電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

「エンド・オブ・キングダム」- London had Fallen-

ババク・ナジャフィ監督。シークレットサービスのマイク(ジェラルド・バトラー)は退職を考えていたが、英国首相が突然死去、アッシャー米国大統領(アーロン・エッカート)もロンドンの葬儀へ向かう事になりマイクも同行する。厳重な警備を行うマイクだが各国首相が次々と暗殺され、米国大統領も狙われる…。「エンド・オブ・ホワイトハウス」(id:zom-1:20130611#p1)の続編、2年後の話。セキュリティの無茶な甘さは前作の10倍、各国首脳は警備ほとんど無しで楽々と殺されまくり。各国の首相はそれぞれの個性ある殺され方。特に日本の首相は酷い。米国だけしぶとく生き残りドンパチな話としてみればまあまあだけど、米国至上主義な正義はどーなのという疑問もかなりある。魅力的な敵がいないのも難点。殺される各国首相はG7だし、G7に合わせた公開なのか、これ??
http://end-of-kingdom.com

「マクベス」-Macbeth-

ジャスティン・カーゼル監督、ウィリアム・シェイクスピア原作。ダンカン王の部下、マクベス(マイケル・ファスベンダー)は子供を失い、夫人(マリオン・コティヤール)とともに悲しみに暮れていたが戦では勝利。その荒野で怪しい三人の女に謎の言葉をかけられる。その言葉通りにコーダーの領主となったマクベスは、ダンカン王の暗殺を考えるが…。まあマクベスとしてはちゃんとしているけど、ふつーにマクベスで取り立てていい所もない印象。この話は物語以外に映像とか俳優とか演出とかに凝らないとイマイチになる気がする(原作のオチもなんか叙述ミステリ的なオチだし)。撮影がスコットランドで、空気感はなんかいい。あと、三人の魔女のキャラが面白いのだけど、あれはどういう意図なんだろうか。まあその位か。「マクベス」で個人的には一番良かったのは「蜘蛛巣城」。
http://macbeth-movie.jp