星新一 一〇〇一話をつくった人

星新一〈上〉―一〇〇一話をつくった人 (新潮文庫)

星新一〈上〉―一〇〇一話をつくった人 (新潮文庫)

星新一〈下〉―一〇〇一話をつくった人 (新潮文庫)

星新一〈下〉―一〇〇一話をつくった人 (新潮文庫)

帽子
パッカードと骸骨
熔けた鉄澄んだ空
解放の時代
空白の六年間
円盤と宝石
ボッコちゃん
バイロン卿の夢
思索販売業
あのころの未来
頭の大きなロボット
カウントダウン一〇〇一編
東京に原爆を!
鍵


 星さんのショートショートには、作者個人を意識するような「におい」がほとんど存在しない。


 でもそれは、作者の個性や人生が薄いことを意味しているのではなく、非常に濃いからこそ、あえて作品にはその濃さを反映させないようにしていたんだとわかった。



 こういう人で、こういう人生を歩んできたからこそ、あの非常に透明度の高いショートショートを生み出すことができたんだなぁ。


 
ショートショートの苦悩】【タモリ】【小説の時代性】 

われら銀河をググるべきや

アメリカ最大の産業は、自動車でも軍事でもなく
われら銀河をググるべきや(その00)
GGG(その06)ラファイエットの子供たち、もしくは新たなるTweegle千年紀を礼讃してみること
GGG(その07)「世界’を我が手に!」
GGG(その10)スキャナーに生き甲斐はある、もしくはグーグル書籍サーチにちゃんと対抗する方法
GGG(その13)絶版郷便り、あるいは書物アポトーシスについて
GGG(その14)ペンギン、プロ野球、および諸文明の“生産性”について
GGG(その16)委員長から一言
GGG(その21)“事実ゼロ”の彼方へ

SF作家が、妄想をぶちまけるとこんな事になるという本。

 たしかに面白いんだけど、話半分に聞いたほがいいなぁ。


SETI@home の図書スキャン版みたいな話しは実現可能性が高そうだけど。