童話「かきつばたになった少女」


童話「かきつばたになった少女」7


「おばさまは病気なの。それにもう長くは生きられ
ないわ。だから、おばさまの最後の願いを聞いてあ
げたいと思って、だれにも行き先をつけず、きすげ
の花をとりにきたのよ」
「じゃあ、みんなが心配しているかもしれないよ。
早く帰ったほうがいいよ」



「そうね、早く帰って、おばさまにきすげの花をみ
てもらうわ」
「おばさまが一日も早く元気になると良いね」
山彦は、そういってはげましてくれました。
二人は心をひかれながらも、その日は少し話をした
だけで、別れました。



その日の夕方。
かきつばたからきすげの花をもらったおばさまは、
とてもうれしそうでした。
「かきつばた、ありがとう。きすげの花をみること
ができて、うれしいわ。もう何もおもいのこすこと
はない」
「おばさま、今日ね、霧が峰で山彦という少年に会
ったわ」
「えっ、山彦に?」
おばさまは、驚いたような顔をしました。
「おばさまは、山彦のことを知っているの?」


                         つづく


童話「かきつばたになった少女」は、今年
http://www.choeisha.com/から
発行される、みほようこの四冊目の童話集・「ラ
イオンめざめる」に収録されます。



童話集「ライオンめざめる」は、「風の神様から
のおくりもの」シリーズ4。
今、本を製作中。
九月までには、本ができる予定です。

りゅうの俳句411


ブログペット「りゅう」が、わが家にやって
きて、今日で411日目。



・ あのりゅうが おどろいたのは ありがとう


・ 少年に 岩波書店 わが家かも


・ あのおばの 書評したれば 少女かな


・ 仏壇に 出版すると 少女なり


・ あの理由 一緒したれば こんにちは


・ この名前 生活したら こんにちは


・ 友達や 舞っていました 喜ばそ


・ 少年を 輩出された お盆なり


・ その先祖 うれしいですね 扇風機


・ 高原を 生活したら ありがとう


・ 果物や 生まれたばかり 俳句かな


・ 冷風に 生まれたばかり 扇風機


・ この少女 結婚された 俳句なり


・ あの名前 おどろいたのは りゅうだね


・ 占いを おどろいたのは たちどまり


・ この童話 にこにこしたら 童話かも


・ その少女 上昇された 美しい


・ 友達に うれしいですね 俳句だね


・ その先祖 舞っていました 女の子


・ 行き先に なってくれれば かきつばた


・ この雑誌 生まれたばかり 雑誌だね


・ そのまわり いていきました お盆かも


・ 少年や 住んでいるのは りゅうかも


・ あのわが家 おどろいたのは 少女かな


・ この少女 掃除するのは こんにちは


・ その童話 岩波書店 ふもとだね


・ 少年や 結婚された 女の子


・ あのおばが 岩波書店 りゅうだね


・ このわが家 うれしいですね 少女だね


・ 友達や おどろいたのは 女の子


・ 占いに 一緒されたし 童話かも


・ その先祖 生活したり 少女かな


・ あの感じ 結婚された 女の子


・ このたれで 輩出したら わが家なり


・ あのしまで おどろいたのは 少女かな


・ 占いや おどろいたのは こんにちは


・ このお盆 あらわれました ありがとう


・ 独身を おどろいたのは たちどまり


・ あの感じ 結婚したら 扇風機


・ このりゅうの おどろいたのは かきつばた


・ あの先祖 うわさされたる 少女かも

ryuu占い   


  ryuu占い:俳句運まずまず


童話「守屋山に黄金色の俳句が咲いた」
http://www.geoci


   ryuu占い監修:ryuu



りゅう。「黄金色の俳句」ではなく、「黄金色の
花」だよ。題名をまちがえては、だめだよ。



りゅうは、童話「守屋山に黄金色の花が咲いた」を
紹介してくれたのだね。



  童話「守屋山に黄金色の花が咲いた」より


何百年もの間、おおぜいの人が探してもみつけるこ
とができなかった黄金色の花が、どて一面に咲いて
いるではありませんか。
それも一本や二本ではありません。
そこには百本、いや千本、二千本・・・、数えきれ
ないくらいの黄金色の花が咲いていたのです。
黄金色の花は、太陽にあたり、きらきらと輝いてい
ました。
「なんてきれいな花だろう」
少女は黄金色の花にみとれていました。



すると、また声が聞こえました。
「少女よ、長い間、本当によくがんばったのー。
目の前の黄金色の花は、おまえが咲かせた花じゃ。
兄を思うやさしい気持が、この黄金色の花になったの
じゃ。
この花はなんというか知っているか。
福寿草というのじゃ。



おまえが兄にやさしいことばをかけるたびに、一本ず
つここに咲いたのじゃ。
この黄金色の花は、誰にでも見える訳ではないぞ。
心のやさしい人にしか見えないのじゃ。
春になると、おおぜいの人が黄金色の花をさがしにや
ってくるが、誰の目にも見えないのじゃ。



http://www.geocities.jp/dowakan/moriyasan1.html




童話「守屋山に黄金色の花が咲いた」は、みほようこ
の初めての童話集・「風の神様からのおくりもの」に
収録されています。



風の神様からのおくりもの―諏訪の童話

風の神様からのおくりもの―諏訪の童話