新春・高専カンファレンス2012 in 東京 kosenconf-038tokyo に参加して

新春・高専カンファレンスを終えて

ブログを書くまでがカンファレンスです。
今回のカンファレンスは、東京で開催されたということもあり、全国からとても多くの方々が参加しました。二日間の参加人数は200人をこえたそうですね。

基調講演

「Design the Future ユメへ、ココカラ。クラウド世界の可能性」

日本マイクロソフトさんからアカデミックエヴァンジェリストの方が来て下さいました。みんな大好き()WindowsPhone7やそろそろでるんじゃないかWindows8に使われるMetroUIそしてKinektなどの、microsoftの製品から未来をデザインしよう!
microsoftが数年ごとに出している「Future Vision」というムービー、作った時点から10年後の未来を予想したものとなっています(Youtubeで探したらありました)。未来のデバイスはほぼすべてがタッチパネルですね。スマートフォンに移り変わっていくのでしょうか。家電にもコンピュータが入っています。すべての情報がネットワークを通じて入手できる時代を描いています(もちろん冷蔵庫の中身も)。
Kinectで操作するスケートボードなんかも紹介されていました。もしかしたら、Future Visionの中身は手の届かないような先進的な未来だったとしても、それは実は既存のテクノロジーを組み合わせれば実用的ではなくとも実現はできるかもしれないのです。そのためには、私達がクリエイティブになる必要があります。
そして重要な「テクニカルスキル」「ヒューマンスキル」「グローバルマインド」を手に入れて世界で勝負!あッこれは無理かも!


フリーダムプレゼンテーション

「音と数学で遊ぼう!」 リニアさん

音、440HzのAの音。ただのサインカーブだと時報そっくりの味気ない音ですが、倍音を加えていくと音色が変わっていきます。波の形は全く違うのに同じ「ラ」の高さの音に聞こえたり、音というのはとても奥深く不思議なものであるという事を実感しました。街なかの、ある一つの音をよく聞くのも面白いです。


「働くということ」 Arc Cosineさん

内容もすごかったですが手法もすごかったです。Operaを用いたプレゼンテーションでした。
「学校で学ぶ内容は社会に出たら役に立たない」という人がいます(工場見学の時に高専OBの方がおっしゃってました)が、それは間違いで「学校で学んだことを社会に出て役立たせることが出来なかったことの言い訳」なのです。高専は高等専門です。ここで学んだことを生かせない仕事なら、仮に普通高校を卒業していたとしてもできる仕事なのでしょう。僕は、そう有りたくはないと思います。
IE死ね


「ぷろこん!」 刹那さんと稚遊さん

夫婦カンファって使い古された手法ですよね。(ラブプラス的な意味で)
プロコンには、福井高専からは先輩方が参戦しましたね。
たしかに福井高専には「プロコン部」という名称の部活はなかった気がしますし、そもそもの知名度があまり高くないことから、参加への入り口が非常に見えづらい状況です。参加には技術が必要なことは認めますが、それ以前に興味をもってもらわないと始まらないわけです。しかし、観戦に技術は必要ありません。プロコン見ながら「ここはこうすればいいんじゃないか」「こんなアイデアはどうだろうか」などのアイデア出しなんかを授業でやったら面白いかと思います。
殺 伐 と し た 会 場


「開けられない缶詰 〜日本語から日本文化と世界を見る〜」

自衛隊の方々のエピソード。こんなことがあったんですね、知りませんでした。
日本人は必要以上に背景や場の空気というものを感じ取る民族だそうです。語らずとも伝わったり、同音異義語が多かったり。生まれた時から使ってきたものをこうやって見つめ直すのはあまり無いことだったので興味深いプレゼンでした。(テーマが高専カンファではあまりないものだったこともあって)


インタラクティブ・インタフェース in デンツーダイ」 野嶋琢也さん

A「電通大ってどんなところ?」
B「遠隔ディープキス」
A「ああ、あそこか」
では終わらない内容。今回はそれではない方面の紹介でした。例えば自分の手をコントローラーにしたシューティングゲーム、放り投げて空から地上を見るボール型カメラなどなど。技術は使う方向によって、生活を便利にするだけでなく、生活に楽しさをプラスすることもできるのですね。


ひとつひとつの感想を述べるのはこれまでにします。書いてると終わらないから……

高専カンファに参加すると、必ずといっていいほどモチベーションが上がっておまけに物欲がわく。これは困った。
まだまだ未完成のアレとかアレとかコレとかテンション上がってどんどん進む(きがする)


主な交通手段として新幹線を使いました。申し込むのが遅かったので夜行バスが使えなかったのです。新幹線に乗るのも初めてなら、大きな駅に行くのも初めてなのでとても緊張しました。りゅうのすけくんがいなかったらたぶんカンファには参加できませんでしたね。ありがとう!
そして念願のやぎにい&なっちゃんとのご対面!なんかもういろいろと言葉にできない!
玲様や、いけさんなど遠方のフォロワーさん達にも会うことができました。また、カンファで会ってフォローさせていただいた方もたくさんいます。結構な数の名刺を交換したと思います。手書きで申し訳ありませんでした。
さて、カンファレンスに参加するとカンファレンスを開催したくなってくるものです。僕だけでしょうか。いつか……という曖昧な表現しか今はできませんが、必ず福井で開催したいです!そして、さらに発表もいつかはしたいですね!
高専カンファレンスTwitterで活発に活動していない高専生にはなかなか知られない、情報系学科以外にはわかりづらい、そして初参加のハードルが高いという面があります。また、遠方での開催に参加するのは学生には難しいです。今回は交通費の援助がありましたが、毎回それがあるとも限りません。しかし高専カンファレンスに参加することによって得られるものは大きいです。僕の場合はモチベーションでしょうか。もっと知って欲しい、もっと参加して欲しい。そういった問題をいかに解決するのかも、僕は考えていきたいです。
今回のカンファレンスの実行委員、スタッフの方々、カンファレンスに楽しく参加させていただきました。このような場ではありますが、深くお礼いたします。ありがとうございました。参加された皆さん、またどこかで会いましょう!