「斉木楠雄のΨ難」

福田雄一監督、麻生周一原作。生まれながらに強い超能力を持つ斉木楠雄(山崎賢人)はその力を隠し平凡に暮らそうとしていたが、周囲には妄想美女の照橋心美(橋本環奈)、バカすぎて思考が読めない燃堂力(新井浩文)、中二病の海藤瞬(吉沢亮)、熱血学級委員の灰呂杵志(笠原秀幸)、元暴走族の窪谷須亜蓮(賀来賢人)たち変人が集まる。そして、文化祭が近くが…。原作未読、アニメちょっと見ているぐらい。全体にかなり子供向きのギャグの連続だけど、そのネタは福田雄一によく合っていて世界に浸れればそれなりに面白い。橋本環奈の心美はまあ合ってるけど、随分と色物になってしまったなという感じ。これからどういう方向に行くのか心配。福田雄一作品の常連、佐藤二朗やムロツヨシは出番少ない。
http://saikikusuo-movie.jp/

「先生！ 、、、好きになってもいいですか？」

三木孝浩監督、岡田麿里脚本、河原和音原作。弓道部の女子高生・島田響(広瀬すず)、友人の浩介(竜星涼)は島田先生(八木亜希子)を、千草恵(森川葵)は関矢先生(中村倫也)に思いを寄せるが、響は世界史教師・伊藤貢作(生田斗真)に恋していく…。監督、原作のコンビは「青空エール」(id:zom-1:20160821#p1)と同じで、さらに岡田麿里が脚本とスタッフはなかなかなんだが、予告編からは不安しか感じなかった。三木孝浩のふわっとした逆光映像はなかなか美しいのだけど、エピソードはイマイチの連続。文化祭、ウェディングドレスとまったく面白みがない。これは原作のせいなのか脚本のせいなのかちょっと不明。
http://wwws.warnerbros.co.jp/sensei/