電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

「銀幕版スシ王子!〜ニューヨークへ行く」

堤幸彦監督。今は亡き自然流琉球唐手の師匠・武留守リリーの声に導かれ、シャリの達人の元で修行すべく米寿司(まいずつかさ、堂本光一)はNYに降り立つ。エンターメント化した怪しいSUSHIバーを探すうち、関西人ハルキ(伊原剛志)、用心棒の稲子(釈由美子)らが集まる本物の寿司屋「八十八」の俵源五郎(北大路欣也)に出会う…。元のドラマは未見。NYのエンターテイメント化した寿司、空手の絡め方、米へのこだわりと色々と設定的には面白いんだけど、出来上がった映画はまるで面白くない。アクションはカメラとCGで誤摩化すだけの学芸会レベル。釈由美子は「修羅雪姫」(アクション監督はドニー・イェン)を見るとアクションもかなりいけると思うが、今回、体がまるで動いていない。寿司も江戸前にこだわると言いながら、いい加減なものばかり。出来上がった寿司がまるで美しくないのが一番駄目なところ。初日だというのに1/10も入ってないガラガラ状態。堂本光一や中丸雄一のジャニーズ人気だけでは客が入らないか?
http://www.sushi-movie.com/

「大いなる陰謀」- Lions for Lambs -

ロバート・レッドフォード監督。ワシントンD.C.、野心的な上院議員アーヴィング(トム・クルーズ)は、ニュース番組ジャーナリストのロス(メリル・ストリープ)にアフガンでの新戦略情報を流す。同時刻カリフォルニア、大学教授マレー(ロバート・レッドフォード)は、無気力な生徒トッド(アンドリュー・ガーフィールド)との面接に望む。同時刻アフガニスタン、マレーの教え子のアーリアン(デレク・ルーク)とアーネスト(マイケル・ペーニャ)は、アーヴィングが仕掛けた新戦略により戦地へ向かう…。政治的信条は共感出来るし、語っている事は真っ当な内容だけど、映画にするには工夫が足りない。戦地以外では、延々と二人同士の会話が繰り広げられるばかり。語っている内容はかなり面白いのだけど、映画よりは違う表現手段が似合う。これだけのメンバーが集められるならもっと面白い映画に出来たのに。非常に残念。原題「Lions for Lambs」は第一次世界大戦でドイツ軍将軍が、英国軍を"愚かな羊たちに率いられた勇敢なライオン"と語った事に由来するらしい(史実?)。
http://movies.foxjapan.com/ooinaru/