・・・ニ○テンドーDSとかいうこしゃくなメカに「脳年齢55歳」と判定されちゃったけど、これからも強く生きていこうと思っている私がお送りする今夜の思いつきネタ(毎回思いつきだけど)です。
太宰治ベスト3いきます。
思うにこの方は、多感な年頃に出会って夢中になり、桜桃忌がいつか即座に答えられるような心酔派と、『人間失格』あたりでこりゃいかんと投げ出す拒絶派に分かれがちな小説家ではあるまいか。
私はそのどちらでもないのですが、今でも時々読むところをみるとキライではないようです(笑)。「生まれて、すいません」的なイメージに惹かれたわけではなく、まず単純に読み物として大変におもしろい。一体なんという珍妙なことを考えるのだろう、そして、何故こんなにいろいろなことがわかってしまうのだろう・・・なんてぼんやり考えるのも、乙なものです。
①『駆込み訴え』 人の心がめまぐるしく動くさまをこれほど鮮やかに、これほど切実に描いた小説を他に知らない。無駄なところが全然ない。すごい。見事。
・・・これは口述一気書きの修正なしだとどこかで読んだけど、ほんまかいな。
②『お伽草紙』 「惚れたが悪いか。」・・・痺れました。
可笑しいのに笑えない、ブラック・ワンダーランド。
③『皮膚と心』『トカトントン』『畜犬談』(同3位)
もうなんかね、薄気味悪いよ、あなた(笑)。女心わかりすぎ。
・・・ちなみに身近な心酔者である父親に聞いてみたところ、
①『津軽』②『人間失格』③『トカトントン』でした。
・・・いかにも、ですな。
よろしければ、皆さんの太宰体験を聞かせてほしいです。
(2007年11月25日記)
追記:年齢によって時期によって、好きなものがかわるようです。
今はこれが好き。
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