ダグラス・サーク・ナイト

●今夜も相変わらず編集。こう毎日編集ばかりしてるとさすがに気晴らしがしたいなあと思ってくるわけで、そんなときにちょうどboidのフリーペーパー「特集:ダグラス・サーク」がうちに届いた。欲しいなあと思いつつ、手に入れる暇がなかったのが、思いがけずある方のご好意で送っていただいた。非常にうれしい。
●というのも、サークのインタビュー集『サーク・オン・サーク』の発売に合わせて特集上映をやったりしないんですかと聞いてみたら、オールナイトをやるというので、詳細を教えてくださいと頼んでいたのだ。ありがたい。Webにはまだほとんど情報が出てないので、微力ながら宣伝を兼ねてフリーペーパーより転載。

ダグラス・サーク・ナイト』2月4日(土)開催!
23:30からオールナイトで3作品を上映! 青山真治監督によるトークイヴェント付!


【上映作品】
『人生の幻影』(1984年/スイス/53分/監督:ダニエル・シュミット/出演:ダグラス・サーク
『南の誘惑』(1937年/ドイツ/96分/監督:デトレフ・ジールク〔ダグラス・サーク〕)
『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』(1972年/西ドイツ/124分/監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
【場所】シネセゾン渋谷
【時間】23:30から上映開始(19:00整理券配布、23:15開場)
【料金】2500円(当日券のみ)
※『サーク・オン・サーク』を持参あるいは劇場窓口で購入した方は2300円


●『人生の幻影』は、11/25の日記でちょっと触れた、ぼくがファスビンダー同様に執着している監督によるサークのインタビュー映画。『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』は、8/29の日記にも書いたけど、ぼくがファスビンダーに対して「尋常でない関心」を持つきっかけになった作品。
●だからこのセレクションはうれしいのだけど、サーク作品は1本だけなんだな。ハリウッド時代の作品とか見たいのに。


●それから、「boid paper」と一緒に送っていただいた(ありがとうございます)『STUDIO VOICE』の最新号「特集:写真の基礎知識」をパラパラめくっていたら、ロレッタ・ルックス(12/18の日記参照)って、写真一枚を仕上げるのに3ヶ月を費やすことも珍しくないらしい。それって絵画より制作時間かかってるんじゃないの? これはやはり写真というより絵画というべきだよなあ。