関西の古本事情

山本善行さんの「古本ソムリエの日記」がスタートし、関西関係の古本市の情報が日々わかるようになりました。どちらかというと、いままでは関東中心でしたが、これからは東西情報を知ることができる。これはいいことです。何といっても、関西に山本さんあり。

関東は「一箱古本市」(4/29)と「外市」(5/5-5/6)と続きますが、関西では4/26-4/30「四天王寺春の大古本祭り」が行われました。その様子は「古本ソムリエの日記」や「黌門客」に書かれています。

山本さん同様に、「黌門客」のhigonosukeさんもスゴイ「書痴ではなくて、書蠹。」です。本についての薀蓄も広く深いのです。このhigonosukeさんのブログ「四天王寺の古本市」を読んでいて、次のことを知りました。

この夏(七月二十五日〜二十九日)、ジュンク堂大阪本店で「第一回 新刊書と古書のコラボレーション」(特集・本に発見 大阪のおもろいとこ!)が開催されるというのを知る。「夕陽と夜景と古本と 大阪ベイエリア・ブックバザール」という企画も知る(ようやく)。第三回が六月下旬、第四回が八月下旬ですか……。

大阪もいろいろな企画を立案し実施する予定です。例えば、ジュンク堂の新本と古書のコラボレーションとはどういうものなのか。新刊書を取り扱う書店で古書を扱う、ちょっと気になる企画です。

これは東京の東京堂書店 ふくろう店のように、坪内祐三さんの棚や鹿島茂さんの棚、絶版文庫の棚などを店内配置したものなのか。また、これは聞いた話ですが、長野平安堂古書センターのような共同主催の古書の棚を設けてのコラボなのか。

どちらにしても、山本さんやhigonosukeさんのブログによって関西の書店と本の動きを逐次知ることができます。関西情報は山本さんだけでなく、新たに関西にhigonosukeさんあり、と付け加えておきます。