、『文學ト云フ事』はワタシが片岡Kさん(@)のことを認知した深夜番組であり、ずっと好きである。ウェブにはこの番組の情報のまとめ Wiki もあり、ファンはワタシだけではないはずだ。

片岡Kさんがこの番組を振り返るツイートを勢いでまとめてしまったわけだが、何しろ Togetter を使うのが初めてで、デコレーションなども一切使っていない。

片岡Kさんが劇団「ツイゲキ」に続いて手がけるのが、Twitter からはじまる映画プロジェクトツイルム(@)である。

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以前から Twitter にはこういう力があるとかないとかいう議論がワタシには不毛に思えてならない。結局は使う側の人間が重要なのだ。それが便利なツールであり、行動の契機となるならそれで十分じゃねぇかと思うわけだが、そうした意味で、Twitter は片岡Kさんの創造性にポジティブな影響を与えているのは間違いない。

それではツイルムのパイロット版をどうぞ。

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[] BitTorrentがカーン・アカデミーの教育ビデオを配信するアプリを公開  BitTorrentがカーン・アカデミーの教育ビデオを配信するアプリを公開を含むブックマーク

オープンエデュケーション分野において大きな成功をあげ、Google の社会貢献プロジェクト Project 10 to the 100 にも選ばれた Khan Academy だが、BitTorrent と提携して教育ビデオを配信するアプリができたらしい。というか、BitTorrent がアプリスタジオを作っていたこと自体知らなかった。

さて、英語学習に関するブログエントリは今も昔もはてなブックマークで人気だが、そういうのでいきなりオープンコースウェアの動画を勧めるところはちょっと信用できない。英語が不得手な人がいきなり一流大学の講義にぶつかっていっても無茶だろうに。それよりカーン・アカデミーのほうがサイズ、内容的にも英語の学習に適していると思うのだけどね。

ネタ元は Slashdot

[][] 予算削減により削除されたBBCの172のウェブサイトをギークが3.99ドルで守る  予算削減により削除されたBBCの172のウェブサイトをギークが3.99ドルで守るを含むブックマーク

Boing BoingReadWriteWeb など各所で話題なっているが、BBC が予算削減のため172のウェブサイトを削除しちゃったのだけど、あるギーク(名前は分かってないみたい)がそのサイトコンテンツをざくっと取得して BitTorrent に放流したようだ。

3.99ドルというのはスタバのコーヒー一杯の値段とか。

これは BBC 自身に行ってほしいのだけどね。そういえば BBC にあるダグラス・アダムスのサイトも閉鎖とかいうニュースを少し前に読んだ覚えがあるのだが、それも今回のアーカイブに含まれるのだろうか。

[] オープンソースハードウェアの定義が遂にバージョン1.0に  オープンソースハードウェアの定義が遂にバージョン1.0にを含むブックマーク

ここでも何度も紹介しているが、オープンソースハードウェアの定義バージョン1.0が公開されたとのこと。

だからすぐに何が変わるという話ではないが、ワタシがずっと携わっているハードウェアハック雑誌 Make の盛り上がりと連動した話で、そういえば SlashdotArduino の成功に関するストーリーができていたが、この機運は続いてほしいところ。

次はロゴの選定があるみたいね。

2011-02-10

[][] WIRED VISIONブログ第83回公開(Wikipediaがプラットフォームになるのを妨げているもの)  WIRED VISIONブログ第83回公開(Wikipediaがプラットフォームになるのを妨げているもの)を含むブックマーク

WIRED VISION ブログに「Wikipediaがプラットフォームになるのを妨げているもの」を公開。

本当は Wikipedia にフォーカスした文章になるはずが、つかみで Facebook に触れ、しまいには Wikileaks に言及し、前回の「Wikiについて語るときに我々の語ること」とコインの裏表のような文章になってしまった(もちろん今回が裏)。

あと Wikipedia の構造化データについては、Software Design 2月号における中山浩太郎氏の「WikiエンジンMediaWiki入門 Wikipediaを支えるしくみ」で読んだ話を盛り込むつもりが忘れてしまった。それがないと、こうした取り組みをただしょぼいと言ってるだけに読めてしまう。これはまずかった。

Software Design (ソフトウェア デザイン) 2011年 02月号 [雑誌]

Software Design (ソフトウェア デザイン) 2011年 02月号 [雑誌]

[] GitHubに登録した情報からレジメを生成するGithub Résumé  GitHubに登録した情報からレジメを生成するGithub Résuméを含むブックマーク

Github Résumé だけどこれは面白いね。John Resig のツイートがきっかけとなり、GitHub に登録した情報からレジメを生成するジェネレータサービスを作っている。GitHub は FLOSS 開発者にとって名刺代わりになりつつある、という話を以前読んだ記憶があるが、なるほどと思う。

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ワタシの知った人を入れてみると、ただただしさん、宮川達彦さん、高橋征義さん、角征典さんといった感じになる。

東急ハンズ渋谷店にて「Make: in Hands」開催 東急ハンズ渋谷店にて「Make: in Hands」開催を含むブックマーク

来週から東急ハンズ渋谷店にて「Make: in Hands」が開催されるとのこと。東急ハンズはこうしたイベントにうってつけの場所だろうね。昨年秋の Make: Tokyo Meeting 06 に行きそびれた人は足を運んでみてはいかがだろうか。

そうそう、そのとき田村さんからお土産に Make: Electronics をいただいたのにこれまで取り上げてなかったので紹介しておく。お子さんをお持ちの親御さんもどうぞ。

[] ジェイク・シマブクロがTEDで披露した「ボヘミアン・ラプソディ」  ジェイク・シマブクロがTEDで披露した「ボヘミアン・ラプソディ」を含むブックマーク

こないだ書いた「日本の苗字を持った数少ない世界的なアーティスト」というと、Jake Shimabukuro も入るのだろうか。その彼が TED でクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」のカバーを披露している。YouTube にも動画があがっているので以下にはっておく(動画は10分あるが、最初の7分が演奏で、残りはロレックスのCM)。

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なんでこの曲かと思いきや、彼の最新アルバムに入ってるのね。

Peace Love Ukulele

Peace Love Ukulele

アイ・ラヴ・ウクレレ

アイ・ラヴ・ウクレレ

shosho 2011/02/13 17:56 「Languages: JavaScript (100%)」ってところにツッコミが必要だw

yomoyomoyomoyomo 2011/02/13 18:09 そうそう、他の人は適切な言語が出てるのにたださんはRubyと出ないのかなと思いましたねぇ。tDiaryも入ってないし。

2011-02-07

『ユリイカ』2011年2月号特集「ソーシャルネットワークの現在」を読んだ 『ユリイカ』2011年2月号特集「ソーシャルネットワークの現在」を読んだを含むブックマーク

『ユリイカ』2011年2月号の特集が「ソーシャルネットワークの現在」とのことで、2008年9月号の太宰治と坂口安吾の特集のとき以来、久しぶりに買ったぜ。

冒頭の小林弘人×濱野智史対談はいろいろ腑に落ちたが、少し違和感を覚えるところもあり、そこらへんをおいおい文章にできたらいいのだけど。あと濱野さんの痩せぶりは、『モテキ』藤本幸世のリアル版……は大げさだけど羨ましいな。

速水健朗さん(id:gotanda6)のユニークなインタフェース論、池田純一さんの映画『ソーシャル・ネットワーク』評も面白かった。特に後者は、創造性を特定個人の才能に基づく creativity とみるハリウッドは、ジョナサン・ジットレインが言うところの generativity としてのシリコンバレーの創造性を取り違えているという論旨は、あの映画に対する批判として納得いくものだった。

個人的にはさやわかさんの DOMMUNE 論、今井普さんの Pitchfork 論が、自分が追えてない話だけにとてもありがたかった。が、後者に関しては、今回の特集とは別の枠組において、もっと長い分量で読みたかったな。

以下余談だが、加野瀬未友さん(id:kanose)の黒船ネットサービス論で紹介されている大向一輝さん(id:i2k)の「昼のWeblog、夜のWeblog」論は今読んでも名文である。大向さんとは2008年秋にある宴席で御一緒したことがあり、それは SF 関係者の集まりだったので、ワタシの仕事を知っている大向さんを訝しく思ったものだ。失礼ながら当時ワタシは大向さんの名前を存じず、glucose の名前を出されて、ああ、あれを作られてる方かと認識したわけだが、それから結構経って氏が件の文章を書いたことに気付き、仰天したのを覚えている。

ワタシ自身は、この12年ばかりずっと夜だったわけだが。Alone in the dark.

Appleのティム・クックがゲイなのについて書くのはアリか?(ワタシは大きなお世話だと思う) Appleのティム・クックがゲイなのについて書くのはアリか?(ワタシは大きなお世話だと思う)を含むブックマーク

悪名高き Vallaywag(Gawker)の Meet Apple's New Boss, The Most Powerful Gay Man in Silicon Valley を受けて、技術系メディアが今や世界で最もセクシーな電化製品企業となったアップルの舵取りをするティム・クックのセクシャリティーを語るのを避けていることについて書いている。

……なんでそんなことをわざわざ書かなければならない? 大きなお世話ではないか。たとえばクック氏がセクシャルハラスメントなどの問題を起した場合は、それを報じる側はその話題に踏み込む必要もあるだろう。しかし、そうでない限り、ことさらにセクシャリティーに触れる必要はないではないか。当人がその話題について公にしていないならなおさらである。

[] Enterprise 2.0のパイオニアであるロス・メイフィールドがSocialtextからSlideShareに移籍  Enterprise 2.0のパイオニアであるロス・メイフィールドがSocialtextからSlideShareに移籍を含むブックマーク

ReadWriteWeb で知ったが、著名なブロガーであり、Socialtext の共同創始者にして前 CEO、現会長のロス・メイフィールドが Socialtext を離れ、SlideShare の副社長に転職する。

Thinking back, I'm most proud of our series of firsts. The first commercial wiki company, first to adapt the best of the social web for enterprises each year, bringing web oriented architecture and emerging standards like OpenSocial into the enterprise, SocialCalc as the first native Enterprise 2.0 application and the creation of a social layer across the enterprise.

A Letter from the Chairman - Ross Mayfield’s Weblog

ロス・メイフィールドが自賛する通り、Socialtext は企業向け Wiki をはじめとしていわゆる Enterprise 2.0 のパイオニアであった。とはいえ、業績的には苦しいものがあったはずで、苦労も多かったろう。その彼の移籍は一つの時代の終わりを感じさせる。

[] 今頃になってマイア・ヒラサワのことを知る  今頃になってマイア・ヒラサワのことを知るを含むブックマーク

wrong, rogue and booklog で今頃になって日系スウェーデン人シンガーソングライターのマイア・ヒラサワ(Maia Hirasawa)のことを知る。

これはなかなか魅力的ですな。あと彼女 Twitter では @maiahirasawa で日本語でツイートしてるのね。

「日本の苗字を持った数少ない世界的なアーティスト」となると、音楽の世界では Rachael Yamagata 以来かしら。

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この曲は聞き覚えがあるので、これが使われた CM を聞いたことがあったのだろう。

以下、彼女の所属する Razziarecords のチャンネルより数曲。

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先月日本向けのアルバムが出ている。

maia hirasawa

maia hirasawa

2011-02-03

[] YAMDAS更新(小谷野敦現代文学論争』)  YAMDAS更新(小谷野敦『現代文学論争』)を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録小谷野敦『現代文学論争』を追加。

現代文学論争 (筑摩選書)

現代文学論争 (筑摩選書)

半分ぐらい読んだところで、これはちょっと……と思いかけたが、後半は話題が時代的に近づくのもあって大分印象を戻した。

Google.orgの迷走に見る経営者としてのラリー・ペイジへの疑問 Google.orgの迷走に見る経営者としてのラリー・ペイジへの疑問を含むブックマーク

すごく面白いエントリなのにあまりブックマークされていないのが不思議である。

Google のフィランソロピー部門である Google.org についての New York Times の記事を紹介するものだが、正直 Google.org のことを忘れていたのでありがたかった。日本のネットメディアで最近 Google.org についての記事というと ITpro の記事くらいしかみかけない。

このエントリを読むと、Google.org の迷走を通したマネージメントの問題、企業文化の問題、そして人材の問題(この分野のキーだった副社長だったシェリル・サンドバーグは Facebook の COO になっちゃった)が浮き彫りになり、ラリー・ペイジが CEO で Google 大丈夫かね、と思えてくる。まぁ、ワタシのような凡才がとやかく言うのはおこがましい以外の何物でもないのだけど。

今春出るスティーブン・レヴィの新刊が Google の経営陣に深く切り込んでいれば面白いのだけどそれは無理かな。

「The Law of Success 2.0」に徳力基彦さん登場 「The Law of Success 2.0」に徳力基彦さん登場を含むブックマーク

「成功の法則2.0」と人間の多様性の証明で紹介した The Law of Success 2.0 プロジェクトに日本人が立て続けに登場している。

マザーハウス代表の山口絵理子、Agile Media Network 代表取締役の徳力基彦、そして HASUNA代表の白木夏子が成功についてインタビューを受けているが、個人的に注目なのはなんといっても徳力さんで、「成功」について『北斗の拳』のラオウの台詞をひいて説明していて受けた。ラオウが北斗神拳伝承者なら、徳力さんはスルー力、ツッコミ力と並ぶブロガー三大美徳の一つ「徳力」の正統伝承者だね!

TIME誌が著名人にユーザからの10個の質問をぶつけるインタビュー動画集 TIME誌が著名人にユーザからの10個の質問をぶつけるインタビュー動画集を含むブックマーク

調べものをしていて、TIME 誌が YouTube で著名人にユーザの10個の質問をぶつける TIME 10 Questions というのをやっているのを知る。

リストをみると全部で80を超える動画があり、"10 Questions for ..." と名前が定まってからも40以上もある。大体どれも5〜6分の長さで、10個の質問とフォーマットも決まっているのでただのインタビュー動画よりも見やすく理解しやすい。

TIME がやるだけあってインタビューイの顔ぶれは豪華で、いろんな分野の著名人が答えているが、映画、音楽などエンターテイメント関係が多い印象がある。

珍しいところでは、今月 Wikipedia 10周年の一環でジミー・ウェールズがインタビューを受けている。

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個人的には「ジュリアン・アサンジは Wiki という言葉の評判を落したと思いますか?」という質問が一番受けた。ウェールズの回答は「両者は無関係ですよ」という平凡なものだが。

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