日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

今日の日記(山口晃展を見た)

まずは勤務先に出社。昼前に出て、東横線から日比谷線に乗り継いで銀座。銀座で少々用足しの後、銀座一丁目から有楽町線で豊洲。仕事。4時半ぐらいには終わって、キリもいいので今日はこれで勤務終了とする。
銀座一丁目まで出て、徒歩で日本橋を渡って日本橋三越へ。山口晃展を見に行く。ほとんどは以前に買った作品集に出ている作品だが、やはり大きい実物で見ると「眺める楽しみ」がある。三越を描いた作品、六本木ヒルズの作品もあるけれど、それ以外の創作物含めて大変面白い。修了製作の作品もあって、それについている解説マンガで「ファインアートの連中はいい作品を作れば事足れりみたいにしてるけど受け入れられる見せ方ができてなんぼよね、でも鑑賞する側もいまだに印象派で止まってるしね」とか語っているのをニヤニヤしながら見ていたが、家に帰って改めて作品集を見ると、その作品の解説に「言質を取られるばかりで困りました。」と書いてあって、さらにニヤニヤ。
そのあたり、絵描きとしての自分の立ち位置とか、非常に自覚的な人なんだろう。しかしそれはともかく、作品が見て楽しいのです。確かな技術に裏打ちされた悪ふざけというか、この人の作品を見ていると、本職の人にこういうこと言うのもナンだと思うが、「あー、絵が描けるって楽しいだろうなあ」というワクワク感がある。特に『日清日露戦役擬画』とか、こういう方向性の事をノートの片隅に良く書いていたよなあ、こんなレベルで描けたらさぞ楽しかろうな、という。いろんな技法を使い分けて職人的な作品を生み出している山口晃氏は、今後どうなっていくんだろう?どういう方向性になっていくんだろう?という楽しみもある。
堪能して出て、隣でやっていた新潟の物産展を覗き、えごねりと筋子の粕漬を。他にも美味しそうなものが沢山あった。それから、三井タワーへ。グランドオープンと書いてあったが、先日訪問した時と何が変わったのか判らず。島根館に行って木次牛乳を購入し、地下鉄に乗る。ちょっとごにょごにょ、の後に渋谷で待ち合わせて、『烏LAKU』という店で焼き鳥を食う。焼き鳥が美味い。そぼろ丼が美味い。美味いんだけど、ちょっと高い。焼酎の品揃えは良いが、日本酒、焼酎とも値段高め。それから、道玄坂の途中にあるカラオケ館でカラオケをして帰宅した。