星のメール


  星のメール2


「ほら、あそこにきらきら輝いて
いる明るい星があるだろ。
あれが金星だ。金星は、明けの明
星とか、宵の明星とかよばれてい
るのだよ」



「みてごらん。あそこにダブリュ
という文字にみえる星があるだろ。
あの星は、カシオペヤだよ」
おとうさんは、少女にいろいろな
星を教えてくれます。
少女は、おとうさんから星の話を
聞くのが、大好きでした。



夏休みのある日。
少女は、おとうさんと霧が峰高原
へ行きました。
その帰り、諏訪湖のほとりで、一
人の少年に会いました。


             つづく

昭和60年代の歌19


医者の夫と子供に囲まれ今は幸せと

   言ふ従姉妹に心安らぎぬ



夫や子の待つ中国に孤児の従姉妹は

   満ちたりし顔に帰り行きたり



母となりし頃に買ひし足踏みミシン

   ポータブルにして今も物縫ふ



ひと月も休むことなくヒムロ誌に

   歌稿寄せ来て四年過ぎたり

りゅうの俳句1245

・あの蝉で 話されたる 松葉なり


・この星の 動作されたし 力持ち


・この明を 話されたし おとうさん


・頑張りに 動作したれば 童話かな


・この柿の 推敲しては 梅雨かも