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Clear応援 「岡本ののか」

事前情報まったくなしの完全絵買いゲーム。

見た目とは裏腹に萌要素などほとんど無い(ぉ

いろんな意味で人間くさいお話。

精神状態がちょっとやられてるときにプレイするとダメージくらうかもw


■ストーリー
ある事情により生まれ故郷の島に戻ってきた主人公行野光一。

そこは普通の島とは何かが違う。昔からの言い伝えのようなものもある。

変わってしまった光一、変わらない島と光一を取り巻く仲間達。

幸せとは何か。人から好かれないよりも人を好きになれない方が不幸ではないのか。

いつか流せるだろう 完璧な涙を


結構長めかもしれません。プレイ時間は大体30時間くらいかな。

攻略キャラは5人いておおよそ共通するイベントは同じです。

といってもイベントを通じてどうこうというよりはキャラの設定に焦点を当てている感じ。

なのでどんなイベントがあったのかについてはあまり印象残らないかもしれない。

しいていうなら臨海学校くらいかな。

選択肢がいくつかあり、海開きのところでルートが固定されます。

攻略は特に難しくないはずです。


あとライターさんのせいなのか、主人公の設定上敢えてしているのかどうかわかりませんが

文章が無駄に遠まわしな言い方ですっきりしてません。

もっとわかりにくいところあったんですが写真はまぁ一例ってことでw

コレ見て嫌な予感した人はスルーがいいかも。


■キャラクター
〜メインキャラ〜
・行野無月
光一の妹。元はいとこで光一を追って島にやって来た。
多趣味だが飽きっぽい。朝が弱く暗いところが苦手。
優しかった自分の母のようになりたいと思っている。
キーワードは優しさ


・月村美姫
以前島に居た頃に付き合いのあった幼馴染。
雲を見るのが好きで、合気道の有段者。
妙にボランティア精神に溢れている。
キーワードは居場所


・岡本ののか
2年ほど前からの記憶が無い光一の祖父の家の住み込みメイドさん
ちょっとドジなところがあり一生懸命がモットー。
週末になると老人ホームを訪問する。人気者。
キーワードは生命


・本町春乃
しょっちゅう寝ている後輩。神社で巫女さんのバイトをしている。
幽霊を引き寄せやすい体質だが本人はそんなに気にしていない。
口癖は心の持ちよう。ののかと絵本部に所属。
キーワードは


・宮城野紗由
いっつもニコニコ元気に走る子。なぜか人形をいつも持っている。
本人は腹話術と言うが実際は・・・。
人に対して怒ることを知らない。
キーワードは


サブキャラも個々に書こうとしたけどあまりに多くて断念w
HPに出ている以外にも何人かいますが。
あと各ルートで共通なのは、個別に入って前半はそのキャラとセットのサブキャラの話。
サブキャラの話が終わってメインの話という構成が多いです。

そのためそのメインとサブ以外のキャラは途中から殆ど出なくなります。
とあるルートではしにがみのバラッドを彷彿させるキャラがいますがw

・主人公
ネタバレなのであまりかけませんがこいつは変人です。
根暗というか臆病というか。このゲームが合わないとしたらこいつが最大の原因でしょう。
主人公の設定としては3つほどあります。○が苦手。○が欠けている。○○を見る。
最後のは正直春乃ルートでしか関係ないですがw


■CGとか音楽とか
CGはかなり(・∀・)イイ!!と思う。

あと流血等結構キツイシーンがあるので(最たるものはリスト○ット)耐性ない人は注意。

音楽は・・・特に印象に残らない。というか挿入歌多すぎw

どれかひとつがまぁまぁの良作だったとは思うけどどれかわからない\(^o^)/オワタ


■システム
いくつか問題が(´・ω・`)
一つ目は起動時のタイトルロゴが出るところでなぜか飛ばせない。
毎回10秒ほど待たされることになります

二つ目はオプションでフルスクリーンに設定を変えても再起動し直すとウィンドウモードに戻る。
たいした問題ではないかもしれないけどやっぱり気になる。

三つ目はセーブした場面と同じ場所から再開できないこと
例えば選択肢でセーブしたとしても、再開するとその手前のキリのいい所からになる。
わかりやすく言うならゲーム内での日程の朝とか。

他にもロードしたわけでもないのにたまにメッセージログが消失しているとか
一部CGが見たわけでもないのに埋まるとか。

取りあえずこれ以外は問題なし(というかコレだけで十分問題かもなw)
とセーブ数が200とやたら多いw


■その他
容量が約6GBと半端ないですw正直どこにそんなに使ってるのか不明だが。

もう2Gくらい減らせられなかったのかな。

もうひとつ、プレイするなら国語辞典か電子辞書があったほうがいいかも。

というのも無駄に文学小説のような単語が出てくるので。

胡乱とか、とは言い条とか、友誼とか雷同とか。このへん快適さを失う要素になるかも。

辞書片手にゲームしたの初めてだよ・・・。

ちなみに全ルートクリア後にタイトルに「clear」ルートが出現します。


■まとめ
各キャラとも真の意味で普通の人ではなく、どの話もほぼその設定を活かし、かつ救えていると思います。

ただいくつか謎は残るんですがねぇ。誰それは結局どうなったのか、どうしてああなったのか。

まぁあんまり意味を求めても仕方ないのかもしれません。

自分はどちらかと言えば大きく矛盾を感じなければ些細なことはどうでもいいのでw

不満があるとすれば光一が泣く展開がルートによって唐突なところ。

clearルートをもう少し中身が欲しいところ。これくらいですかね。

攻略順は春乃>ののか>紗由>美姫>無月あたりがいいかも。好きなのはののか、紗由シナリオ。

美姫ルートを最初にやると主人公が泣いたその後について何もわからないと思うw

ご都合主義なところもあるけどやっぱり最後はハッピーエンドがいいよ。

正直春乃ルートの最後は(((( ;゚д゚)))アワワワワってなったしw

色々問題はあるけど自分的には大満足な作品でした。

【評価ランク:S-】

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