開善寺の早梅の精


   開善寺の早梅の精2


信州は、冬の寒さが厳しく、春の
訪れが遅い地です。
そんな中、開善寺の梅だけは、冬
至前後には花が咲きます。



貞宗は、時の帝・後醍醐天皇に、そ
の早梅を贈りました。
天皇はたいそう喜び、貞宗から贈
られた梅に、「信濃梅」と名づけま
した。
その梅は、「開善寺の早梅」として
有名になりました。



「開善寺の早梅」には、こんないい
つたえがあります。



今からおよそ四百六十年前。
甲斐の武田が、信濃にせめてきました。
そして、北信濃の更級に城を構える
村上と戦になりました。


             つづく



    昨日の分は、こちら。


http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090909#p1