高田修三の空想科学雑談

高田修三が、幾分か科学的に、好き勝手空想する。

なぜこれほど技術が発展したのに労働時間は減らないのか?

日々技術は進歩している
特にIT関係の進歩は著しいものがある。
コンピューターの性能は10年前に比べれば、数倍いや10倍以上になっているだろう。
それなのに10年前に10時間働いていた人が今は1時間働くだけでよくなっているかというと、決してそんなことはない。相変わらず10時間働いている。
なぜ僕らはサボれないのか?僕らが手にすべきはずだった安息や幸福は一体どこに消えてしまったのだろうか?それを今から考えていこうと思う。

理由1:技術革新の恩恵を受けていない分野がある。

IT技術の発達はもはや言うまでもないほどすさまじいほどの進歩を遂げているが、それ以外の技術や業界ではどうだろうか?
僕は現在、工場の現場で働いているが、いまだに旋盤を人間が手作業で物を作っていることろがある。旋盤などというものは戦前からあったものである。これれでは生産性は戦前とあまり変わっていないのではないだろうか。
他にも小売りや外食などは、相変わらず人間が対面でサービスをするのでITみたいに飛躍的に生産性を向上させるのが難しいのではないのだろうか

対策:生産性の向上を目指しにくい会社、はたまた業界から抜け出す

理由2:確かに技術は進歩し所得も増えたが、その分消費も増えてしまった。

産業革命によって飛躍的に生産性は向上した。
しかしその時代の人々は、自動車もエアコンも冷蔵庫もパソコンも所有していなかった。家ももっと今よりもぼろかっただろう。
生産性が向上してもせっかく所得が増えても、消費が増えてしまったら、そのお金を稼ぐために結局長時間働かなければならないのだ。
それが嫌なので僕は自動車を所有していない。電動自転車で充分だ

対策:とにかく節約、ローンなども極力組まない。組んだ瞬間に足元に鎖をはめられるものと思え!

理由3:そもそも技術が進歩して大きくなったパイが全員に行き渡っていない。

技術が進歩する→生産性が向上する→パイが大きくなる→そのパイが全員に行き渡る→働かなくてもよくなる という流れになってはいないのではないだろうか?
技術が進歩したら、その技術を進歩させた人間が大きくなったパイのほとんどを独占してしまっているのではないだろうか?エジソン、ウィンドウズを開発したビルゲイツ、iphonやipadを生み出したapple、革命的な検索エンジンを生み出したgoogleなど。彼らは莫大な資産を持っている。

対策:累進課税の強化を訴える

理由4:今している仕事は実は「必要な仕事」じゃない

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!「一生懸命仕事をしていたら実はその仕事は必要な仕事じゃなかった」な、なにを言っているかわからねえと思うが、俺も【以下略】・・とジョジョの奇妙な冒険のポルナレフの名ゼリフ並のカオスな状況なのが今の日本だ。

必要ではない仕事。その代表例がなんといっても公共事業だろう。誰が使用するかもわからない空港道路ダムその他の建築物。なぜこんなものが生み出されてしまったのだろうか?それは雇用を守るためである。そのために「無理やり創り出された仕事」なのである。
他にもある。窓際族という言葉を聞いたことがあるだろう。会社にとって役に立たないが首にもせず、会社の隅っこに追いやられている人々の事である。彼らのやっている仕事も必要のない仕事である。僕の親戚で、バリバリ会社の最前線で働いていたが、58歳の時に脳梗塞になり、後遺症が残ったために窓際に追いやられた人がいる。彼は、誰にでもできそうな、何の役に立つ変わらない仕事を押し付けられることになった。結局その仕事定年を迎えるまでやることになった。
そして製造業で工場現場自体が単に雇用を守るためにしか意味をなさないという意見もある。
参照→工場を日本に残す意味はホントにあるの?
実はこの国はほとんどは無駄な仕事で占められているのではないのだろうか?
穴を掘ってその穴を埋めてまたその穴を掘って・・・
なぜこんな負のループが生まれてしまったのか?それは雇用を守るためだった。
ではこの仕事が無くなったら雇用が無くなってしまう。どうすればいいのか?

対策:ベーシックインカムの導入。労働と所得を分けて考えよう。

以上が僕が考えた内容である。みなさんのご意見ご感想をお待ちしております。